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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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サバイバル演習と再会⑥

 



「止まれ」




私を見てたシアンだったけど急に歩くのを止めて私達を静止させる。

木々の間から覗けばシャイニングトカゲが二匹居た。


シャイニングトカゲは群を作る事があるから二匹は少ないかも。




「一気に五匹居た方が楽だったよな」


「でも、……少ない方がリルを守れるから……」




トカゲ如きに怪我する訳ないけど私は戦闘が苦手な可愛い女の子なんだからね。




「俺らからやっていいか?」


「僕は構わないよ」


「ああ」




アルトがライアとシアンに言えば腰にあった剣を抜きシャイニングトカゲの前に飛び出した。


武器はあまり効かないって言ってたのに魔法じゃないの?



動きが鈍いシャイニングトカゲと身体能力が高いアルトでは全然違う。

上手く剣と身体能力でシャイニングトカゲ二匹を翻弄している。




「風よ、我が力となりて敵を貫け、ウィンドアロー!」




まるで剣を使いながら踊っているようなアルトから目を離せないでいると隣から詠唱か聞こえた。

フィアが両手を前に出し、うっすらとした緑色の矢をシャイニングトカゲに放った。

十本ぐらいの矢は一匹のシャイニングトカゲに突き刺さる。


フィアの属性は風なのね。




「リル、戦い初めて見たぁ」




アルトとフィアのコンビネーションを見ながらもライアに甘えるのを忘れない。

ここは怖がってた方がいいのかしらね。




「シャイニングトカゲは中級魔法さえ使えれば簡単に倒せるからね」




ふーん、ライアは軽く言ってるけど私たちの年齢なら使えるか使えないかぐらいじゃない。

フィアもアルトもそれぐらいの能力はあるって事よね。 



「こんなもんか」




フィアが中級魔法使えるならアルトも使えるのだろうし、今回は囮役になったんだろうね。

アルトは持っていた剣を腰につければ戻ってくる。




「フィアもアルトも凄いねぇ~!」


「わ、私はそんな事ないよ」




ほんのりと頬を赤く染めたフィアがふるふると首を横に振ってる。




「さあ、素材を剥ぎ取って次を探そう」




もちろん、私が素材剥ぎ取りなんてするわけないけど。

私は可愛いからそんな事しなくても許されるのよ。


ライア達が素材を剥ぎ取るのをぼんやりと見ていたが急にどこからか大きな鳴き声が聞こえた。


私が気付いたのだからライア達が気付いてもおかしくはないよね。





「今のは?」



【ギャアアアア】




ライア達が素材の剥ぎ取り止めて剣を抜き辺りを警戒する。

すると、上から黒い龍が降りてきた。





「あれはデスドラ!」


「馬鹿な、この森にデスドラがいるはずはない!」




黒く光鱗、体長は三メートルはありそうな巨体、先が尖ってる尻尾。

ラースに聞いたことがある。


デスドラ。

Aランク上位の竜種。


異常なまでの食欲と凶暴さにデスドラが出たら森が破滅すると言われてる最悪な竜。

この森に現れた事がないからラースも見たことないって言ってた。





『ふん、ゴミがたくさん居るわ』 




魔物の声がわかる様にしてもらった私には不愉快なトカゲね。

魔物にはこの私の可愛さがわからないのかしら。


私はまだ対応策があるけどフィアは真っ青になって辛そうね。



 

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