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p4 仲間って大事。

夜に作ったから文がおかしいかも

前回のあらすじ

仲間を探していた緋高は、神様の紹介でカミルルス・ド・モールという人に会うことになる。

しかし、カミルルスは警戒心から緋高に対して銃を連射する。

神様のサポートもありながら、カミルルスと和解し

ついに一人目の仲間を手に入れる。

「さーて、何しようか。僕たち二人だけだと流石にできることが少なすぎるね。」

「そうっすね。」


 確かにそうだ。いくらカミルルスさんの頭がいいとはいえ、国作りに関しては無知なのだ。俺は一応街づくりゲームのお陰でちょっとは知識があるが、それも国作りのために何の施設が必要か的なものしかわからない。しかも、今のメンバーだとそんなものを作る知識と力なんてない。カミルルスさんの頭の良さも、恐らく普通の教養や勉強的なもののことなんだろうな。


「うーん……じゃあ仲間を集めよう!最低でもあと3人ぐらいかな。」

「三人……そんな人数と喋るのか……?」


 カミルルスさんで随分限界だったのに、さらにここから頭がおかしいかもしれない奴ら3人と喋らなきゃいけないのか。拷問よりも拷問している。


「といってもなー。この世界に組織とかないからどこにどんな奴がいるとか分からないからなー。」

「あ。」

「ん? どした?」


 神様を使えば一瞬で済む話だ。てか、国作りも神様がやれば終わるのでは……


「ちょっとトイレにいってきます。」

「あ、はいー。……てあれ? トイレって室内なんだけどな……もしかして野ぐ……やめておこう。」


 俺はカミルルスさんから離れると、さっそく神様に聞き始める。


「神様ー」

「はーい」

「あなたが色々作れば国作りなんてすぐ終わらないですか? てか、俺に頼まずともあんたが国作りなんてできたでしょ。」

「あぁ、それがねー。俺が干渉しちゃうとさ、干渉したことで神様の存在を信じるやつが変な宗教でも立ち上げて、その宗教が力持つと今度はその宗教だけの世界になる。その後にまじめな奴が出てきて宗教が内側からでも崩れたら、また世界が壊れてしまう。だからお前を通じて俺が指示を出したり、いろんな支援をする。それによって俺の支援は、お前がしたことのように他人から見える。そのおかげで、お前の国家元首としての信用も増えて国家崩壊の可能性も減る。お前は国家元首になって承認欲求が満たされたり女を好きに使える。WINーWINじゃないか。」

「こっち側のリターン少なくない?」

「ま、俺が干渉するとリバウンドする可能性がめっちゃ高いから、お前を神様に見立てて組織の崩壊する可能性を減らすって話。俺が色々作れば終わるけど、俺が何でもやっちゃうと元首になったとき堕落した生活になっちゃうかもだからね。そうしたら国民からの信用が減る。壊れやすくなるだろ。」

「あーなる。」

「もういいからさっさとほしい人材聞いてこい。こんな複雑な説明言ってる側も頭痛くなるだろ。」

「はいはーい」


 俺はカミルルスさんのとこに戻って、欲しい人材の特徴を聞いてみる。


「あ、帰ってきた。何で拭いたの? そもそも大? 小?」

「え?」

「あ、なんでもない。」

「まぁいいや。カミルルスさん、どんな人材が欲しいですか?」

「あ、えーっとねー。体力馬鹿と、なんか職人みたいな人。」

「Hey神様?(小声)」

「えい」

「条件にあう人を探して。」

「俺はAIじゃねえよ。」


 そう言いながら神様は探し始める。ツンデレってやつなのか……?


「あ、あった。」

「おし、あとで教えて。ここは何とかする。」

「成長したなお前。」

「? どうしたんすか?」

「あ、大丈夫です。それより、条件は分かったので、とりあえず探してみましょう。」

「案ずるより産むがやすし、とことわざにもあるしね。」

「はい。じゃ俺は西と北を探すんで、カミルルスさんは東と南を探してください。」

「分かった。」


 俺とカミルルスさんは、それぞれ逆の方向に向かって歩き出した。


「なんだ、成長したじゃん。自分で判断できてたし。」

「うるさい。」

「またー照れちゃってさー。」

「……ん?」


 その瞬間、俺の脳内に一つの疑問が浮かんだ。


「なぁ、神様。この世界って文明のレベルが同じぐらいってだけで地球の文化はないよね?」

「まぁ、そうだね。なんか日本語に似た言語だったり、武器はできたらしいけど。」

「じゃあさ、カミルルスさんはどうしてことわざを知ってたんだ?」

「!」

「いや、同じような文化が生まれたのかもしれないけど。」

「それはない。今まで監視してた中でことわざとか聞いたことない。」

「じゃあおかしいじゃん。あるはずのない文化だし、作ったとしても同じことわざが生まれることはないだろ。」

「……緋高はあのままカミルルスとそのまま接してて。監視しとく。情報が足りなかったみたいだ。」

「わかった。」

「カミルルス・ド・モール……色々とおかしい男なんだ。」

「ん?」

「前に、多少違和感を感じて思考の盗聴を試みたんだが……何かに防がれてできなかったんだよ。」

「!?」

「恐らくカミルルスは普通の人間ではない。転生者か、それか神様とかの高次な存在かもしれない。」

「……」

「やはりおかしいな。カミルルス・ド・モール。ナニモンなんだ一体。」


 神様は疑問感と恐怖が入り混じった声でそう言った。俺は、国造りを進めて謎に迫るためにとりあえず仲間を探すことにした。

作者が違和感もりもりだと思ったのでグロックの展開まるまる改変しました。(2025年7月22日)

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