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保健室の日常、ダンジョンの異常

基本、土日は複数話更新予定です。

平日は一話ずつで。

毎日楽しむも良し、週末に一気読みするも良しで。

それから、イズの予想通りにマリア先生にこってりと絞られた男子生徒がベッドにダウンし、更にダンジョンで負傷した生徒達が保健室を訪れる。


その頃には救援活動を終えたエリーが女生徒2人を連れて保健室に戻ってきていた、


パーティにプリーストがいない場合は回復アイテムを使うか保健室を訪れるしかなく、プリーストに携わる者も多くない為、必然的に保健室は賑わう事になる。


保健室ではエリーが診断を行い、イズが治療を施していく。


イズのナース服はコスプレや雰囲気作りではなく、装備する事で治療の効果を高める能力がある為である。


更に保健室の床の下には魔力の発生を促す魔法陣が敷いてある為、学生達の魔力ならばここで一時間ほど休めば全回復出来るようになっていた。


こうして、次々と訪れる生徒達の治療に取り掛かり、最後の1人を見送った後にはすっかり日も暮れていた。


「ふぅ……やっぱりダンジョン開放日は忙しいわね」


「先生、お疲れさまです。

コーヒー淹れたのでどうぞ」


椅子の上で大きく伸びをするエリー。


そこにスッと現れたイズがコーヒーを置いた。


「あら、ありがとう。

イズちゃんも好きなもの飲んでいいわよ。

私のミルクとか」


「出たことないのに変なこと言わないでください」


「じゃあ、イズちゃんのミ……」


「言わせませんよ!」


またも顔を赤らめながらエリーの言葉を遮るイズ。


エリーはその様子を心底から面白いという顔で見つめていた。


暫く休憩してから2人は保健室を出て施錠し、校舎からダンジョンの方へと歩いていく。


ダンジョンは学校の外れにあり、この時間は誰もいない。


そんな中を慣れた様子でスタスタと歩いて行き、遂にはダンジョンの内部へと侵入していった。


ダンジョン内の一階は大きな広間になっており、中心には地下に降りる階段がある。


ここから学生達は冒険の擬似体験が出来る……のだが、2人はその階段をスルーして奥の方へと向かう。


そこにある壁に向かって手を翳すと表面の壁がボロボロと崩れて木で出来た扉が現れた。


「はぁ〜疲れた。

イズちゃん……明日は休みだし早速……」


「そんな事している場合じゃないの分かってますよね?

どう考えても異常事態が起きてますよ」


「え〜残業?

明日でいいじゃん、明日にしよう!」


「……先生が望んでいることをしたとして、明日の僕たちは精魂尽き果ててると思うんですよね。

それに面倒なことを残すよりも解決してからの方が楽しいと思いませんか?」


唐突にイズは頬に人差し指を当て、上目遣いにエリーを見ながらコクンと首を傾げる。


「くぅ……私が教えたことながら、そんなに可愛い仕草をされたら断ることなんて出来ないじゃない。

分かった、速攻で終わらせるわよ!」


「了解です、装備はどうしましょう?」


「マップの把握は私がやるから罠回避は要らない。

ノーダメで攻略するから回復もなし。

ガチ戦闘、最強装備でいいわよ」



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