北米内戦と米国独立(1918〜1922)
1. 背景:独立派と残留派の対立
19世紀を通じて、北米では 英連邦残留派 が多数を占めており、自治領として安定。
しかし、奴隷制廃止後も南部や西部には 反英・反中央の不満層 が根強く存在。
独立派は地下で活動を続けていたが、第一次世界大戦中にドイツの煽動・宣伝・資金援
助を受け、勢力を拡大。
2. 独立派の蜂起(1918)
大陸での戦争が終盤に差し掛かった頃、北米各地で 独立派が一斉に蜂起。
これが 「第二次北米独立戦争」 の始まり。
英軍・カナダ軍・日本派遣軍は直ちに介入し、主要都市(ニューヨーク、ボストン、シ
カゴ)を確保。
しかし南部・中西部では独立派の勢力が拡大し、長期内戦に突入する。
3. 内戦の展開(1919〜1921)
構図は以下の通り:
残留派(英連邦派):英軍・カナダ義勇軍・日本派遣軍の支援を受け、東部・五大湖・
カナダ国境を掌握。
独立派:南部と西部を中心に、農民・移民・都市労働者を動員。ドイツから武器援助を
受け、ゲリラ戦を展開。
主要戦闘
ニューオーリンズ会戦(1919 ):独立派が勝利、ミシシッピ川下流を制圧。
五大湖戦役(1920 ):日本派遣軍とカナダ軍が協力して独立派を撃退、シカゴを確保。
ワシントン攻防戦(1921 ):残留派が首都を死守したが、戦局は膠着。
4. 英日の介入と撤退
英国はシベリア出兵のごとく北米に大規模軍を投入したが、戦費と世論の反発で疲弊。
日本も兵を派遣したが、長期駐留による損耗が増え、国民的反発が高まる。
最終的に、英日両国は 「北米を抱え込む余力はない」 と判断し、撤退を決断。
5. 独立の達成(1922)
内戦が続く中で、英本国と独立派の間に講和交渉が行われ、北米の完全独立が承認され
る。
新国家「アメリカ合衆国」が成立するが、その姿は史実とは大きく異なっていた。
6. 独立の代償
国土の荒廃:鉄道網・農地・都市の多くが破壊され、人口も激減。
経済的没落:英連邦経済圏から切り離され、主要な貿易相手を失う。
国際的孤立:列強からは「不安定な途上国」とみなされ、影響力は極小。
新国家は「独立を勝ち取った」という誇りを持ちながらも、実態は 疲弊した中南米諸国
に近い立場でスタートした。
7. 歴史的意義
米国は史実のような超大国にならず、独立直後から途上国化。
北米内戦は「西半球のロシア内戦」と呼ばれ、国際的な介入・撤退劇を生んだ。
英日両国にとっては「大陸に深入りすべきでない」という教訓を残す。
米国のナショナリズムは逆に強化され、「復興と復讐」の夢 が20世紀の政治を左右して
いく。
まとめると、この世界では米国の独立は 血と瓦礫の中で達成された“代償の大きすぎる勝
利” になり、国際秩序から取り残されることになります。




