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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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デート⑪

 




クールで大人ぶってるシアンでも年頃っぽい顔するのね。





「でも、勉強出来るの知ってるって事は同じ学園なのね。 シアンが好きになる人ならちょっと気になるかも」





ほぼ無駄口を叩かないシアンがここまで話す女なんて興味あるわ。

だって、この私より可愛いって思うんでしょ?


惚れた欲目ってのはあるでしょうけど。

私以上に可愛い女なんて居なくない?


もしかしたら、年上なのかもしれないわ。






「……いつか覚悟が決まったら教える」



「なんの覚悟かよくわかんないけど、楽しみにしてるわ」





この様子だとまだまだ告白なんてしなさそう。


ああ、覚悟ってその人に告白する覚悟のことかもしれないわ。

告白する覚悟が出来たら多分私に相談したいのね。


告白なんて勝手にすればいいけど気になるから相談には乗ってあげましょう。






「そろそろ出るか」





頬の赤みが引いたシアンはいつもと同じ無表情のまま。

まあ、イケメンには変わりないんだけどね。





「そうね、長居し過ぎたかも」





久し振りにのんびりしてたわ。

暁とはたまに喫茶店に行ったりしてたけど、こっちに来てからは勉強したり訓練したりで忙しかったしね。

あの家じゃのんびり気を緩める事も出来ないし。



シアンはテーブルにあった伝票を持つとそのままレジに向かった。





「奢ってくれるのぉ?」





ガヤガヤしていたからって外で素を出してしまっていたわね。

女に素がバレても問題はないけど、気をつけとかなきゃ。





「ああ、リルディアはまだ依頼も受けてないしな」





んー、まあお金はあまり持ってないわね。

お小遣いとか貰った事ないし、趣味の悪いドレスやアクセをバレない様に売ったりしてるからちょっとは持ってるけど。


でも、デートしてあげてるんだから男が払うのも当たり前よね。

シアンは私を好きじゃないけど、今後の参考になるだろうし。





「ありがとぉ!」





今までデートしてあげた時だってお金なんて払った事ないわ。

デートなのに女に出させる様な甲斐性なしは即切りね。


シアンはギルドカードを何かの魔方陣の上に置いてすぐに仕舞った。

大金を持ち歩くなんて出来ないからギルドカードがキャシュカードみたいに出来るって言ってたけど、初めてみるわね。






「……今度、チームで依頼受けてみるか? リルディアがどこまで戦えるのか見てみたい」






お店から出て学園の方に向かいながらシアンが問いかけてくる。


確かに私が戦えるのはサバイバル演習の時にわかったけど実際には戦ってないしね。

チームで居るならば一応知っておきたいのかしら?


基本的に他の人が居る前で戦うつもりはないのだけど、メンバーには一応戦い方を見せていた方がいいわね。


変に庇われて怪我でもされたら迷惑だわ。






「うん、でも都合良く休みに集まれる?」





今日は急遽休みになったから私とシアンだけになったのかもしれないけど、ライアは特に忙しいでしょうし全員で集まれるかしら?


フィアとアルトは基本的にニコイチみたいな感じがあるし……。





「その時は俺と依頼を受ければいい」



「まあ、シアンがリーダーだからねぇ。 全員で集まるのが無理そうなら二人でも仕方ないわね」





シアンは戦い慣れてるみたいだから私の実力を知ってれば上手く指示を出すでしょう。

学園では戦えないフリをするけど依頼を受けるならそんなことは出来ないわ。





「ライア達にも聞いて日が決まり次第だな」



「そうねー、ずっと戦えないフリをしていたら体が鈍っちゃう」





もしかしたら、従魔となったキルクとも一緒に戦うことになるかもしれないしね。





「……楽しみだな」





微かに笑みが浮かんでるシアン。



……悔しいけど私も少し楽しみね。




 

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