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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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魔族の話④

 

 


私があの胡散臭い神から貰ったのは攻撃を一切受け付けないバリア、魔法を好きに返せる反射、後は魔物と会話出来る能力くらいよ?

そんなので国が滅ぶならどんなに弱い国なのよね。




「本当か?」


「……リルディアちゃんには話さなかったけど、リルディアちゃんの能力があれば国を滅ぼすことは出来るよ」




は? ディオ先生が疑うのはまだ分かるけど、ライアは何を冗談言ってるのよ。

あんな能力で国が滅ぶっての?




「能力者が現れたら王族、もしくは帝がその能力の危険度を量る。 監視下に置くかどうかは王と帝全員で審議する必要があるからな。 それを報告しない所か国が滅ぶかもしれない能力だと?」




ディオ先生が二人を睨んで居るが、ライアはにっこり笑って居て真意を量らせないようにしてるし、シアンはどこ吹く風って感じね。

監視下に置かれるとか絶対ヤなんだけど。




「リルディアちゃんの能力は魔法をガード出来る、魔法を跳ね返せる、魔物と話せるでしょ?」


「ほう、なのに報告してなかったと?」


「まだ学生ですからね。 ちゃんと父には報告していますよ」




魔法だけじゃないけどね、……ってか、国王にはもう報告されてんの?

まあ、監視下に置かれたくないからそれだけなら我慢はするけど~、ディオ先生にはバレちゃったしな~。




「あ……」




フィアが何か思いついたのか小さな声が漏れるけど、口を押えて黙っちゃった。

アルトもわかってるような表情してるし、わかんないのは私だけってこと?




「リルディアちゃんはデスドラとも会話してたし、ライウルフとも会話してた。 出来ない魔物っている?」


「え~、あんまり魔物と出会ったことないからリルは分からないけど~。 今まで出会った魔物なら声が聞こえるから出来ない魔物は居ないと思うよ~?」




昔は森に出掛けた時に色々な魔物の声が聞こえてたからね。

飼ってるペットとかも普通の動物は居ないみたいだし、家畜も魔物らしいし?


森に行かなくても街中でも聞こえるからね、煩いから聞こえないように無視してるもん。




「会話出来るならまずどんな情報でも集められる。 プーレバードなんかは人に無害だからわざわざ遠ざける人は居ないしね」




プーレバードってあのスズメみたいな鳥のことよね?

情報集めなんてめんどそうなことは私には必要ないから考えたこともなかったわ。




「気にしてなかったなぁ~。 会話出来るの楽しいって思ってただけだもん」


「魔物と会話出来るリルディアちゃんなら王城の情報も集められるし、他の貴族の情報も、ね?」


「リルはそんなことしないよ~?」




情報なんて集めたとこで私にはどうでもいいんだからそんなのいらないわよ。

……でも、あの親ならどうかするかもしれないから、私の自由の為には他にはバレないようにしなきゃいけないわね。

あんな奴らの為に使うなんて馬鹿らしいわ。




「……大事な話してるんだからその鬱陶しい演技は止めろ」


「鬱陶しいなんてディオ先生ひどいよ~。 リル、泣いちゃう……」


「黙れ」




うるうると瞳を潤ませるが、ディオ先生はイライラしてるだけ。

全く、こっちには私の魅力が分からない奴ばっかいるの?


こ~んなに可愛いのに!




「……はいはい、でもそんな情報なんて私、興味の欠片もないからね。 出来るって分かってもそんなことに労力使うなんて無駄だから」


「リルディアちゃんならそうだろうなとは思ってたよ。 あくまでリルディアちゃんの能力で出来ることだからね」




もし、なんて面倒なこと考えるのね。

そんなこと考えるだけで無駄だと思うのに……。




「魔物と会話出来るなら街を襲わせることも出来るんじゃないか?」


「は? そんな面倒なことも考えたことすらないんだけど?」


「デスドラも従わせることも出来たから可能性を考えれば可能ではありますよ。 リルディアちゃんはそんなことしないでしょうが」




当たり前よ、魔物に街を襲わせて私に何の得があるわけ?

会話出来なきゃ私の魅力が分からないかもしれないからそれにしただけなのにさ。




「魔法をガード出来るなら力業しかないか……」


「何のことかわかんないけど、私のあれは魔法だけじゃなくて攻撃全般だし。 私の玉のような肌が傷でもついたら大変でしょ」




私はか弱いのよ?

自らの身を守るのに魔法だけにしないでしょ。


私の言葉にディオ先生とライアの視線がこっちに向くけどそんなの当たり前のことよ。




「……それは意識してなくてもか?」


「何当たり前のこと言ってるの?」


「え? リルディアちゃんって前にデスドラの攻撃塞いだ時に詠唱してなかった?」




詠唱? ああ、ライアが言ってるのはあれのことね。




「あれは気分よ、言わなくても出来るけどあった方がいいじゃない」



だって、無意識でもバリア張っておかないと私が危険な目に合うじゃない。

私、怪我をするなんて絶対に嫌だし……それに言葉にした方がやってるって感じがしていいのよね。




「それは僕も知らなかったよ」


「つまり、何かあっても暗殺も出来ないってことか」


「はあ? 暗殺って何の話しなわけ?」




そんな話、今も全然してなかった!

ってか、何でこの私が暗殺なんて物騒なことされないといけないわけ?


 

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