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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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集結する帝

 



風帝に送られて宿に戻った私たちは不機嫌そうにしたディオ先生に連れられて会議室みたいな部屋に連れて来られた。

フィアだけはライアたちが待ってる部屋に返されたけど、何で私が付き合わないといけないのよ。


帰って来たらすぐにお風呂に入ろうと思っていたのにこんな話に付き合ったら長くなってお風呂に入れる時間が短くなっちゃうんだもん。

血でちょっと汚れちゃったから早くしたかったのに。




「……全く、今度は何をやったんだ? 風帝も任務をサボって来たんじゃないよな?」


「ちゃんと依頼はこなしてきたよ。 後片付けは部下に任せて来たけどね」


「はあ……何やってんだ」


「ディオがあんな話を持ってくるからに決まってるだろ?」




ため息をついて呆れてるディオ先生とけらけらと笑ってる風帝は結構仲がいいのかしらね?

仲が悪かったらこんなに話はしないと思うし、風帝が一番都合良かったとしても手紙なんて出さないか。




「ディオ先生~、早くお風呂入りたいんだけど~」


「お前らが問題ばかり起こすからだろう」




はあ? 私から問題を起こしたことなんてこっちに来てからも一度もないわよ。

前の魔族と出会った時なんてあの馬鹿な三人が起こしたことだし、今回だって私たちはギルドの依頼で行ったのに魔族が勝手に居るんだもん。


しかも、子供をメインに食べてたのもその魔族なのにさ。




「え~、それは魔族に言ってよね。 私が行くとこ行くとこ魔族が居るんだもん」


「は? また魔族に会ったのか!?」


「ん? ああ、あたしが殺したから死体はギルドに持って行ってるよ」




ああ、帰って来てすぐにこの会議室みたいな部屋に案内されたからまた魔族に会ったことはディオ先生に話してなかったっけ?

風帝も言ってなかったのか軽く今言ってるけど、ディオ先生は少し胃の辺りに手を当てながらまたため息をついている。




「早く言えよ」


「死んだ魔族より妖精様の方が大切だろう?」




風帝は聞いていた以上に妖精のことが好きみたいね、何でそんな会ったっこともない妖精のことを妄信的に好きになれるのかなんて私にはわからないわ。

私は私以上に好きになれるものなんてないもの。


ブランド物をほしいのは私を着飾る為だしね。




「妖精様より先に今回の魔族について、だ。 どんな魔族だった?」


「抑えて戦たが、知能はあまり高くはなかったな。 だが、力は相応強い」


「他の奴が居たからね、シアンが何で力を隠しているのかわからないよ。 いちいち隠すのは面倒じゃないか」


「フロレインは入学したばかりの学生だ。 帝としてもまだ新参だからな」




帝三人の話し合いには面倒だから私は口を挟まない、面倒だし、難しいことは考えたくないのよね。

それにしても、帝なんて世間からしたら一人に出会えただけでもラッキーみたいな感じだったのにこうも揃うと何も思わないわね。


魔族に関しての話をしてるのをぼんやり見ていればミィがひょこっと出て来る。

……ちょっと静かだと思ってたけどあまり気にもしてなかった、窓から入って来たとこを見るとどこか別の場所に居たのね。




「どっか行くのは別にいいんだけど、何してたの?」


【さっきリルディアいじめてたまのもの、きいてきたの!】


「聞いてきた?」




さっき私を虐めてた魔の者って言うのは多分さっきの場かな魔族のことだとは思うけど聞いてきたって誰に何を聞きに行ってたのよ。

ミィは満足げな笑みを浮かべながらも私の前に座ってる。




【あのね、まのものはまぞくどうってのつくりたかったの】


「まぞくどう? それってどんなのなの?」




ミィが一生懸命説明しようとしてるのはわかるんだけど、私からしたら何を言いたいのかわからないわよ。

まぞくどうのまぞくは多分魔族で漢字は合ってると思う、どうって漢字はたくさんあるからいまいち絞り切れないけど……。




【えっと……まのものがとおるみちだって】


「道ってことは魔族道ってことで合ってるのね。 ミィが言う魔の者は多分魔族のことだろうけど魔族道ってどんなものなんだろうね」


【おおきなもんがあってー、まのものがどんどんくるんだってー】




ふーん、大きな門ねえ……どんどん魔族が現れるって何かファンタジーにありそうな転移とか出来るのかしら?

一応ここは魔法を使える世界ではあるんだけど、転移とか空を飛んだりとかは出来ないって聞いてたし……まあ、風帝は風の力で飛んでたけどあれは別でしょ。


よくあるいい子は真似しないで下さいってテロップがあるやつね。




「ミィはこの話を誰から聞いたの?」


【もりのおじいちゃん! ミィよりとしうえだからいっぱいしってるのよ!】




ああ、花の妖精だから植物の言葉がわかったりするのかもしれないわね。

ちょっと面白そうだけど、……そう言えばトレントって木の魔物がいるって聞いたんだけどもそれは魔物だから私は声が聞こえるのかしら?

それとも、一応植物だから私には聞えないのかしら?


ちょっと気になるから今度の休みにでもトレント探しに行ってみよう。

でも、トレントって一応植物ではあるから毒も効かないだろうし、シアンでも連れて行けばいいかな。


 

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