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第121話  蜘蛛の巣





SIDE:ノエル



 重めのデザートを食べた私たちは、カフェで茶葉を購入してから買い出しを再開した。


 茶葉はメアリーに家へと送ってもらい、飲食店が連なる坂道を下って、海に出たら【骸骨亀(ザラタン)】の頭を目指して右方向へ。


 海岸に並ぶ海賊屋台を冷やかし、時々美味しそうな海鮮串焼きを購入して三人で分け合いながら進んで行くと、やがてスティングさんが言っていた【廃船市場】らしき場所が見えてきた。



「わ! すっごい違法建築!」


「ええ、あれはいつ見ても崩れそうなの」



 辿り着いた巨大亀の首の部分にあったのは、廃船を積み木のように重ねて造られた巨大建造物だった。


 亀の首周りに合わせて巨大な甲羅が上り坂となり、足元に敷かれた歩道が平坦な道から階段へと変わっていく。


 その階段を頂上まで上り切ると、そこには柵と望遠鏡が備え付けられた小さな公園が設置されていて、アイリスと手を繋いで柵まで歩み寄ると廃船で造られた建造物を一望できた。


 海とか湖とかに行くとテトラポッドに漂着物が溜まって山になっていることがあるけれど、それを無理やりくっつけて上へ上へと伸ばしていったらこんな感じになるだろう。



「近くで見ると思ったより大きいわね」


「うむ、上から見ると壮観じゃな」



 私たちは甲羅の上をずっと歩いてきたから亀の甲羅の首部分を上がってきたのだけれど、シャルさんが言う通り、上から見る景色は絶景だった。


 積み上げられた廃船は急な斜面に造られたスラムのように雑然と甲羅の開口部を覆い隠し、そこから続く巨大亀の首の骨が海の中に透けて見える。


 その先にある頭蓋骨には緑の草原とキノコが生えた灯台があり、大きなキノコが青い大海原にときどき白い胞子を吐き出していた。



「これはどこから入ればいいのかな?」



 私たちがいる公園は海面から三〇〇メートルくらい離れており、廃船の積み木の頂上までも五〇メートルくらいは距離がある。


 周囲を見回して入口を探しながら、アイリスが首を傾げた。



「おかしいわね……前は甲羅の上まで廃船の山が重なっていたのに……?」



 どうやら以前見た時はここまで建造物があったらしい。



「どうする? 来た道を戻って海側に回る?」



 海のほうなら入口があるだろうと思って私が提案すると、しかしシャルさんが剣の姿のまま別の案を出してきた。



「たいした高さでもないし、ここから飛び降りればいいじゃろ。上に入口が無ければ妾で斬って入ればいいのじゃ」



 ……これは普段からそうやって入っていたな?


 脳ミソ空っぽだから覚えていないだろうけれどシャルさんはこの島で暮らしていたみたいなので、私とアイリスは顔を見合わせ頷いて先人の意見を採用することにした。



「「ほっ!」」



 ぴょんっ、と柵を飛び越えて、崖の上から飛び降りる私とアイリス。


 これが普通の人間だったら自殺行為だろうが、吸血鬼の私は着地の直前に【血液操作】で体内の血を操って落下の衝撃をゼロにする。


 神の血を引くアイリスに関しては素の身体能力だけで余裕で廃船の上に着地していた。



「怒られるかもしれないから破壊は最小限にしておこう」


「ええ、任せて」



 鞘からシャルさんを引き抜いてアイリスへと渡せば、私より愛剣の扱いに慣れている婚約者は、サクッ、と廃船の天井に四角い斬り込みを入れてくれる。


 そして重力に引かれて一平方メートルくらいの天井が落っこちていき、下から「ふぎゃっ!?」と女性の声が聞こえてきた。



「「「あ……」」」



 真下に誰かがいたことを察して私たちが青ざめて廃船の中を覗き込むと、そこはキングサイズのベッドが置かれた蜘蛛の巣だらけの寝室になっており、シャルさんが落とした天井はベッドで寝ていたアラクネの頭に直撃していた。



