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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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サバイバル演習と再会⑩

 



「どうしてここに来たの?」


『我はここより遥か西の森に住んでおったのだが、我の巣を荒らし回る輩が居てな。 食い殺してやろうとしたが怪しげな魔術を使い中々捕まえられん。つい先ほどまで我の巣に居たのだが……輩が仕掛けた魔術に嵌まったと思えばこの森に居たのだ』


「何で西ってわかるわけ?」


『我の巣には他の魔物が入って来ない様に我のマナで守護しておる。 我のマナが感じられるのは遥か西なのだ』




マナも守護も良くわかんない単語があるけど、誰かがこの森にコイツを放ったって事でしょ?

私が居る時に面倒なことしてくれたわね。




「……リルディアは上級魔物と会話出来るのか?」




キルクとも会話してたけどライウルフってBランクらしいから一応上級魔物に入るのかな?

まあ、魔物は下級でも意思はあるから会話は出来るけど。


……嘘もつけるけどライア達なら言っても誰にも言わないわね。





「うん、小さい時から。 何で話せるのかはわかんないけど」




神から力を貰って転生しただなんて言っても信じられないだろうから話せる事だけ言っとこ。




「じゃあ、シャイニングトカゲの時……辛くなかった?」


「辛くないわ」




確かに私には普通に生活してるシャイニングトカゲの仲の良い言葉が聞こえたり、死ぬ間際の言葉が聞こえたりもする。

でも、私は私の為に殺す。


……一番最初の時は辛くなかったとは言えないけど。




「デスドラは何と……?」




私が嘘をついてると思ってるのかわかんないけど、険しい表情のシアンが聞いてくる。




「ここよりずっと西の森に住んでたけど、怪しい人が仕掛けた罠に引っ掛かったと思ったらこの森に居たんだって」


『我に仕掛けた輩と同じゴミだと思ったらムシャクシャしたのだ』


「人間の罠に引っ掛かったからムカついて八つ当たりしたんだって」


「西……」




シアンが何か難しそうな表情をしながらライアに視線を移す。

ライアはそんなシアンを見て小さく頷いた。


私には何がなんだかわかんないけど。





「西ってもしかして……」


「マークアデの森じゃないか?」




マークアデの森?


フィアもアルトもわかるの?




「マークアデの森は上位ランクの魔物がうろついている危険な森だ。 デスドラが居てもおかしくはない」


「この国と帝国の境になる森だからもしかしたら不振人物も帝国の人間かもしれない」





つまり、デスドラをマークアデの森からこっちに仕掛けたのは帝国で……今日の日を選んだのにも理由があるって事?

デスドラを仕掛けて王国を潰そうとしたのか、それともライアがサバイバル演習に出る日を狙ったのか。




「でも……まだわからないよね……?」




フィアが不安そうにしてるのもわかる。

もし、この森にも仕掛けがあったとしたら帝国のスパイがまだ居るかましれないって事だし。

成功するかもわかんないのにデスドラみたいなの放置しないでしょ。




「……この辺りに気配はない」




険しい表情のままシアンは辺りを見回す。




「アンタはわかんないの?」




シアンが人の気配を何で読めるのかなんて私にはわかんないからデスドラに聞く。

……見上げるのが辛いわね。





『ふむ、今はそなたら以外のゴミ……いや…人間は近くに居らぬ。 だが、あちらの川の近くに同じような臭いを感じるぞ』




私の事もゴミって言うつもりだったみたいだからスカートに隠れて見えないようにしてたナイフを取り出してデスドラの足を刺しておく。

毒はつけてないし、デスドラからしたら蚊に刺されたぐらいでしょ。




「あっちの方の川に罠を仕掛けた人と同じような臭いがするみたいだけど、どうする?」




デスドラからナイフを抜き取り川がある方を指差し

問いかける。

私的にはこのまま放置でもいいけど。




 

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