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ぶりっ子少女の夢は玉の輿  作者: 猫目 しの
異世界の日々
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サバイバル演習と再会④

 



「リルもみんなの役に立ちたいから頑張るぅ!」


「少しずつ覚えていったらいいだろう」




アルトも私にはちょっと甘いような気はするけど未だに恋愛感情っぽくないしね。

どちらかと言えばやっぱり妹的な?


ライアも私に対する態度は妹的な感じなのよね、シアンは私に興味ないみたいだし。




「覚えなくてもリルディアちゃんは可愛いお嫁さんになれると思うけどね。 ね、シアン?」


「……」




ライアの言葉にシアンがムスッとした不機嫌そうな顔をしてる。

興味ないからあまり話題にしたくないんじゃない?




「ライアったらぁ。 もう、ご飯にしよぉ?」




恥ずかしがって居るみたいに見えるように照れたような笑みを浮かべライアを見つめる。

今は妹的に思ってたとしてもまだ結婚出来るまで数年あるし、頑張って落とせばいいからね。


……何かシアンの不機嫌さが増したような気がするけど気のせい?




「そうだね」




ライアはそんなシアンの様子を見ながらもクスクスと楽しそうに笑ってる。

よくわかんないけどいっか。

私には関係ないからね。



ご飯を食べ終われば次は学園から出された課題をしなければならない。

課題はグループの力量によって違っていて、私たちはシャイニングトカゲ五匹。

シャイニングトカゲはこの森では強さ的に中位くらいらしいから私たちの班はディオ先生からいい評価を貰ってるんだろう。




「一人一匹ってことだろうが……」




アルトが言いにくそうにしているのはきっと私の事なんだろうなー。

私がシャイニングトカゲ倒せる事知らないからね。




「リルディアにはキツいな」


「まあ、班で五匹だからリルディアは無理しなくてもいいだろ」




今の私はか弱い女の子だから無理するわけないじゃん。

ギルドの依頼で一人で、だったら本気出すけど。




「リルも頑張れるもん!」




少し頬を膨らませながらも上目遣いで見つめれば微笑ましいものを見ている様な表情をしていた。


この可愛い私が上目遣いしてるのにやっぱ妹を見る感じなのよねー。

私がまだ小さいからかも知れないけど。


シャイニングトカゲはそんなに目が良くないから罠を仕掛けたらか弱い私が倒しても問題はないかな。




「一緒に頑張ろう」


「うん!」




ま、今の私は本気出すことないから頑張って貰わないと困るわね。

可愛い私を守れるなんて嬉しいでしょ?




「よし、それじゃシャイニングトカゲを探しに行くか!」




アルトの言葉に私以外が支度を始めた。



 

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