「誰だっ!? 私の糸を切ったのはっ!?」



 幸いアラクネさんは無事だったようで、すぐに天井の瓦礫が跳ね除けられて、瓦礫の下からどこかで見覚えのある顔が現れる。



「あれって……」


「いつもリドリーと戦ってる……」



 サイズはまったく違うけれど最近よく見る顔に呆然としていると、アラクネの女性はまるで風船のように膨れ上がり、人間の姿をした上半身で廃船の屋根全体を突き破った。



「わっ!?」



 足元の床がめくれあがったので慌ててバックステップすると、グングン伸びたアラクネの上半身が私たちに覆いかぶさるように近づいてくる。



「おーのーれーっ! このレジェスの安眠を妨げるとはっ! ぶち殺されたいのか貴様らあああああっ!」



 リドリーちゃんを圧倒するほどの強者の威圧に、私だけでなく流石のアイリスも冷や汗を流していたが、私たちが謝罪する前にシャルさんが言い返した。



「知らんわっ! そんなところで寝ているほうが悪いのじゃっ!」



 ……いや、勝手に天井をぶった斬って瓦礫を落とした人のほうが一〇〇%悪いに決まっているけれど……しかしシャルさんが声を発するとレジェスというアラクネは威圧を霧散させた。



「ん? お前……シャルティアか? いつの間にこの島に戻ってきたんだ?」


「さっきじゃ!」


「お前の『さっき』ほど当てにならないものはないのだが……どうりで私の糸が斬られるわけだ」



 ふんっ、と鼻息をひとつ吐き出して、レジェスさんは天井に肘を置いて頬杖を突く。


 同時に、たぷんっ、と伸縮自在のタンクトップに包まれた直径一メートルくらいある二つの乳房が天井に乗せられて、思わずそれを凝視した私の二の腕をアイリスが抓った。


 そんな私たちのやり取りを気にせず、レジェスさんはシャルさんとの会話を続ける。



「……それで? 私の元に来たということは、ついに私の剣になることを承知したのだろうな?」



 どうやらこの人はリドリーちゃんだけでなく、シャルさんのことも狙っているらしい。



「たわけっ! 貴様はでかい剣を振り回すだけで、ゴブリンを斬ることすらできんじゃろうがっ! そんなやつは棍棒でも振るっていればいいのじゃ!」


「ああんっ!? そんなもん敵が小さいだけではないかっ! ちゃんと同じサイズの相手なら、私の剣技はすべてを斬り裂くわっ!」


「それなら常に人間サイズで戦えばいいじゃろっ! 貴様はいつもいつも大きくなって、プチッ、とすることしかできないじゃろうがっ!」


「当たり前だっ! 騎士とはウサギが相手でも全力を尽くして戦うものだし、なにより私はとても大きな女だからな!」



 うん、はい……とても大きいです。


 そしてアイリスに二の腕を抓られながら、私はシャルさんと口喧嘩するアラクネを観察する。


 リドリーちゃんと戦う時は兜と鎧を身に着けていたから女騎士としか思えなかったけれど、寝起きで装備を外したレジェスさんはかなりの美人さんだった。


 腰まで伸びる艷やかな黒髪にはところどころに白いメッシュが入っており、鋭く光る銀色の瞳の中には五つの瞳孔が備わっている。


 左右の目を合わせて合計一〇個の瞳孔からはそれぞれ違った魔力が感じ取れて、私の影の中で物欲しそうにメアリーが震えた。



 ぷるっ……。



 こら! 珍しい魔眼を欲しがる気持ちはわかるけど自重しなさい!



「あん?」



 メアリーが漏らした殺気に気づいたレジェスさんがこちらに振り向くと、彼女の視線が私の身体の中へと向けられるのがわかった。


 ん? 顔ではなく……心臓とか肺のあたりを観察されている?


