2070年代の中華民国
1. 国家の位置づけ
• 首都:重慶
沿岸部を南明・北清・日本皇国に奪われた結果、内陸に閉じ込められた「大陸の孤立
国家」。
山岳と河川に守られた重慶は、日本の海洋勢力の影響を受けにくく、防衛には適して
いるが、経済的には閉鎖的にならざるを得ない。
• 国是:「中国統一」
現実には不可能に近い統一を掲げ続けることで、国家の正統性を維持している。
この理念が国民の犠牲を正当化する根拠となり、国家全体を「終わらない内戦」へ縛
りつけている。
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2. 政治体制と社会
• 軍事官僚制
議会や憲法の形骸は残っているが、実権は軍部と党官僚の評議会が握る。
「非常国家体制」が常態化しており、国民は徹底的に監視される。
• 社会統制
・「統一教育」により、子供から大人まで「南明も北清も偽物、中華民国こそ正統」
という思想を刷り込まれる。
・反体制派は「統一の裏切り者」とされ、強制労働収容所へ送られる。
・プロパガンダは「我々とドイツは永遠の兄弟」という歴史物語を中心に構築されて
いる。
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3. ドイツ(G-CIS)との同盟
• 長期的協調の歴史
戦間期からの独中協力は、第二次大戦の同盟を経て「血で結ばれた友誼」として語り
継がれている。
• 現代の実態
・中華民国はアジアで唯一、ドイツを全面的に支持する国家。
・ドイツにとっても数少ない「対等な同盟国」であり、単なる衛星国ではない。
・両国は「海洋覇権(日英日皇国)への対抗」という理念と、「ユーラシア内陸での
共同戦略」という実利で結ばれている。
• 相互依存
中華民国はドイツの技術・資金・外交支援がなければ生き残れず、ドイツは中華民国
がなければアジアで孤立する。
→ 切っても切れない「相互人質的同盟」。
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4. トルキスタン戦争
• 戦略的意義
した。
• 戦況
• 影響
中央アジアを押さえることで、ドイツとの陸上連絡線を維持し、孤立を打破しようと
砂漠と山岳の地形、民族ゲリラの抵抗、補給難で戦線は泥沼化。
数十年にわたり「勝てないが負けられない戦争」が続く。
・膨大な資源と人命が費やされ、国内は疲弊。
・しかしこの戦争こそが「独中同盟の象徴」となり、やめることは政治的に不可能。
・結果として、中華民国は「自らの手で国力をすり減らす」悪循環に陥っている。
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5. 経済と国民生活
• 経済
工業は軍需一辺倒、農業は自給自足的で近代化に遅れる。
輸出入はほぼドイツ経由に限られ、経済は閉鎖的で脆弱。
• 生活水準
都市部は軍需産業に従事する労働者で賑わうが、地方農村は半封建的状態。
物資不足と徴兵で国民生活は困窮し、飢餓や栄養失調も珍しくない。
• 監視社会
反体制活動は厳罰に処され、国民は「外の世界を知らず、知ることも許されない」。
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6. 国際的地位と性格
• 「核なき北朝鮮」
核抑止力は持たないが、軍拡・孤立・独善的な外交姿勢は北朝鮮を想起させる。
• 孤立と挑戦
国際社会では「暴走国家」とみなされ、ほぼ無視される。
ただしドイツの後ろ盾により、完全な孤立には陥らない。
• 悲劇性
中華民国は「統一」という夢を掲げるが、現実には閉じ込められたまま自壊を続け
る。
その姿は、日本皇国の繁栄と進歩に対する「停滞と無謀の対照」となる。




