1942年後半〜1943年:マリアナ諸島を巡る戦い
1. 戦略的背景
• 沖縄沖海戦で敗北した米国は、太平洋正面での侵攻能力を一時的に喪失。
• しかし、ハワイ・トラックを拠点とする補給網は維持しており、「次なる跳躍点」とし
て マリアナ諸島 を選定。
• ここを制圧すれば、日本本土やフィリピンへの長距離爆撃が可能になるため、米国に
とって戦略的価値は極めて高かった。
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2. 日本の防衛方針
• 日本皇国は「マリアナを失えば本土が危険に晒される」と認識。
• 陸軍は精鋭師団をグアム・サイパンに投入し、海軍は空母を中心に再編成。
• マリアナは「絶対国防圏」と位置づけられ、南方資源地帯からの補給線を死守する方針
が固められた。
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3. 第一段階:マリアナ沖航空戦
• 1942年末、米空母部隊がマリアナに接近。日本は全機動部隊を投入し、海空戦が展開。
• 日本は空母戦術の熟練度で優位を保ち、米空母2隻を撃沈するも、自軍も翔鶴・瑞鶴が
損傷。
• 決定的勝利には至らず、両軍は持久戦に突入。
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4. 第二段階:グアム・サイパンの地上戦
• 1943年前半、米軍はグアム・サイパンに強行上陸。
• 日本軍守備隊は激烈に抵抗し、島嶼戦は数ヶ月に及ぶ消耗戦へ。
• 米軍は補給に苦しみ、海上輸送船団が日本潜水艦の襲撃で大打撃を受ける。
• 結果、米軍はサイパン占領に失敗し、撤退を余儀なくされた。
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5. 第三段階:長期消耗戦
• 以降1年以上にわたり、マリアナ周辺では 空母戦・海戦・潜水艦作戦・ゲリラ戦 が断続
的に続いた。
• 日本は熟練搭乗員を大量に失い、補充兵の質は低下。
• 米国は空母損失を造船力で補うが、戦局は停滞し、消耗の色合いを強めていった。
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6. 戦略的影響
• 米国は消耗しつつも、最終的にマリアナを奪えなかった。
• 日本は戦略的優位を一時維持するも、人的資源・熟練兵力の損失が後々深刻な影響を残
す。
• 太平洋戦線は決定打を欠いたまま、長期消耗戦へと移行。
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まとめ
• 史実のソロモン・ガダルカナル戦に相当する戦いが、マリアナ諸島を巡って展開。
• 日本は守備に成功しつつも、空母搭乗員や潜水艦戦力を消耗。
• 米国は物量を注ぎ込むが決定的勝利を得られず、戦局は膠着状態に陥る。