 吸血鬼は仮面や外套を着ていることが多いし、種族が違うと顔の判別が難しくなることもあるらしいから、この人は筋肉の付き方とか内臓の色で個体を判別しているのだろうか?


 彼女の魔眼なら私の両目のことも見通せるのではないかと心配になったが、しかしその視線が仮面と眼帯の下へと向けられることはなかった。


 私のとなりで冷や汗を流しながら、アイリスが囁く。



「……気をつけてノエル……この人とてつもなく高位の【眼術】使いよ……私たちを脅威と感じていないくせに……自然に目を合わせることを避けている……」


「ああ、それで相手の顔を見ないのか……勉強になるなぁ……」



 ほとんどの魔眼は目を合わせることで効果が増すらしいから、そういった対処法もあるのかと私が感心していると、レジェスさんは透視をやめて首を傾げた。



「ミストの末裔と……変な吸血鬼?」



 いや、『変な吸血鬼』って……酷い評価だな……。


 おまけに疑問形だし。


 彼女はしばらく私とアイリスの外見を観察したあと、今度は魔眼で影の中に潜むメアリーを見つけて破顔した。



「おおっ! お前は白猫館で私の一撃を受け止めたスライムではないかっ! もしかして私の部下になりに来たのか!?」



 嬉しそうにこちらへと手を伸ばしてくるアラクネへと、影の中から伸び上がったメアリーも赤い手を形作って対抗する。


 ぷるっ!


 大きな片手とメアリーが組み合うと、レジェスさんはさらに破顔して反対の手もこちらに向けてきた。



「うむっ! いいなっ! お前もすごくいいっ! よしっ! 私の一撃を受け止めたその力を認めて、望み通り部下にしてやろうっ!」


 ぷるっ! ぷるっ!



 伸ばされた反対の手も受け止めて、うっかり私を潰しそうになったふざけた女騎士の両目を抉り取るため、殺意増し増しで襲いかかるメアリー。



「ふははははっ! 私の部下になれてそんなに嬉しいかっ! どれ、ちょっと実力を確かめてやるから付き合うがいい!」



 瞳に好戦の色を宿したレジェスさんは廃船の中にある身体をさらに巨大化させ、その巨体で寝室を粉砕する。



「うわっと!?」



 私の足元まで崩されたことで、メアリーの殺意がより一層高まった。



 ぷるっ!!!


「ん? ああ、私の巣が壊れることは気にしなくていいぞ? どうせいつものことだし、材料ならそこらへんに山ほど転がっているからな!」



 ぜんぜんメアリーの言葉を理解していないレジェスさんが、蜘蛛の脚で廃船に穴を開けながら歩きはじめる。


 凄まじい速度で大きくなっていくアラクネの身体は海へと到達するころにはいつも目にする大怪獣のようなサイズになっており、それに合わせてメアリーもゴリアテのところにある身体を引っ張り出して巨大化していった。



「おおっ!? 私と同じサイズになるとはやるではないかっ! 私と同じサイズになれるなら……今日から私とお前は家族だなっ!」


 ぷるっ! ぷるっ!


「ふははっ! そうかそうか! 嬉しいか! おいこら、そう頭に絡みつくなって……目玉を抉り出そうとするのがお前ら種族の愛情表現なのか???」



 ……いや、その子は単にあなたを処そうとしているだけです。


 しかしレジェスさんはとんでもなく大らかな性格をしているらしく、まるでかわいいペットにじゃれつかれた飼い主のように、ベリベリと顔にへばり付く赤いプルプルを引き剥がす。



「うむ! 触り心地もいいし、綺麗な魔眼もたくさん生えてきたし、大きな私にピッタリの大きなペットではないか!」


 ぷるっ!



