1600年代の北米
1. 大枠の国際情勢
• スペイン帝国
• 中南米・メキシコ・カリブを支配。
• しかし日西戦争(1589年以降)でフィリピンを失い、太平洋航路(メキシコ〜マニラ)
に深刻な打撃。
• 結果、北米西岸の植民は大きく遅れる。
• 北米での存在感は「フロリダとメキシコ湾岸」に限定。
• フランス王国
• カナダ(ケベック、モントリオール)と五大湖周辺に進出。
• 先住民(アルゴンキン、ヒューロンなど)と毛皮貿易の同盟を築く。
• アジアでは日本皇国に圧迫され、北米に注力する構図が強化される。
• イングランド(後の大英帝国)
• 東海岸にヴァージニア(1607)、プリマス(1620)を建設。
• 17世紀半ばにはニューイングランド・中部植民地・南部植民地の基盤を整える。
• 日本皇国との同盟関係により、スペインやオランダに背後を突かれにくく、植民事業は
史実より安定。
• 「北米=英の勢力圏」となる傾向が早期に確立。
• 日本皇国
• 直接の北米進出はまだない。
• ただし英国との同盟を通じて「新大陸の情報・産物」(タバコ・毛皮・砂糖など)が国
内に流入。
• また、フィリピンを得て太平洋航路の起点を持ったため、長期的には北米西岸への進出
可能性を抱える。
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2. 北米の勢力分布(17世紀)
• 東岸
• 英国が優勢。13植民地の萌芽が形成される。
• 北部(カナダ〜五大湖)
• フランスが毛皮交易圏を拡大。イロコイ連邦との対立が続く。
• 南部(フロリダ・メキシコ湾)
• スペインが残存。だが経済力が弱まり、英仏に押されている。
• 西岸(カリフォルニア以北)
• 依然として「空白地帯」。
• スペインの進出は史実より遅れ、日本皇国が17世紀末以降に触手を伸ばす余地が大き
い。
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3. 先住民社会の変容
• 火器・鉄器の流入
• 英仏との交易で銃器や金属製品が流入し、部族間戦争が激化。
• 交易同盟
• フランス:アルゴンキン系・ヒューロンと同盟。
• 英国:イロコイ連邦と同盟。
• この対立は「ビーバー戦争」として拡大。
• 日本皇国の影響
• 直接交易はまだないが、英国経由で「武士団がインディアン戦法を研究する」といった
文化的交流の芽が出始める可能性あり。
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4. 英国・日本皇国の関係と北米
• 英国:大西洋植民地を拡張。
• 日本皇国:アジア・インド洋に集中。
• 両者の関係は tacit に「棲み分け」される。
• 北米=英国の領分。
• 東アジア・東南アジア=日本皇国の領分。
• ただし日本皇国は「太平洋横断航路」を視野に入れ、カリフォルニアやアラスカ沿岸を
探査する可能性が出てくる。
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5. 世界史的意義
• スペインの後退 → 北米は「英仏二強時代」へ早期移行。
• 英国は日本皇国の援護で植民地建設を安定化、将来の「北米大英帝国支配」を強める。
• フランスはカナダで勢力を維持するが、アジアでの敗退が植民地競争に影響。
• 日本皇国は直接関与しないが、英国を通じて新大陸と「間接的に繋がる」時代に。
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まとめ
1600年代の北米は、
• スペインの弱体化と後退
• 英仏による二極構造の形成
• 日本皇国は直接関与せずとも影響を及ぼし始める
という特徴を持つ。
東岸=英、北部=仏、南部=西、太平洋岸=空白。
この「空白」が、日本皇国が17~18世紀に関与できる余地を残すことになります。




