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ネムイ...けど、コレだけ出しときます...zzZzzz...!
どうぞ読んだって下さい。
あんまりユリアちゃんで遊んで拗ねられても困るので話を変えましょう。
「さ、さあ、あの三階建ての建物が宿屋みたいよ。部屋があると良いわねー」
2、300m 程先にベッドにフォークとナイフの絵を上でクロスさせた何故か猫形の看板が見えた。看板を見る限り宿屋兼食事所なのかしらね?
「へー、結構大きい。ゲームとかだと枠2個分とかだったからなー。RPGだと只の風景が殆どだったし、こりゃ中がどんななのか楽しみだわ」
「そうですね。ただ、私達が泊まれるかは宿の集客率に掛かっていますが」
「レイナちゃんはぁ~、もっと直にぃ~喜んだ方がぁ~良いと思いますぅ~」
「今のはちょっとテンション下がるなー」
「事実を言っただけなのですが...」
そうこうしている内に到着ね。
「はい、皆さん到着です。これから宿に空きが有るか確認と交渉をして来ますので、ここで待って居て下さい」
『はーい』
良いお返事です。が、その返事に通行人の方々はちょっとビックリしているわよ?
「呉々(くれぐれ)も他の通行人、お客様の邪魔にならない様に隅っこに寄っていて下さい。良いですね?」
『はーい』
返事と同時に壁に寄って行く行動の速さはハナマルね。
そして、本来は私側に居ないといけない人物が壁際に居ると云うのは...減点ですねぇ、先生。
と先生を一瞥して宿屋へ入って行く。
そんな私の姿を悔しそうに睨み付ける先生に気付く事は無かった。
カラン カラン
扉に着いていたベルが来客を告げる。
入って少し(大体3m位)の位置に左寄りに机が一つ、右側は扉は無いけれど隣の部屋、聴こえて来る音から食堂に繋がっているのでしょう。机より奥に扉が一つある。
「はいよー、いらっしゃい!朝飯かい?宿かい?」
元気なネコミミを生やした女性が奥の扉から出てきた。
あの看板の形は彼女から来ているのかしら?
「え、ええ。泊まりたいのですが部屋に空きは有りますか?24人なんですが」
「あぁ...えっ?ちょっと、24人って本当かい!?...こんな時期に何処かの騎士団なのかねぇ」
最後の方は小声で分からなかったけれど、こんな大人数は珍しいのかしら?
「ええ。全員で入るとご迷惑に成りかねませんので外で待たせて居ます。確認なさいますか?」
「い、いや、それは別に良いんだけどね。人数がねぇ...」
やっぱり大人数よね...
「男性10名に女性14名ですので四人一部屋で七部屋、もしくは大部屋二つ四人部屋一つ。空いて居ませんか?」
「そうだねぇ、丁度空いているし、大部屋で雑魚寝でも良いってんなら後者は用意出来るよ。熊獣人の大人の男が10人は優に泊まれるよ。何泊するんだい?」
それなら十分入るわね。
「そうですね...取り敢えず3日お願いしたいのですが」
「食事はどうする?付けるんなら朝夕出るけど」
「ええ、それもお願いします」
「そうだね、そうなると...大部屋一部屋銀貨30枚、四人部屋一部屋銀貨10枚と朝夕の食事で銀貨5枚を24人の3日だから...」
何やら算盤に似た物を取り出し弾き始めた。が、それでも時間が掛かっているわね...
「大部屋二部屋が銀貨60の3日で銀貨180枚。四人部屋に銀貨10の3日で銀貨30枚。食事代にプラス銀貨5枚を24で120の3日で360。180、30、360を足して、銀貨570枚ですよね」
「...え?ちょ、ちょっと待っておくれ.........銀貨570枚...あんた計算が速いんだねぇ。それに道具も使わないなんて凄いじゃないか」
「いえ、このくらいは大した事でも有りませんよ。金貨での支払いでも大丈夫ですか?」
金貨を差し出して訪ねるが難しい顔をしている。
何か不味かったかしら......?
「良いには良いんだけどねぇ...現金で釣り銭を用意出来ないんだよ。現金じゃなきゃ嫌だって人も居るんで普段は置いてあるんだけどだけど、丁度切らしててねぇ...カード払いじゃダメかい?」
...カード?