『ぶっ殺す!』と全力で襲いかかるメアリーと、それを軽くあしらうレジェスさん。


 世の中には凄い生物がいるものだと私が半ば呆れながら感心していると、アイリスが握るシャルさんが素早く動いた。



「主君! アイリス! 今のうちに逃げるのじゃ! あやつはガサツなうえに気に入った者を無理やり部下にしようとする悪癖がある! おまけに頭は妾よりも空っぽじゃから、目を付けられると面倒なことにしかならんのじゃ!」



 愛剣からの忠告に、私とアイリスは遠い目になる。



「シャルがここまで覚えてるってことは……」


「よほどめんどくさい性格なのね……」



 天井が破壊されて着地したレジェスさんの寝室には、廃船の中へと続く階段があり、シャルさんが指し示すそこへと私とアイリスは素早く駆け込で行く。



「――ふははははっ! 首の周りに絡みつくなって! そんなにワサワサしたらくすぐったいだろ! お前はかわいいやつだなぁ!」


 ――ぷるるるるるっ!!!(絞め殺すっ!!!)



 レジェスさんが海の中を転がっているのか、押し寄せる波で建物全体が揺れているが、この廃船の巣はアラクネの糸で固められているらしく崩れる心配はなさそうである。


 そして背後から響いてくる怪獣大決戦の轟音を聞きながら、私たちは話に聞いた【廃船市場】を目指して足を進めるが、



「ぷわっ!? 仮面に糸かかった!」



 やはり蜘蛛の巣というべきか、内部はやたらと細かい糸が多くてめんどくさかった。


 私は仮面を外して糸を取ろうと頑張るが、今度は顔にまでモサッとくっついてしまう。



「……なにこれ? ぜんぜん千切れないんですけど?」



 やたらと頑丈な糸に顔を覆われる私。


 心配したアイリスが糸の除去を手伝ってくれる。



「……この糸、シャルを使わないと切れないわね……じっとしててノエル。無理に取ろうとすると顔の皮膚ごと持っていかれそうだから」


「…………なんて巣だ」



 痛いのは得意だけど、顔をベリッとされたくない私は、なるべく動かないように頑張った。

 

 そうして細かい蜘蛛の糸と格闘しながら、どうにかこうにか斜めになった廃船の廊下を慎重に進んで行くと、やがて蜘蛛の巣の住民が少しずつ私たちの侵入に気づきはじめる。



「――え? 子供!?」


「――なんでこんなところに?」


「――……あの子たち今、奥から来なかった?」



 どうやらこの巣はレジェスさんだけでなく他のアラクネたちの棲み家にもなっているらしく、時おり通り過ぎる船室の天井には大量の蜘蛛の巣が張られ、そこでは薄着のアラクネさんたちが思い思いにくつろいでいた。



「市場って感じはしないけど……どこに行けば買い物できるのかな?」



 アイリスに目隠しされながら首を傾げると、蜘蛛の巣をハンモックのようにして寝そべる金髪アラクネのお姉さんが遂に声を掛けてくる。



「あんたら上から来たのかい? ボスの巣に踏み込むなんてずいぶん命知らずだね?」



 それに呼応するように、船室にいるアラクネたちの意識が私とアイリスに集まった。



「わあっ! 子供だ子供っ!」


「かわいいっ! やわらかそうっ!」


「ねえねえ、ちょっと齧っていい? あんまり痛くしないから!」


「ぐへへ……ダメだよ君たちぃ、こんなところに子供だけで来ちゃあ……ここには子供を攫って食べちゃうこわ~いお姉さんがたくさんいるんだからぁ……」


「見てっ!? ひとりは男の子だよ! この子拉致ってもいいよね!?」




 ワラワラと無音で私たちを取り囲んでくるアラクネさんたち。


 いつの間にか通路の両側にも小柄なアラクネが現れていて逃走経路を絶たれる。


 アラクネには女性しかいないのか、薄着の彼女たちはポヨポヨと胸部装甲を揺らしていて……私の意識が自然とそれに吸い寄せられたことで、デートを邪魔されたアイリスが抜いたままだったシャルさんを構えて全力で殺気を放った。



