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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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集結する帝⑦

 



部屋の中に入れば先に来ていたのかシアンがソファに座って待っていた……のはいいんだけども、シアンの前にあるテーブルには水色の妖精とミィが座ってるのは何で?

シアンは興味ないかもしれないけど、テーブルにあるお菓子食べられてるし。




「シアン、このテーブルのお菓子は?」


「ああ、雷帝が近くに居るらしくすぐに来るからその為のお菓子だな。 ディオが用意していた」




雷帝はお菓子が好きなの?

でも、雷帝の為に用意されてるお菓子は二人の妖精が気にせず食べてるんだけど、これって私が弁償することにはならないわよね。




「ん? いつもより少なくないか、これでは足りないだろう?」


「だって、ミィたちが食べてるんだもん。 その雷帝が来るまでにお菓子がなくなっていないといいけどね」




お菓子があることにではなくてお菓子の量に突っ込む風帝に帝の常識からしたら雷帝にはお菓子ってことなんでしょうけど、ミィたちが食べ尽くすんじゃないかなー。

何か話しながらもぱくぱくと二人で食べてるからね。


風帝は私の言葉にわかりやすいくらいテンションが上がっているのか尻尾がぴんっと立ってきょろきょろと辺りを見回して得る。




「妖精様ならばドゥアンも文句はないだろう」


「……問題はあるだろうが」




ミィたちが食べた物は何かあったら風帝が弁償してくれるかもしれないわね、私はもちろんそんなのに払うつもりはないし。

まあ、風帝なら依頼で稼いでるでしょうからこれぐらいの弁償なら大したことにならないでしょ。




【リルディア!】


【おお、先ほどの人間ではないか】




やっと私たちが入ってきたことに気付いたのかミィが嬉しそうに笑顔を見せながら手を振っていて、水色の妖精はのんびりしている。

ついさっきまでは風呂場に居たのに何でここに移動してるのかしらね?


私には関係ないけども、うるさいのは勘弁して欲しいわ……。




「お菓子の摘まみ食いしてるの?」


【リルディアのごはんのがおいしいよ】


【ほう、この人間は料理もできるのか。 今度作って貰おう】




私のご飯が美味しいのは当たり前じゃないの、ミィにはまだ作ったクッキーしか食べさせてないから私の料理の上手さがわかってないのね。

しょうがないから優しい私が今度は普通の料理も作ってあげましょうか。




【そうだ、リルディア! ミィね、まぞくどうのことわかったの!!】


「へえ、そうなの。 そっちの妖精に教えて貰ったんじゃないの?」


【うぅ……おしえてもらってないもん……】




にこにこと満面な笑顔を浮かべて私に話しかけて来たミィだけど、私が指摘をするとぴたりと止まりだんだんと落ち込んで来たのか縮まっている。

別に教えて貰おうが貰いまいが私には関係ないんだからさっさと教えなさいよね。


シアンと風帝が私たちのことを気にしてるみたいだけども、私は無視してベッドに座る。




「ショックを受けてないで話なさいよ」


【うん……えっと、まぞくどうはまのものがすんでるばしょにつながるんだって】




……ミィが話そうとしてるのにあれなんだけども、ミィじゃなくて水色の妖精が話した方がさくさくと進むからいいんじゃないの?

私がそう思いながらも水色の妖精の方を見ると水色の妖精は小さなため息をついた。




【ミィフォレント、それでは全く伝わらないぞ。 仕方がないから僕が説明してあげよう。 まず、人間……”魔族”とは何だ?】




魔族……ってあれでしょ、人間を殺そうとしている魔法も使う種族。

詳しいことは私も本に書いてなかったからしらないけどもディオ先生の様子からしたら人間の天敵みたいな感じかな、私に攻撃してくるなら私の敵であることは確実よね。




「んー、角が生えてて人間の敵な種族かな」


【人間からしたら人間を殺そうとしている魔族は人間の敵だろう。 だが、人間は知らない。 魔族とは魔の者、闇に魅入られた”人間”だ】


「え!?」




魔族ってあけだけ人間が嫌いで殺そうとしてるくせに元人間なの?

……でも、水色の妖精の話方的には元人間って言うよりは今も人間みたいな感じだけど……。




「妖精様がどうかしたかい?」




妖精命である風帝がいつの間にか隣に立っていたので私としたことがびっくりしてしまった、シアンはため息をついているけどもソファに座ったままだし、どうにかしなさいよ。

ってか、風帝はさっきまでシアンと話していたのに聞き耳でも立ててたんじゃないかってぐらい早かったんだけど監視でもしてたのかしらね。




「……俺のベッドで何してるんだ」




風帝だけでも面倒なのにディオ先生も戻ってきたのか私たちの様子を見てため息をついてる、風帝はそんなディオ先生を気にしてないみたいだけど。

ディオ先生も戻って来たんなら風帝をどうにかしてよね。




「そんなことより妖精様だよ」


「別に妖精の話でびっくりしただけだから話に入って来ないでよね。 まだ私も途中だから理解してないし」


「はあ……セシルト、妖精様からお話を聞けたら後で必ず全部話せ」




今にでも私から聞き出そうとしている風帝を掴むとディオ先生はそのまま部屋から出て行った、風帝が居たら話が進まないと思ってたからディオ先生はナイス判断よね、これでゆっくり話が出来るわ。



 

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