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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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旅行は海へ⑨

 


今身を守れるのは自分だけなのに馬鹿なの?

ああ、馬鹿だったわね。




「死ねよ」




魔族の男の合図とともに槍を持った男たちが私たちに襲い掛かって来た。

襲われるなんて思っていなかった馬鹿な女たちが騒いでいるけど、一応避けれてるみたい。


まっ、学園には戦闘訓練もあるんだから当たり前よね、……これは本番だけどね。


私に向かって来た男を蹴り飛ばせばいつも身に着けてるナイフを取り出す。

こんなこともあるかと思っていつも持ち歩いていてよかったわ、こんなとこでこの私が死ぬわけないでしょ。




「い、今なら許してあげるわよ」




馬鹿なこと言ってるけど魔族を名乗ってるんだから止めるわけないでしょうに。




「下等生物の言葉を聞く必要ねェだろうがァ!」


「魔族なんて居るわけないじゃない!」




信じたくないのか叫んでいるが男たちの攻撃は止まらない、痛みに耐性あるのか蹴っても気にせず向かってくるなんて面倒ね。

この人らが操られてるのか、それとも仲間なのかで対応が変わってくるんだけど。




「一気に殺そうと津波まで起こしたのに生きやがってよォ! 下等生物が粋がってんじゃねェよ」




なるほど、あの津波はコイツが起こしたのね。

折角買った私の水着がそのせいであんまり見せれなかったじゃない、くだらないことしてるんじゃないわよ。




「だからなァ、少しづつ誘い込んで殺すことにしたんだよォ。 深く催眠をかけずとも誘い込むなんて俺には簡単なんだからなァ」




魔族の男もペラペラ喋ってるのは馬鹿だからなのかしら?

わざわざ説明するなんて馬鹿な証拠だと思うけど、それとも全滅させる自身があるのかしらね?




「痛っ!」




上手く避けれなかったのか槍がレイアの腕を掠ったみたい、腕からは血が流れている。

てか、避けるだけって馬鹿なの?

操られてるからって攻撃されてるんだからし返してもいいでしょ。




「ハーハハッ、逃げ惑え下等生物ゥ!」


「に、逃げるわよ!」




操られてる男たちがわざと逃がそうとしているのか不自然に宿とは反対側の森の方が空いている。

馬鹿な女たちはその空いてる隙間に向かって走って行った、そしてその後を男たちが追いかけて行く。


殺そうとしてるのは本当だろうけど、遊んでもいるんでしょうね。

あんな津波を起こせるんなら殺すことも簡単でしょう。




「……テメェは逃げねェのかァ?」




数人は三人を追いかけて行ったけどまだ魔族の男と操られてる男が二人居た。

魔族の男は私に言ってるんでしょうけど、あんな見え見えの罠に向かうわけないじゃん。




「あんな馬鹿と一緒にしないでくんない?」


「あァ?」


「あんな不自然な逃げ道に行くわけないじゃん。 アンタ、頭悪いでしょ?」




私たちを下等に見てるのは分かっていてけど、あんな馬鹿と一緒にされるなんて不愉快だわ。

さっきから説明したり、見え見えの罠を作ったり、この魔族は頭良くないわね。


私に馬鹿にされたことが分かったのか怒ってる感じしてるけど、本当のことでしょうに。




「ふざけんじゃねェぞ、下等生物がァ!!」




槍を持った男二人が私に襲い掛かってくる、人を操って自分で戦わない弱虫には何を言っても無駄よね。

バック転で槍を避ければ男の槍を持ってる手を蹴り上げる。




「こんなに可愛い私に何言ってんのよ。 頭だけじゃなくて目も悪いのね」


「殺すゥ!」




更に攻撃が激しくなったけど、私に当たるわけないじゃない。

槍の攻撃を避けながら隙をみてナイフで攻撃をする、好き好んで殺すつもりはないけど身を守る為には仕方ないわね。




「これぐらいで怒るなんて短気ね」


「逃げんじゃねェよ!!」


「あら、死にたくないから避けるに決まってるじゃない」




魔族の男を馬鹿にしてると更に激高してるのが分かるけど、そんな分かりやすくて大丈夫なのかしら?

動きも単調になってきてるし、頭の悪いのと戦うのは楽ね。


足につけてる薬を取れば男たちに向かって投げつけた。

投げつけたのは男に当たりその場に粉が舞った、私は風上の方に立つ。




「そんな粉投げても意味ねェだろうがァ」


「そうかしらね?」




魔族の男は馬鹿にしてるみたいだけど、操られてる男たちは立っていられないのか地面に崩れ落ちた。

倒れた男たちを見て慌てている馬鹿な魔族。




「テメェ、何しやがったァ!!」


「糸とかそんなの使って操ってるわけじゃないみたいだもの。 殺したりするのも有りだけど動けなくするだけなら殺す必要はないからね」




殺す必要があれば私は戸惑いなく殺すわ。

他人の生死より私の方が大事なのは当たり前よ。




「下等生物は仲間を殺すことに戸惑いを覚えるって聞いたんだがなァ」


「そんなお人よしが居るのは間違ってないわ」


「テメェみてェな下等生物も居るみてェだなァ」




自分も殺されるかもしれないのに他人を気にするのは馬鹿だけよ、私は私が大事だからそんな馬鹿な真似はしない。

死ぬくらいなら敵対した相手を殺すわ。




「さあ、死ぬ覚悟は出来たかしら?」




魔族から逃げることなんて出来ない可能性が高いなら、背中を向けるなんて馬鹿な真似せずに戦った方がマシだわ。

本格的に戦うんだからバリアは常に張っておくべきね。

ナイフを握り直せばもう一つの入れ物を取り出し、ナイフにつける。


さぁて、毒は魔族にも効くかしらね?



 

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