閑話 アリスの思い1
あまりにも長くなりそうだったのでまさかの分割
わたしの名前はアリス。チャドゥという街の孤児院に住んでいる。物心がついた時にはもうこの孤児院にいた。何故この孤児院にわたしが入る事になったのかは聞いたことが無いがおそらくわたしは両親に捨てられたのだろう。…なぜならわたしは呪われているのだから。
それは、わたしが直接触れた生き物を傷つけた。わたし自身でなくわたしの周りの人を傷つける…そんな呪いだった。
だから少しでも肌が露出しないようにとどんなに暑い日でも長袖に手袋をして頭もフードを被るようにしていた。孤児院にいる他の子供たちはそんな服装をしていないのにと思っていたがわたしは言われるままそれにしたがっていた。
孤児院の中でわたしは孤立していた。孤児院にいる大人の人達はわたしの呪いの事を知っているため必要以上に…いや、必要があってもできるだけわたしに近づかないようにしていた。…大人の人達がわたしの呪いの事を知っているのは、もしかしたらわたしの憶えていないほど小さな時に何かあったからなのかもしれない。孤児院の子供達もわたしの呪いの事を大人の人に聞いていたため近寄ってはこなかった。わたし自身、危険だから直接人に触れてはいけないと何度も言われていたために自分から近寄っていく事もなかった。
マザーはそんなわたしによく話しかけてくれた。他の子供達の世話などで忙しい中でも気遣ってくれていた。わたしはマザーが好きだった。
…だからわたしはマザーがわたしの呪いで傷つき崩れ落ちた時の光景を忘れる事ができない。
その日はとても暑く手袋をしているのがとても煩わしかった。その時のわたしはまだ理解できていなかった。大人達に何度も言われていたのだがそれでも自分の呪いの危険性をきちんと理解していなかったのだ。だからわたしは暑さに我慢できずに手袋をとってしまったのだった。
その日からわたしはそれまで以上に人に近づかないようになった。人からできるだけ距離をとって必要以上に部屋から出る事もなくなった。
そういう生活を送るようになって何年が経っただろうか?孤児院にいた自分と同じ年頃の子達は次々とどこかに働きに出たりして孤児院から離れていった。わたしもいつまでもここに居る訳にはいかないだろう。しかし今のわたしにはこの孤児院から…この部屋の中から出る勇気は持てなかった…。
部屋の中でじっとしてる事が多いためか夜になってもあまり眠くならない事が多かった。勿体無いため明かりをつけることもせずただボーっと眠くなるまで窓の外を眺めていた。
そんな日の事だった。その日も眠くならなかったためベッドに腰掛けて窓の外を眺めていた。そうしていくらか時が経った頃なんの前振りもなく眺めていた窓の外から知らない少女が顔を覗かせたのだった。
夜に二階の部屋の窓の外から知らない少女が顔を覗かせる…普通だったら悲鳴の一つでも上げる場面なのかもしれない。しかし、わたしは悲鳴どころか身動き一つする事ができなかった。顔を覗かせていた少女があまりにも綺麗で可愛らしかったために現実感を持てなかった。透き通るような青みがかった銀髪に非常に整っていながらも幼さの残っている顔はとても可愛らしく綺麗な空色の両目がわたしを見つめている。月明かりに照らされたその光景はとても幻想的でわたしは見蕩れてしまった。
しかし、ふと我に返る。窓の外の少女は窓枠にしがみついている状態。どうやって登ったのかは知らないがここは二階なのだ。落ちたりしたら非常に危険である。わたしは少女を驚かせないように静かにそっと近づき窓を開けた。
「あの…大丈夫?」
意を決して声をかけたが少女はばつの悪そうな顔をしてそのまま動こうとしなかった。
「そこは危ないから早く部屋の中に入って。」
「あ、はい。」
もう一度声をかけるとようやく少女は見た目にそうような可愛らしい声と共に部屋の中に入ってくれた。元どうりに窓を閉めてから改めて少女に向き直る。背の高さはわたしと同じくらい…いや、ちょっとわたしの方が高いか?