「――誰が誰を拉致するって?」


「「「――ひゃっ!?」」」



 アイリスの威嚇に、まさしく蜘蛛の子を散らすように壁際へと後退していくアラクネさんたち。


 そんな彼女たちの様子を眺めながら最初に話しかけてきた金髪アラクネさんが嘆息する。



「あんたたち……ボスの巣を抜けてきた子供が普通なわけないでしょ? 少しは見る目を養いなさいよ……ごめんなさいね? こいつら子供を怖がらせるのが趣味なの」



 本気で齧ろうとしてくるとかとてつもなく悪趣味だな……。


 チラリと部屋の隅へと目をやると、そこにはどう見ても人間の物としか思えない骨がたくさん転がっていたけれど……それらは大きさ的に大人の物みたいだったので私はスルーした。


 金髪のお姉さんが蜘蛛の巣のハンモックから下りてきて、纏め役っぽい彼女に私は挨拶をする。



「こんにちはアラクネのお姉さん。お休みのところすみません」


「べつに構わないよ。ちょうど暇してたからね……ところでそっちの子はそろそろ殺気を止めてくれるかい?」



 困ったようにお姉さんがアイリスを見ると、顔を赤くした彼女は船倉に落ちていた毛布をお姉さんへと投げつけた。



「それならまずは体を隠して! あなたたちの姿は目の毒よ!」



 私の二の腕を抱きしめて所有権を主張するかわいいフィアンセの姿に、アラクネのお姉さんが苦笑する。



「そこらの男はあたしたちを見ると怖がるんだが……蜘蛛の生態なんて子供は知らないか……」



 ……オスを食べるんですね、わかります。


 部屋の隅に転がる骨の意味を察した私は冷静になり、少しでも早くこの場を離れるために道を訊ねた。



「あの……僕たち買い物に行きたいんですけど、市場へはどうやったら辿り着けますか?」



 人間の上半身を毛布で覆い隠したお姉さんは、腕を組んで道順を考えてくれる。



「う~ん……人間用の通路は迷いやすくできているし、道中にはあたしらみたいなのが山ほどいるのよね…………あんたたち、高所からの落下には耐えられるかい?」



 その質問に、私とアイリスは迷いなく頷いた。



「「わりと」」



 即答したことで問題無いと捉えたのか、お姉さんは船倉の奥にできた床の穴を親指で指差す。



「それならあたしたち用の縦穴を使いなさいよ。あそこに飛び込めば市場まで直行できるから」


「ありがとうございます!」



 早々に私がお礼を言って会話を切り上げると、いろんな意味で危険な船室からアイリスも即座に離れようとする。



「お邪魔したわ!」



 そんな私たちをアラクネのお姉さんは咎めることなく、ただ優しく声をかけてくれた。



「もうボスの巣に入るんじゃないわよー。アレを直すのあたしたちなんだからー」


「はーい、ごめんなさーい」



 上の階がぶっ壊れたのはほとんどレジェスさんのせいだと思うけれど、私はいちおう謝ってから勧められた穴の前に立つ。


 アイリスといっしょに船室の床に開いた穴を覗き込むと、その下には幾層もの甲板や床が見え、それらをぶち抜いた穴の先では小さく水面が揺れていた。


 どうやらこの穴は海まで繋がっているらしい。



「まだ下に行くならずっと床を斬って進めばよかったのう」



 ついさっきそれで事故を起こしたことを忘れているのか、シャルさんの呟きに、私とアイリスはジト目を向ける。



「シャルのアドバイスはもう……」


「あまり聞かないようにしましょうか……」


「!? なんでじゃっ!?」



 そしてショックを受ける愛剣を鞘へと納め、私とアイリスは穴の中へと飛び込んだ。





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― 新着の感想 ―
シャルさんにシャルさんより頭空っぽ扱いされるってどんだけ... あと、ふと思ったんですけど 変な吸血鬼しか出て来てないような... あっ パパんはまともだった
本予約しました! 届くのが楽しみです。
目の前にタンクトップに包まれた直径一メートルくらいとか誰だってガン見する
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