表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
31/123

デート⑥

 




「シアン、これからどうする?」




従魔登録が終わったのでもうシアンと一緒に居る意味もないけど。

せっかく街に出て来たんだから私は買い物でも行こうかな。





「もう、大丈夫なのか?」



「うん、ちょっと気持ち悪くなっただけだから」



「そうか……リルディアは何かしたいことはあるか?」



「せっかくだから買い物行こうかなーって。 なぁに? 私とデートでもする?」






ふふ、なんちゃって。

シアンがデートってか、女に興味持つなんて考えられないか。

でも、五年ぐらい片想いしてるってサバイバル演習の時言ってたけど、その子とはどうなったのかな。





「買い物ぐらい付き合ってやってもいい」




シアンにしては珍しいわね。

まあ、久々の買い物だから荷物持ちにでもなってもらいましょうか。





「じゃあ、デートしてあげるわ。 私とデート出来るなんて滅多にないんだからね?」






よし、まずはアクセサリーからでも見ようかな。


私はシアンの腕に抱き付いたままアクセサリーショップに向かう。





このアクセサリーショップは結構有名なお店であり、値段もピンからキリまで。

可愛い一般向けのアクセサリーや、魔方陣が刻まれた冒険者向けのアクセサリーもあるらしい。


一度は行ってみたかったのよね。



中に入れば壁紙め白で清潔感はあり、平民用と貴族用で別れているみたい。

まあ、大抵の貴族は商人を屋敷に呼ぶから学園の貴族女子用かしら?



今はまだギルドの仕事もしてないし、今までのお小遣いだけだからあまり高いのは買えないけど。

今は我慢するしかないわね。





「シアン、会話の魔道具だって。 どれぐらい遠くまで使えるんだろうね」






やっぱ魔道具のアクセサリーは高いわね。

でも、魔石にある魔力を使ってるから魔力のない私でも使えそうだし。

会話の魔道具はいらないけど解毒の魔道具があったらほしいわ。

物理も魔法も大丈夫だけど毒殺は可能性あるからね。



もう、玉の輿に乗るまで私は死にたくない。






「……どれか買うのか?」



「欲しいけど、ギルドの仕事受けてからかなー。 なんなら、買ってくれてもいいよ?」



「……」




男とこんな感じで話すのは暁以来かも。


あ、この青色のネックレス可愛い。

でも、金貨十枚って高くない?

Fランクの依頼じゃ何十件やっても貯まらないわよ。


今はまだ名に縛られてるから奢ってもらうことも出来ないし。

学園卒業したらさっさと家出るから問題ないけど。





「……シアン、ちょっと席外すわね」







シアンに一言告げると私はお店の人にトイレを借りることにした。

……生理現象は仕方ないわ。


トイレから戻るとやはりと言うべきか、シアンは女に囲まれていた。

あれだけのイケメンが一人で居たら逆ナンに合うのも当たり前よね。


私は逆ナンなんてみっともない事しないけど。





「お待たせぇ、シアン!」





にっこりと笑顔を作りながらシアンに駆け寄るとぎゅっと腕に抱き付く。

周りの女はいきなりの私の登場に不愉快に思っているのか睨み付けてくる。





「……それほど待ってない」





シアンが私を拒絶していないのを見れば目を見開いて驚く女達。


シアンって怒る時はあるけど本当にいつも無表情だよねー。

たまに笑ってる時はあるけどライアが居る時ぐらいじゃない?




「リル、お腹空いたりなぁ……。 ご飯食べに行こっか!」



「そうだな」




私は女達を敢えて無視しているが、シアンは本当に興味ないのか私の言葉に頷いている。


シアンって人に対する興味って薄いよね。





 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