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巻き込まれ女子の異世界召喚 (仮)  作者: 氷魅狐
第一章 取り敢えず他国へ ー街を出ようー
23/37

ー23ー



皆で仲良く来た道を戻り、宿屋へ到着。ゾロゾロと入る前に一言。


「えー、皆さん。本来なら割り勘の所今回の宿代は私が持ちますが、食費はそれぞれで賄って頂きます。今回は3日宿を取ってありますので、皆さんには3日分の食費、銀貨にして15枚を女将さんに支払って頂く事になります。宜しいですか?」

『はーい』

「それでは入りましょう」


カラン カラン


ドアベルが鳴り、皆でゾロゾロと宿へ入って行くが...この人数が受付に入りきる事は無く、外にまで列を作ってしまった。仕方がない。


「はいよー、いらっしゃい!おや、来たね。ギルドは大丈夫だったのかい?」

「ええ、多少絡まれましたが、特に問題無く。食費は各自で支払い、とさせて頂きましたので、大変かとは思いますが一人一人から徴収(ちょうしゅ)して下さい。因に皆カード払いです」

「そうかい、そうかい。食事はもう、直ぐに出せる様になってるよ。順番に貰うから、払った子は中に入って待ってておくれ」

『はーい』


「元気が良いねー」と言って銀貨15分をカードから引き落として行くミカエラ。その時使う道具だが、電卓に似ている。計算は出来ないのか+/-標記は無く、数字と消すというボタンのみ。上の方には2cm位の幅で横長のパネルがあり、入力した数字がそこに写し出されている。そして、その2つの間に青く丸い石が埋められていて、そこにカードを(かざ)して決済していく。


「ふー。後はティエラだけだね」

「ええ、お疲れさま」

「さてと、えーっと、さっきの銀貨570枚から銀貨15枚を23人分差っ引いて......」


15×23=345 570-345=225


「銀貨225枚ね」

「............銀貨225枚...はあー、全くどんな頭してんだい?」


これには苦笑で答えるしかない。毎日数字をコレでもか!と見ていれば嫌でも計算が速くなる物ですよ。ナレデスヨー...と一瞬遠い目になってしまいました。


「まあ、良いさね。はいよ、カードと此方が部屋の鍵だよ。部屋はこの後ろの階段を登るか、食堂にある階段を登るかして行っとくれ。3部屋共近い所にしておいたよ。さ、入って適当な所に腰掛けとくれ。家の旦那のメシは美味いんだよ~」


そう言って渡された鍵に付いている木板に部屋番号は無く、代わりに木葉、鳥に花らしき絵柄あった。この絵柄が番号の代わりかしら?


「ありがとうございます。それにしても、お宿が取れて良かったわ。この大人数でしょう?もしかしたら別々に泊まる事になるかも、と思っていたの」

「そうだねぇ、もうこの辺りじゃウチでしか全員一緒には泊まれなかっただろうねぇ」

「まぁ、そうだったの?」

「この国もここ数年キナ臭いからねぇ、皆他所(よそ)行っちまうんだよ...」

「そう...それで王都にしては人が少なかったのね...」

「今来といて良かったね、5日後にはウチも店畳んで国に帰るからねぇ」

「こんな立派なお店を持っているのに畳んでしまうの?勿体無い気がするのだけれど...」

「そうだねぇ...愛着が無い訳じゃないんだけどねぇ......」

「...?」


ちょいちょいっと呼ばれる。何やら内緒話の様だ。


「先代国王様が亡くなって今の国王様になってから、人族以外の種族を差別するようになったんだよ。(あんま)り大きな声で言えないんだけどね、先代様は現国王様に殺されたんじゃないかって言われてるんだよ」

「それは...また、物騒な話ね......あら?でも、獣人の方なら今も外に結構居なかったかしら?」


そう、先程ユリアちゃんや男の子達が大はしゃぎしていた、ケモミミ、尻尾の付いた人達が。


「ありゃぁ(ほとん)どが冒険者さ。あとは、商人やあたしら見たいにもうすぐこの国を出る奴等だよ」

「...そうだったのね。教えてくれてありがとう、ミカエラ。元々この国に長居をする気は無かったけれど、予定を少し速めてこの国を出る事も検討するわ」

「それが良いよ。あたしらはココから東の国境を越えたシュプリゼ王国を経由して、ココから南にあるクレムの森のさらに南にあるレムアト獣国へ行くんだけど、気が向いたら寄っとくれ」


成る程。この国から東へ行けばシュプリゼ王国、南行けばクレムの森、そのさらに奥にはレムアト獣国があるのね。あら?でもそれなら...


「...クレムの森を突っ切った方がレムアト獣国に近くないかしら?」

「...クレムの森はBランクの魔物がゴロゴロいるからって滅多(めった)に入る人が居ないって有名何だけど...貴女(あんた)達、他所の大陸から来たのかい?」


他大陸...そう言う事にして置きましょう。ここでの常識なんて知らないのですもの。『嘘も方便』です。ええ。


「えぇ、そうなの。あの森を突っ切って行こうと思っていたけれど、Bランクの魔物がそんなに出て来るなら、私達も行くならシュプリゼ王国を経由して行く事にするわ」

「そうしな、そうしな。さ、みんな待ってるよ」

「そうね。あの子達、お腹空いたーって暴れて無きゃ良いけれど」

「はっはは、元気な証拠だよ」


と言って奥の従業員様だろう扉を潜って行くミカエラ。

私も食堂への扉を潜って皆の元へ。



はーい、ちょっとだけこの世界の地図が浮かんだかな?


ちょっとだけマメ知識 \(≧▽≦)/


今いる大陸(《ミフォス大陸》と言う)の一番北側で突き抜けているのが現在地《アレストアロー王国》、そこから東に《シュプリゼ王国》、西に《魔国ルーガ》、やや南西に《レムアト獣国》、その中心に《クレムの森》、そして魔国の先に《バーレンテ王国》がある。この大陸では《シュプリゼ王国》が一番面積の大きい国となっている。


一つの大陸にこれだけしか国は無いですけど、エルフも居ませんが、街の数は結構ありますよ。...多分。

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