「あなたは誰?こんな時間にどうしてあんな所にいたの?」
わたしは夢見心地のようになっているのか物語の中の妖精を相手にしているような気分になる。彼女は本当に現実にいる存在なのだろうか?夢を見ているだけではないのか?そう思いつつ少女に質問をした。
「私は旅をしていてたまたま立ち寄ったこの街の宿屋に泊まっていたのですが、中途半端な時間に起きてしまい寝付けなかったので街を散歩していました。そしたらこの部屋から魔力を感じて…何の魔法を使っているのか気になってしまい部屋を覗きました。…ごめんなさい!」
少女は勢いよく頭を下げて謝ってきた。わたしは少女を責めていた訳ではないので突然謝られて驚いてしまった。そして少女は話の中で不思議な事を言っていた。
「魔法…?」
「??…はい。今も魔力をずっと出してますよね?」
今、この部屋にはわたししかいない。そしてわたしは勿論魔法を使用などしていない。魔法を使えないのだから当然である。
「…もしかして秘密にしたい魔法だったりしますか?」
「わたしは魔法なんて使ってないわ。」
しかし目の前の少女は何か確信を持ってわたしを見つめている。そしてわたしはもしかするとと思った事を口に出してみる。
「…もしかして…わたしの呪いの事をいってる?」
「呪い?」
呪いは魔術の一種だとどこかで聞いた気がする。彼女はその事を言っているのではないだろうか。考え事をしていたため少女がわたしに手を伸ばしてきた事に気づくのが遅れた。わたしは寝る前だった事もあり今手袋をしていない。
「だめっ!」
バチッー
音と共に少女の手が弾かれとても驚いた顔をしている。わたしは思わず伸ばしそうになった手をなんとか下ろして声をかける。
「あなた大丈夫!」
「大丈夫ですよ。少し驚いただけです。」
彼女はそう言って触れた手を振っていたがわたしは手が触れた瞬間少女の顔が一瞬苦痛に歪んだのを見逃していなかった。かなり痛かったはずだ。
「ごめんなさい!」
「何故謝るのですか?むしろ謝らなくてはいけないのは勝手な事をしようとした私の方ですよ。」
わたしは一瞬で夢から覚めたような気がした。何故すぐに少女から距離をとらなかったのかと自分を責めながら真っ白になりそうな頭でなんとか謝罪をした。
「その呪いの事について先に聞いておくべきでしたね。私はその呪いをどうにかしたいと思っています。なのでもし話たくはないと思っていても話て下さい。」
うかつにわたしに触れないようにきちんと話さなければ…そして話せば彼女も他の人達のように離れていっていまうのだろう………。
「………私の呪いは私が直接触れる生き物を傷つけるものよ。触ると…今のようになるわ。いつからこのような状態なのかはわからない。わたしは憶えていないけれど両親に捨てられたのもたぶんこの呪いのせいね。」
「捨てられたのですか?」
「ここ…孤児院よ。それに気持ちは嬉しいけれどわたしの呪いは普通じゃないから無理だと思うわ。この孤児院で世話をしてくれているマザーもわたしの呪いを解こうとしてくれてね、魔術を無力化する術式を書いた札を貰ってきてわたしに持たせてくれたりしたのだけど効果なかったわ。」
「その御札偽者だったのでは?」
「いいえ。その札でマザーの魔法が無力化されたのを確認したから本物よ。」
「ん~。」
彼女はひとしきり唸って考え込んだ後何かを思いついたかのようにガバッと顔を上げた。そして彼女はあろうことかわたしに近づいてきたのだ!信じられない行動にわたしは動揺した。
「ちょっと!さっきの話をちゃんと聞いてたの。近づかないで!」
「大丈夫ですよ~。」
