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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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花の妖精の力⑤

 



「……少しここで待っていろ、様子を見てくる」


「ただの骨でしょ?」


「ああ、だが強化合宿で来てる森に骨が大量にあるなんて話は聞いていない。 何か異変があったのかもしれないから少し見ておきたい。」




私からしたらどうでもいいことなんだけど、帝であるシアンからしたら大変なことなのかもしれないわね。

ネムリソウの効果時間はまだあるからここでじっと待ってなきゃいけないし、別に隠れてるだけならシアンが居なくても問題ないわ。




「わかったわ。 私はここで待ってるから行ってきていいわよ」


「すぐに戻って来る」




シアンが少し複雑そうな表情をしてるけど、気になるのか先ほどミィが指差してた方向に向かって行った。

ミィも骨を捨てに行ったみたいだし……そうだわ、今のうちにこのネックレスの性能でも確認しておこうかしらね。


今もつけてるネックレスを取るとぎゅっと握り締める。




「使い方がよくわからないけど……」




魔力なんて元々持ってないんだから使い方がわからなくても当然よね。

ネックレスを手の平で転がしてみながら考えてみるけど、考えてもわからないものはわからないで仕方ないわ。


とりあえず、使ってみることにしましょう。




「ネムリソウ」




ミィの魔力も補充されてるはずだからもしかしたらミィの使ってる魔法も使えるかもしれないと、先ほどミィがやったこと真似してみた。

だけど、ミィのようにネムリソウが生えてくる様子はない。


何が違うのかわからないけど……ミィは妖精だからミィの魔法は使えないのかしらね?

これはブルードラゴンの魔石だから水魔法も使えるかもしれないからそっちの方をやってみましょう。


魔法はイメージが大事って本に書いてたからしっかりイメージしなきゃいけないわね。


想像するのは水、水は酸素と水素の化合物で色、味、臭いの全てが無の液体。

温が低くて固まって氷にはなっていない物のことが全般で水よね、。他にも水は色々とあるけど……私が想像するのは一般的な水でいいわ。


水を想像したら後は呪文を唱える。




「“水よ、我が力となりて敵を貫け水矢(ウォータ-アロ-)”」




そう唱えると私の周りには水の矢が一本浮いているので近くの気に手を向けると水の矢はその木に向かって飛んでいく。

水の矢が当たった気には丸い穴が空いたようだけど、貫通はしてないみたいね。


私のイメージが足りなかったのか、初めてだからなのかわからないけど……これがメインの攻撃ではないんだから問題はないわね。

魔物の気を逸らすことが出来たら御の字くらいだし。




「……ミィの力も私のイメージが強ければ使えないかしら?」




こっちにある花や草は興味ないから調べてないから無理だけど、日本のものならわかるわ。

花にも詳しいと女の子っぽくて人気がもっと出ると思って調べたからちゃんと覚えてる、私は可愛くて頭もいいから一度覚えたことは忘れないのよ。


一番有名ってか日本の国花とすれば桜よね。

桜はバラ科サクラ亜科サクラ属の花である落葉広葉樹の名前、一般的に桜色と表現される白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせる春に咲く花。

桜が咲く時期になるとやたら花見をしたがるのは大人が酒好きだからなのかしらね?


もちろん、桜は日本だけじゃなくて外国にも広範囲に自生してるわ。

有名所の品種ではソメイヨシノが一番知られてるのではないかしら?


他にもたくさんの栽培品種が作られ日本の桜は外国に通用するようになった、サクラ全般の花言葉は「精神の美」「優美な女性」……まさに私にぴったりの花言葉だと思うわ。


昔見たたくさんの桜の木々を思い浮かべながら名前をぽつりと呟く。




「”桜”」




その瞬間、私の周りにはひらひらと桜の花びらが舞い落ちる、その花びらを見て近くの枯れ木に手を添えてもう一度”桜”と唱えると目の前の木には桜が咲いた。

……灰は撒いてないのに桜が咲くなんて花咲じいさん以上ね……。


でも、何となくこの魔石の力はわかったわ、ネムリソウのこともちゃんと知ってからじゃないと使えないのね。

学園に帰ったらそれ系の本もあるだろうから仕方ないし勉強することにしよう。




【うわー、リルディアなにこれ?】


「これって桜のこと?」


「さくらっていうの? ミィ、こんなきれいなはなみたことない!」




いつの間にか戻って来てたミィが目をキラキラさせながら桜を見て居るけどこっちには桜に似た花はないのかしらね?

前にドレドーの花がカランコエに似てるって思ったから似てて名前が違う花はたくさんあると思っていたのに。


まあ、ミィが無邪気に喜んでいるみたいだからいいかしらね。




「……戻った」


「あら、お帰りなさい」




ミィのはしゃぐ姿を横目に魔石の使い方を練習しているとシアンが戻って来たので練習は止める。

戻って来たってことはそろそろネムリソウの効果も切れるでしょうし、今から突入しなければならないものね。




「これは……」


「シアンに貰った魔石で練習してたのよ。 いざって時に使えなかったら意味ないしね」




辺りに散らばってる花々に驚いてるのかじっと見てるので仕方なく説明する。

ちょっとやり過ぎたかもしれないけど、魔力ならミィに補充して貰えば問題ないものね。



 

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