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夢の中

作者: 鷹玖沙 眞

 最近、嫌な夢を立て続けに見る。


 黒いフードを被った男が手にナイフを持って立っている夢だ。切っ先を私に向けて、無言のままゆっくりと近づいてくる。

 私は逃げれば良いのに、体が恐怖に支配されて動けない。男に背を向けて走れば良いのに、脚が言う事を聞かない。


 ナイフが近づく。

 嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!

 声も上げられないまま、喉にナイフが食い込もうとしていた。


 刺される!と思った瞬間に私は目が覚め、ホッとする。そんな朝が続いていた。

 だが最近はそんな夢も見ない。幾日か過ぎた時に夢の中で奴が現れる。手にはナイフを持って…


 その日の夢の中では私は反撃が出来た。男の手を叩き、ナイフを落として奪い取ると、即座に私が男の腹に刺したのである。


 そこで目が覚めた。朝だったから、無事だったから安心はできたが、自分の布団の横には血濡れたナイフが…


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