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1930年代の世界情勢

1. 欧州 ― 独伊ファシズムの台頭

ドイツ

• ロンドン条約による屈辱と賠償に加え、米国恐慌での輸出市場崩壊が追い打ち。

• 国内で民族主義・復讐主義が高揚。

• 1933年:新体制が成立、ファシズム独裁政権が誕生。

• 「ロンドン体制打破」「失地回復」「中華民国との連携」が政策の三本柱。

• 軍備拡張を密かに推進し、航空機・戦車技術は米国・中華民国市場から資金調達。

イタリア

• 1920年代半ばにファシズム政権成立。

• 地中海・アフリカへの拡張を掲げるが、英仏と衝突。

• ドイツと接近し「枢軸」的な協力関係を強化。

• 日英と敵対的な姿勢を鮮明にする。

フランス

• ロンドン体制において「二流扱い」され続けた屈辱から、政治は右傾化と左派分裂で不

安定。

• ドイツへの恐怖は強いが、英日に対する不満も拭えず、「二重の孤立」状態。

• 内政混乱のため国際政治で主導権を握れない。

英国

• 依然として欧州の調停者。

• 日本皇国との同盟を維持し、「ロンドン体制」の防衛を最優先とする。

• 大陸干渉には消極的だが、独伊の膨張に対抗するため次第に再軍備を開始。

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2. アジア ― 中華民国のファシズム化

中華民国(南京政府)

• 丁巳革命(1917)以来の軍閥的政権が、1930年代初頭に統合される。

• 経済的にはドイツ資本・軍事顧問団に依存。

• 政治的には「民族復興」「反英日」を掲げる独裁体制を樹立。

• 1934年頃、実質的に「アジアのファシズム国家」として確立。

• 外交方針:

1. 英日支配下の南明・北清の奪還。

2. 米国との連携による「体制外ブロック」形成。

3. ドイツ・イタリアとの提携(後の独伊中三国同盟)。

南明・北清

• 南明(広州政府):英日の強力な保護下で存続。模範的な「協商派中華」。

• 北清(満州清朝):日本の徹底的な傀儡。軍事拠点として日ソの間の前線基地となる。

• 両者は中華民国の敵対心を引きつける存在。

日本皇国

• 1930年代は内政安定と経済成長が続く。

• 東南アジア・南洋を中心に植民地経営を強化し、国力は史実以上。

• 中華民国の台頭に備え、南明・北清を防波堤に整備。

• 英国と協調しつつも、「アジアの安全保障は日本が担う」という自負を固めていく。

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3. 米国 ― 孤立と反英日接近

• 恐慌後の復興は遅れ、途上国的状況が続く。

• 「英日に見捨てられた」という国民感情が反英日姿勢を強める。

• 政治的には孤立主義だが、裏ではドイツ・中華民国と接触し始める。

• 「反英日ブロック」の一角として利用されるが、大国的役割は果たせない。

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4. ソ連

• スターリン体制が確立。

• 表向きは「反帝国主義」を掲げ、中華民国や米国の急進派に工作を行う。

• しかしイデオロギー的には独伊中と相容れず、独自路線を堅持。

• 日本との対立は満州・モンゴル方面で徐々に激化。

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5. 国際構造(1930年代後半)

• 英日主導の「ロンドン体制」

• 英国、日本皇国、フランス(消極的参加)、南明・北清。

• 反ロンドン体制(ファシズム・体制外勢力)

• ドイツ、イタリア、中華民国、米国(準同盟的立場)。

• 第三勢力

• ソ連(独自路線、状況により両陣営と対立・接近を繰り返す)。

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まとめ

1930年代の世界は、

• 欧州では 独伊ファシズム が台頭し、英日主導体制を挑戦。

• アジアでは 中華民国がファシズム国家化 し、英日支配に挑戦。

• 米国は弱体ながらも「反英日ブロック」に引き込まれる。

• ソ連は第三勢力として揺れ動く。

つまり史実の「独伊日 vs. 英仏ソ米」とは逆に、

独伊中米 vs. 英日仏南明北清

という構図で第二次大戦へと突入していく下地が整った形です。

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― 新着の感想 ―
両方とも途上国である米国、中華民国からドイツは、それほど有効な資金調達ができたでしょうか? 疑問です。 米国は恐慌直後ですし、中華民国にいたっては、史実の1/3の経済規模です。
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