2070年代の南米
1. 全体像
南米は、連合国(日本・英国を中心とする秩序) と G–CIS(旧ナチス帝国の後継体制)
の双方が影響力を競う地域です。
米国が没落したため、史実以上に「大陸 vs 海洋(連合国)」の代理戦争的な色彩が濃厚
になっています。
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2. 親G–CIS寄りの国々
アルゼンチン
• ドイツ系移民と親独的伝統のため、戦後も親G–CISの立場を保持。
• 農産物輸出(牛肉・小麦)をG–CIS向けに拡大し、「南米における大陸勢力の拠点」。
• 連合国からは常に「不安定の震源地」と見なされる。
チリ
• 銅・リチウムなど戦略鉱物をG–CISに輸出。
• 太平洋に面しているため、連合国との接触も避けられず、二重外交を展開。
• 地政学的に揺れる小規模親独国家。
パラグアイ
• 移民社会の影響で親独色が強く、アルゼンチンに追随。
• 国際的な存在感は小さいが、大陸勢力の象徴的同盟国。
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3. 親連合国寄りの国々
ブラジル
• 英国との結びつきが伝統的に強く、戦後は日本の投資を受けて発展。
• 南米最大の人口・経済規模を持つ「連合国の砦」。
• 2070年代には工業化と多民族統合が進み、アルゼンチンとの対立で南米政治を主導。
ペルー・ボリビア
• 鉱物資源輸出(銀・リチウム・天然ガスなど)で連合国経済圏に組み込まれる。
• 日本・カリフォルニア共和国からのインフラ投資で発展。
コロンビア・ベネズエラ
• カリブ海の戦略地帯に位置し、キューバ(日本軍駐留)の影響圏にある。
• 石油・鉱産物を連合国に輸出。
• 不安定な要素もあるが、戦略的には「北南米の連合国拠点」。
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4. 中立的・緩衝的な国々
ウルグアイ
• アルゼンチンとブラジルの対立の狭間で中立を維持。
• 南米における国際会議の開催地となり、「外交都市」として機能。
エクアドル
• 小規模国家であり、連合国・G–CIS双方と取引。
• 二重外交で生き延びる「現実主義の国」。
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5. 地域秩序の特徴
• 冷戦的構造:「ブラジル(親連合国)」 vs 「アルゼンチン(親G–CIS)」が南米の二
極を形成。
• 代理戦争の舞台:
・中央アジアで消耗するG–CISにとって、南米は「資源補給地」かつ「連合国の裏庭を揺
さぶる場所」。
・連合国にとっては「背後の安定を確保すべき地域」。
• 国際的役割:
・連合国にとって、南米は「太平洋・大西洋秩序の延長線」。
・G–CISにとっては「まだ切り崩せる可能性の残る大陸」。
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総括
2070年代の南米は、
• ブラジル=連合国の砦
• アルゼンチン=G–CISの拠点
• チリ・パラグアイ=親G–CIS的な衛星国
• ペルー・コロンビア・ベネズエラ=資源供給地として連合国に統合
• ウルグアイ・エクアドル=中立的緩衝国家
という形で、まさに「南米版冷戦」を体現しています。




