人物紹介 同級生とギルドの2人
テッド・オリル:クレア達の同級生。
燃えるような赤髪が特徴だったが、今は丸めて坊主頭。
元々冒険者をやっていたがクレーズに憧れて魔大陸を探検する為に学園に入学。
当初はクレアに突っかかっていたが、完敗した上にイズに宥められ謝罪。
現在は気持ちを新たにソロでの卒業を目標としている。
適正クラスはファイター、適正武器は拳。
持って生まれた炎拳というスキルを持つが、現在は魔力が低く使いこなすことが出来ない。
ファモ・ヨーデル:クレア達の同級生でよく一緒にいる双子の1人。
栗色の髪を短くまとめている。
男子のような喋り方で明るく活発。
適正クラスはレンジャー、適正武器は弓。
上品な片割れと比べられるが、実際にはレンジャーの適性通りにファモの方が視野が広く気遣いも出来るタイプ。
男爵家の娘だが、子供の頃から平民とも交流があった為に貴族意識は全くと言っていいほど無い。
メローヌ・ヨーデル:クレア達の同級生でファモとは双子の姉妹。
栗色の腰まで届く長い髪が特徴。
いつも物腰が柔らかく、口調も上品な為に正反対のファモよりも高嶺の花として扱われる事が多い。
実際には猪突猛進、脳筋などの言葉が似合う程に短絡的な思考の持ち主。
だが、その短絡的な思考が自分を磨いて努力すれば何事も達成できるという前向きさに働いている。
適正クラスはファイター、適正武器は槍。
但し、ドロップ運が低いためか現在は槍を手に入れられていない。
クラリッサ:冒険者ギルドのマスター。
既に故人であり、亡霊、悪霊と呼ばれる類の人物。
カテゴリとしては魔物に分類される。
かつては公爵令嬢で王子の婚約者であったが、無実の罪で投獄、処刑されて悪霊へと転じた。
伝承では国全体に呪いをかけて滅ぼしたと言われている。
滅びた国の名前は現在には残っておらず、仮にクレアが聞いたとしても分からないほどに古い話。
亡霊としての力を駆使して街中に自身の分身を配置して情報収集に努めている。
また、この街で眠る人物の夢へと近づき、その人が望む夢を与えて快眠へ向かわせる。
もしくは、夢の中で酒場を開き、大衆の夢を通じて多くの者を招いてストレス解消するようなら手伝いをしている。
その際に睡眠で回復する上限値を超えた生命力を少し頂いている。
エメリア:冒険者ギルドの受付嬢。
緑の長い髪を後ろで縛り、眼鏡をかけた冷静沈着な女性。
前述のクラリッサの国の元騎士であり、その忠義と剣はクラリッサに捧げている。
亡霊となったクラリッサに取り憑かれており、2人は正に切っても切れない関係である。
種族は人間だが、クレアすら知らないほど古い時代から生きている。
誰よりも公平であり、ギルドの職員としての領分は超えないようにしている。
彼女が自ら動くのはクラリッサ絡みの話の時だけだろう。