一文字
掲載日:2026/08/05
(短歌)
未来だけ
みていればいいキスのあと
穢したくなる罪を抑える
遠い国
まで辿りつく瓶の中
白紙の手紙に浮かぶ一文字
初めての
ことがまだまだ残ってる
牙むき野獣のように吠えたい
しろがねの
扉の向こう夢の国
いい日がつづく無人の黄昏
星が泣く
悲しい夜にこの街に
しがみついてる君を抱きたい
永遠の
裏切りだけが刺す胸で
風さえ吹かない湖へゆく
残酷な
言葉と想うまえをみて
歩けだなんて休ませてくれ
あすという
みえない空を日々眺め
大きく腕振り歩いてゆこう




