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お待たせ致しました♪
ちょっと時間が出来たので書きました!
ど~~~ぞ!!楽しんで下さい!
言うだけ言うと踵を返して皆の元へ戻り、順次登録して貰うので並ばせると苛立ったギルマスの所へ向かう。
「さ、行きましょうか?」
「~~~っ!遅いわっ!!」
そう言った私に顔を真っ赤に怒鳴って来るギルマス。思わず目を閉じて耳を塞いでしまう私は悪く無いと思いますよ?耳が"ッキーーーン"ってしましたもの。
「...五月っ蝿いですわね。目の前に居るのですからそんな大きな声を出さずとも聴こえます。私、まだ、耳は遠くありませんので」
悪びれもせず(必要性を見出だせないだけ)苦言を申せば、我慢?の限界が来たのか、プルプル怒りに震えていた身体からフッと力が抜け、次の瞬間拳を握りしめ、右足が半歩下がったギルマス。拳に関しては若干光って見える。不思議ね?
コレ(ギルマス)は戦闘体勢、若しくは攻撃体勢に入ったのよね?
ケンカ、売られました。
そうと認識した途端、私の周囲からはスーッと温度が物理的に下がって行く。
ピキ ピキピキ ピキ パキッ
...床の一部が氷った音を立てていますが、気にしません。
「ほぉー...ここのギルドマスターは短気で、人の話を聴かないだけでなく一般人に対して攻撃までしようとするのです、ねぇ...」
「っ!!」
『ほぉー...』の次点で周りの冒険者達ーー列を成していた者達含めてーー全員が青ざめながら距離を取った。ギルマスに関してはビクッと身体を硬直させてしまった。こんな人がギルマスで大丈夫なのかしら?
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修得条件を満たしました。
スキル【覇王の威圧】を習得
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そう云う使用なのか邪魔をしない為なのか、視界の端に一瞬そんなメッセージが出てきた。ただ、本当に一瞬だった為何か光った?位にしか思わず、そのスキルは知らずの内に発動していた。皆が青ざめた理由の最たるはコレであったが誰もその事に気付かなかった。
「通常の一般人であれば貴方の一撃で死に兼ねません。相手が私で良かったですわね?生きて居りますもの。それで?場を移すと言うのであれば受けて立ちますが?」
「あ...あ、あ、アンタ...いいっ、たい、な、なに、何者だ」
ギルマスは硬直が解けたと思ったら、今度はガクブルしながら、途切れ途切れに訊いて来るけれど...誰って、私先程一般人だと言いましたよね?
そして、ギルマスはこの時悟った。アーポで酒場の壁に穴を開けたのはコイツだ!と。
「ただの一般人ですわ」
「そんな一般人が居てたまるかっ!」
((((そんな一般人居てたまるかっ!))))
ギルマスのツッコミと冒険者達の心の声が一つに成った時だった。
「失礼な。まあ、良いですわ。正直貴方の対応は人の上に立つ者としてどうかと思いますが、一般人である私に対して攻撃しようとした事を一言謝罪して頂ければそれで良しと致しましょう」
「あ、ああ。...ついカッとなっちまった。申し訳、ない」
そう言って頭を下げるギルマス。己の非を認められるのなら、私の思った通り悪事に手を染めていないのでしょう。短気で沸点が低そうですけどね。
謝罪を聴いてフッと無意識に下げていた温度と、気付かず使っていた威圧を解けば、ギルマスも冒険者達もほっとした表情をしていた。凍った床の一部はそのままだったが。
ギルマスが素直に謝れる人で良かったですねー、ホントウニ。
「それでは、お話があるのでしょう?伺いますので参りましょうか」
「こっちだ。着いて来てくれ、下さい」
今度は着いて行く私を見てまたほっとしていた。今度はちゃんと着いて行くのでそう心配せずとも良いのに...
その場に残された冒険者達:
その①「ひぇー、おっかねぇ。美人でもアレだけおっかねぇとおりゃぁムリだわ」
その②「あぁ。しかも、この床だ。魔力も相当なもんだろうよ...」
その③「てか、どうすんだ?この氷った床」
その④「...火魔法で溶かすしか無いだろうな」
その⑤「おーい、誰か火魔法使えるヤツ頼まぁ」
その⑥「えー...まぁ、良いけど...でも!そっから出た水とかの掃除はそっちで遣ってよね」
その⑦「そうそう。コッチは只でさえ魔力使うんだから、それくらいしてもらわないと」
その③④⑤「わぁったよ...めんどくせぇ」
と言う感じで氷った床は解凍、清掃されて行った。仲良しー!!




