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私はいつも完璧を
私は向日葵棗は昔から一人だった。
4歳頃から孤児として施設に引き取られ、友達もいないで中学まで過ごしていた。
成績は優秀だったので先生や施設の人からは高評価であったが、向日葵棗個人として見ていなかった。きっと、私が普通の成績だったら見向きもしなかったのだろう。
しかし運が良いことにその成績のおかげで奨学金をもらえることができ、高校も進学校へ行くことができた。寮制だったので施設から離れバイトをしながら生活をしていくことにした。
―――入学式――――
「本日は私たち、新入生のために盛大な――――以上を持ちまして私の宣誓の言葉とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。」
入学式、新入生を代表して私は宣誓をした。
完璧でいようとしなきゃならない。
