p11 突入開始
期末テスト終わったので更新しました。私生活がとても忙しかった。久しぶりだから感覚がつかめず変かも
追記:その後合唱コンクール関連で色々あってさらに更新が遅れました。
前回のあらすじ
ついに異世界に来た神様。
なんと、神様が来た瞬間に、神様を狙いに来た刺客が現れた。
神様の計画を阻止するため、緋高を殺そうとする刺客。
しかし、神様は刺客を一瞬で制圧し、刺客を捕虜にする。
そうして、「ゴーネ」として緋高達と合流した神様は、捕虜の案内で羅針盤がある拠点へ行くのだった。
「……ええっと、ここでいいんだよね?」
俺の目の前には、廃墟のようなダンジョンのような。謎の構造物が建っていた。
「ああ。こいつの証言通りなら、ここがあいつのいる所なんだが……こんなバカみてぇなとこにいるか? おい、お前本当にここか?」
「嘘などついていない。嘘をついたら、拙者も主もどうなるか分からない。拙者はともかく、主に牙が向くとなると、拙者も嘘をついたりはしない。」
「うーん。確かに、江戸の武士が主を売るようなことはしないよね……」
だとすると、やはりここが神様の親の住処か?
「ちょっと緋高ー! ゴーネー! 速いよー!」
「ごめーん! ちょっとここ凶暴な獣が出るって噂でー。ビビっちゃった」
「え!? 獣!?」
「嘘々冗談。早速行こう。逃げられるかもしれん。」
神様は、いつも意味のない嘘をつく。それになんの理由があるのだろうか。
「……ああそうか、おっけ。みんな、12歩後ろ。」
「「「「え?」」」」
「いいから、下がれって」
なにか嫌な予感がする。とりあえず、全員で12歩引いた。
「うっしゃ、とりあえず防御姿勢とっておいて」
ん? え?
「双竜の聖剣」
ドゴォォォォン!
あ、壁ぶっ壊れた。何やってんだこいつ。もっと隠密とかする奴じゃないんですか? てか、カミルルスたちにばれない? 普通の奴がそんな壁破壊できないでしょ。
「ちょうど爆弾持ってたから壁壊しといた!」
「なにやってんの!?」
切り抜けられちゃうんだぁそれで。もしかして、異世界人って俺たちより馬鹿?
「おっし突入ー。ちょっと兵隊多いけど……ま、いいでしょう」
「いいでしょうじゃねえよ馬鹿野郎こっちがよくねぇんだよ」
神様がいるから大丈夫なのだが……本当にこっちが大丈夫じゃねぇな。
「よっし、ちょっと制圧するか。まぁ一人じゃきついから、アダマス! 一緒に戦うぞ! カミルルスと緋高達は、戦闘している間に奥へ侵入して! 後で合流するから!」
「おっけ! カミルルス、デル! 奥へ行くぞ!」
「わかった!」
神様とアダマスなら大丈夫だろう。あとは、俺たちが上手くその羅針盤を持っているやつの場所まで行けるかだな。……というか、確実に神様抜きだとそいつに勝てないだろ。どうするんだ。……まぁ、神様なら大丈夫か。
「あれ、あの侍は?」
「あいつは……気絶してる。魔法の反動だろうね。そんなデカいの放ったつもりないんだけど。」
やっぱ、神様は強い。それにしても、この世界には謎が多すぎる。カミルルスのことわざについては少しこじつけすぎかとも思ったが、神様の事とか。明らかにすべてがおかしい気がする。しかし、考えている暇はない。見つかる前に早く進まなければ。
「よし、ここに通気口がある。ここを通ろう。」
くー! こういうのあこがれるんだよなぁ! 映画でよく見たよ!
「ゴホッゴホッ! ほこりっぽ。私は埃が苦手なんだ。」
「しょうがない我慢しろ。ばれたらとんでもないからな。」
……よくよく見たらなんだが、この猫超かわいくね? ゴリマッチョ事件以降女性をかわいいと思うことはなかったが、よくよく見たら、猫耳っていいな。
「……何見てんだよ。」
「お前そんな変態だっけ。」
駄目だ! やっぱ女性欲が捨てきれてない! 前世オタク気質だったからだ!
「……いや、髪にゴキブリが付いてたから」
「……え? 本当?」
「いや本当だって。髪見てみろよ。」
「はぁ? ……ついてないじゃん」
「は? ついてるだろそこ。」
「どこだよ!」
そんなことを話しながら喧嘩していると、カミルルスが後ろを指さし、
「緋高。そこの奴誰だ?」
「……は? 後ろに人なんていな……」
そこには、銃を構えた明らかに敵っぽいやつがいた。
「……いやぁぁぁぁぁ!」
「緋高! 下がれ!」
誰だ! こいつ! いや、分かる。こいつ、敵だわ。終わった。
「異世界で死んだらどこに転生するんだろ。」
そんなことが遺言でいいのか? よく分からない。前世では遺言なんて言えなかったからな。
「緋高!」
「緋高さん!」
銃弾が向かってくる。俺の眼の先に、金色のなにか鋭利で光を放つものが、近づいていた
クオリティについては何も言うな!
急ピッチで仕上げたんだ!いいわけだけど!
ほんとこれからも不定期になります。しょうがない。いろいろと本当忙しんです。
まじで。ごめんなさい。