いったい何を言っているのだろうか。さっきの話の中に大丈夫な要素は一つも無かったはずだ。わたしは彼女から離れるように後ずさりをする。
「何が大丈夫なの!危ないからこれ以上…あっ。」
わたしは部屋の壁まで後退してしまいこれ以上彼女と距離を離せなくなった。
わたしは身を硬くして目を瞑った。これ以上人が傷つく瞬間を見たくなかった。
「ほら、大丈夫でしたよ。」
しかし、覚悟していた瞬間はやってこず代わりにわたしの手がとても暖かくて柔らかいものに包まれた。おそるおそる目を開くと至近距離に満面の笑みを浮かべた少女の顔があった。まじかで見る少女はやっぱりとっても綺麗で同姓なのに見蕩れてしまいそうになる。自分の顔が火照るのを感じながらたまらず目を逸らした。
「なんで…?」
「これは呪いではなく固有魔法ですよ。」
なんとか口に出した言葉に少女は即答したがわたしはその言葉の意味を理解する事はできなかった。固有魔法とはいったい何なのだろうか?呪いと何が違うのか?何故呪いではなく固有魔法だと彼女はわたしに触れるようになるのだろう?疑問が大量に頭の中に浮かんでくるが言葉にならない。
「私は触ることが出来ましたが、固有魔法制御できるようにならないと他の人は触れることができず危ないままです。」
まだわたしの固有魔法とやらがなくなった訳ではないと少女は言った。そしてそれはわたしが制御できるものなのだという事に驚愕した。どうやって制御するのだろうか?
「制御なんてどうやるのかわからないわ。」
「私も固有魔法の制御の仕方は分かりませんが、ただの魔術なら少しは教えてあげることができます。」
わたしは逸らしていた顔を真っ直ぐ少女に向けた。
「どうしてあなたはそこまで親切にしてくれるの?」
「知ってしまったら放っておけないですよ。」
わたしはしばらくそのまま真剣に少女を見つめた。しかし、人とあまり接してこなかったわたしは少女がどういった想いを持っているのか分からなかった。ただ、そこから嫌悪感は感じずそれどころか暖かい感じがしてわたしの頬が緩む。
「ありがとう。」
だからわたしは心からお礼を言うことができた。手に感じる暖かさを逃がさないようにいつに間にか少女の手を両手で握っていた。
「あ、あの…。」
「きれいね。」
今になって気づいた。
「さっきは気づかなかったけどあなた左右で違う瞳の色だったのね。」
てっきり両目とも空色だと思っていたのだが近くで見ると右目の色が違っていた。部屋が暗いため右の瞳の色も濃く見えるが明るい所でみればもっと薄く淡い色…多分撫子色なのではないだろうか?暗くて見えにくい今の状態でも引き込まれそうなほど綺麗なのだから明るい所だともっと映えるのだろう。わたしは彼女の事をもっと知りたいと思った。
「そういえばまだお互いに名前を知らないわね。わたしの名前はアリスよ。あなたの名前は?」
しかし少女から反応が返ってこない
「あれ?ちゃんと聞いてる?」
やはり少女は沈黙している。一体どうしたのだろうか?
「ねえ、どうしたの?」
ポンポン
肩を叩くとようやく反応が返ってきた。
「大丈夫?なんか急に黙り込んじゃったけど。」
少女がなんだか挙動不審になっている気がする。
「は、はい大丈夫です。」
「それならいいのだけど。」
わたしは自分の胸に手を当ててもう一度言った。
「それじゃあ改めて。わたしの名前はアリス。あなたの名前を教えてもらえる?」
少女はすぐに答えず何かを考えた後口を開きました。
「私に名前はありません。アリス、私の名前を考えてもらえませんか?」
その可能性を考えていなかった。しかもわたしに名前を考えて欲しいだなんて!
「え…そうだったんだ。でも本当に…私が名前を考えていいの?」
「はい、お願いします。」
孤児院にはたまに名前の分からない子が入ってくることがある。そういった場合はマザー達がその子の名前を考えてあげている。あれはどういう事を考えながらつけているのだろう?一生使っていくものであるので責任重大である。
「私もアリス同じようにアリスって名前でもいいですよ。」
いい訳がない!
「だめよ。ややこしいじゃない。名前をつける意味がないわ。…でも、そっか。完全に同じはダメだけど少しだけ似てるのはいいかも。…アリス、アリス………リズ!リズなんてどう!」
ちょっと安直すぎただろうか?
「良いと思います。私の名前はリズです。ありがとうアリス。」
リズの笑顔を見て安堵する。よかった気に入ってもらえたようだ。
「リズ…その…お願いがあるのだけど。」
「何ですか。言ってみて下さい。」
ちょっと予想外の事を挟んだがこれからが本番である。リズの事をもっと知りたい。…こんなに人と仲良くなりたいと思えたのは初めてかもしれない。わたしは初めて言うセリフに緊張する。
「わたしの友達になって下さい!」
「いいですよ。」
「ほ、本当にいいの?わたし…呪い…じゃなかったけど変な力を持ってるよ。リズ大怪我するかもしれないよ。」
「心配は要りませんよ。もう私がアリスの固有魔法で怪我をする事はありませんから。」
あっけなく了承されたことに安堵と共に嬉しさがこみ上げてくる。リズになら近づいても大丈夫!気兼ねする事は無いのだと思えた。
「ありがとうリズ!」
思わずリズに抱きついてしまう。抱きついたリズはちょっと華奢に感じたがきちんと受け止めてくれた。とても暖かい。頬にリズのさらさらな髪を感じる。余分な力が抜けていく。人とこんなに接した事も…そしてこんなに安心を感じたのも初めてのことだった。
「リズの事知りたいわ。聞いてもいい?」
「いいですよ。」
しばらくリズを抱きしめた後我に返ったわたしはごまかすようにリズに椅子を用意して座るように勧めわたしはベッドに腰掛けてから話かけました。
「リズは旅をしてるんだよね。今までどういう所に行ったの?」
「あ~まだ初日なので…これからです。」
「あれそうだったんだ。それじゃあリズはどうして旅をしようと思ったの?」
「一言でいうと知りたいからですね。この世界を見て回りたいのです。」
「世界か…わたしにはあまり実感ないな~。わたしはこの力で人を傷つけるのが怖かったから外にほとんど出たことないのよ。この街の事すらよく知らないわ。」
「固有魔法ですか…。」
部屋から出る勇気のなかったわたしは自分の育ったこの街の事さえよく知らない。
「服の上からとかなら触っても大丈夫なんだけど万が一を考えると不用意に人に近づけなくて…。」
もっとこの街に詳しければリズを案内することができたのに…。
「………私この街には夕方に着いたばかりでまだ街を見て回ってないのです。アリスの力は私がなんとかするので良ければ明日一緒に街を回りませんか?」
「大丈夫…なの?」
「他の人に触れるようにするのは難しいですが触らないようにはしてあげられると思います。」
外に出るのはとても怖い。しかしリズがここまで言ってくれている。リズと一緒なら勇気を持てるかもしれない。
「…本当に…ありがとうリズ。それじゃあ…午前中は手伝いがあるから午後からなら行けるわ。」
「それでは明日の午後にここにきますね。…眠くなってきたのでそろそろ宿屋に戻りますね。」
さっきからリズの瞼が少しずつ落ちてきている。本当に眠いのだろう。もっとリズと話ていたかったのに残念だ。しかしこんな夜遅くにリズがここにいる事でリズの知り合いが心配しているかもしれない。
「…わかったわ。…それからリズ。眠れないからって宿屋を抜け出しては駄目よ。他の人にも心配をかけるわ。」
「他の人?…私一人旅なので他に人はいませんよ。」
「一人旅!リズ一人だけなの!…リズわたしと年変わらないわよね。」
まさか一人だとは思わなかった。さすがに一人旅は危険ではないのか?いや、リズは魔術が使えるみたいだしそれで大丈夫という事なのだろうか?部屋の中からでさえ出るのをためらっているわたしには想像がつかない。
「はい、宿屋にも一人で泊まっていますので心配をする人はいませんよ。せいぜい宿屋の店主が不思議に思うぐらいでしょう。」
しかし一人だというのなら遠慮する必要はないだろう。ガシッとリズの腕を掴んだ。
「えっと…どうかしましたかアリス?」
「リズ今日はもう遅いわ。ここに泊まっていきなさい。」
「えっ!」
「夜の街を一人で出歩くのは危険よ。心配する人がいないなら無理して帰ることはないわ。」
「いや、でも…。」
「このままリズを帰したらわたしが心配で眠れなくなるわ。お願い。」
なんとか留まってもらおうとわたしは必死に喋る。
「わかりました。今日はここで寝ます。」
そのかいあってリズに留まってもらう事に成功したわたしはリズの開いているもう一つのベッドを勧める。
「この部屋ベッドが二つあるんですね。」
「元々二人部屋だからね。でも今はこの部屋はわたししか使ってないから空いてる方のベッドをリズが使っても大丈夫よ。」
窓のカーテンを閉めようと立ち上がった。そして窓に近づきリズにもうすぐカーテンを閉めると伝えようと振り向いてぎょっとする。
「ちょ、ちょっとリズ!何で服を脱いでいるの!」
「?…これから寝るからですよ。」
リズは一旦手を止めて不思議そうにしながら答える。
「だから寝るのに何で服を脱ぐのよ!」
「着たまま寝ると服に皺ができてしまいますし…。」
「わたしのを貸してあげるわ!」
「いえ、この方が私は寝やすいのでそこまで気を使ってくれなくても大丈夫ですよ。」
わたしが大丈夫じゃないよ!…そんなやり取りをしている間にリズはてきぱきとした動きで服を脱いでいく。わたしは顔に血が上って目を逸らした
「っ………もう知らない!」
カーテンを閉めてベッドに潜り込む。
「ア、アリス!まだ暗くしないで下さい。」
リズの声が聞こえるが無視をする。…何故わたしの方が恥ずかしがらなくてはいけないのだ!
すると部屋の中が少し明るくなった。布団から顔を出すと部屋の中に小さな光の玉が浮いていた。
「これって………。」
「魔術で作った光ですよ。簡単なのでたいていの人は使えると思いますが…。」
確かにこの孤児院にはないが光源として使う魔道具はメジャーな部類らしいので難しくはないのだろう。しかし、そういう魔力を流すだけで簡単に使える魔道具が広まったので魔道具無しで使う人は少ないのだ。少なくともわたしは初めて見た。
その小さな光で暗闇の中からリズの姿が淡く照らされる。染み一つ無い白い肌をした四肢はとても美しく幻想的でよく知らないが芸術品というのはこういうのを言うのではないかと思った。
「それでは暗くしますよ。…おやすみなさいアリス。」
「!…お、おやすみリズ。」
リズの声で自分が見蕩れてしまっていた事に気づき慌てて返事をする。まもなく光が消えて暗くなるが瞼の裏に先ほどの光景が浮かんでなかなか寝付く事ができないのだった。
次の日の朝は寝るのが遅かったためか、わたしとリズはマザーが起こしに来るまで起きる事ができず寝起きの頭でマザーになんて説明をするか必死に考えるはめになった。
(マザー)「アリスちゃんそろそろ起きないと………あらあら…そちらの子は?」
「…ふぁ~………おはようございます…リズです。」
「ちょっと、リズ!服、服!」
※次回の更新はなるべく早く