表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】好きで嫌い

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

諭羅も結構、我儘だからね。

好き嫌いは別れそう。

私の兄さんは神経質なところがある。必要以上に絡んで来る人は勿論、人の声がはっきりと聞こえる様な場所も好まない。だから、鏡花さんと瑠衣さんの話が盛り上り、気に障ると、さっさと帰る事もある。

「予定を思い出した。失礼するよ。さ、帰るよ羈裡(キリ)

「あ……待って、兄さん……。すいません……」

私は何も言わない瑠衣さんと、笑顔で手を振る鏡花さんに頭を下げて、その場を後にした。


諭羅と羈裡が去った後、俺達は近所の喫茶店に入り、改めて珈琲を直す事にした。物静かな空間に流れるのは、優雅なクラシック。考え事をするには良い空間だった。

俺と鏡花はそこでで珈琲を注文し、来るまでの間、会話をする事にした。

「絶対ゆらりぃ、私のこと好きで嫌いだよねぇ」

俺達と落ち合った諭羅は少し疲れた顔をしていた。何時もの寂しげな眼の真下に黒を塗り、妹に支えられる様にして、この場に来た。

だが、鏡花は『そんな事は気にしない。今は自分がしたい様にする』という気分であったらしく、追い討ちでも掛ける様に、ハリのある声を飛ばし続けた。

その結果、精神的に参ってしまったらしい、諭羅が離脱した。そしてその付き添いであった、羈裡も寄り添う様にしてその場を去った。

「今の諭羅にお前の馬鹿デカイ声は酷だったってだけだろ」

彼奴は潔癖症な上に繊細なところがあるから、相手の気に障る言動を許せない。それでも普段は笑顔のまま、何でもない顔で受け流す振りをしているのだが。

彼奴は、諭羅は、鏡花とは別方面で壊れている。

「いんにゃ、好きで嫌いだねぇ。そもそも、ゆらりぃは好きでも嫌いでもない相手には、当たり障りのない言動で受け流すけど、感情を向ける相手には面倒臭いところあるから。

湿度高いって言うの? 我儘になるって言うか……、そんな自分でも受け入れて欲しがるって言うか……」

高校時代、鏡花は諭羅に対して心を開く様に忙しなく絡んでいた。あの時は、そこまで毒を吐くことも、ぞんざいに扱う事も無かったが、今ではそれなりに構ってやってる。

「好きも嫌いも、諭羅にとってはあんまり変わらないじゃない? あ、出力の方法ってことね。ただ諭羅って、あんまり自己開示しないから、今の解釈だけど」

そこまで解析が進んでいながら、何故、あの時は我を通したのか。

「はい、ブレンド二つ」

「どうも」

「有難う御座います」

まぁ、それは諭羅のみぞ知ることか。




「兄さん、さっきのは失礼だよ」

私は足早に歩き去る兄さんの腕を掴みながら、何とか着いていく。

「分かってるよ。あの二人じゃなきゃ、やらない。それにしても、鏡花は今日も可愛く、そして喧しいね。子供がいたら毎日あんな感じなの?」

その困った様な笑顔は、稀に見る兄さんの本心だった。

諭羅って、好き嫌いバックリ別れるキャラだと思うんですよ。

表面しか見せて無かったら、もっと人気出そう。

でも裏面の面倒臭いところの描写ばっかだから、二分化しそう。

でもそんな、繊細で、潔癖症で、この世界諦めてる様な影のある部分がめっちゃ好き。


普段滅多に心を開かず、当たり障りのない、相手が好きそうな回答で内面に入り込ませないから、一度心を許しちゃうと、もうゾッコン。

心の内の我慢していた面倒臭いところを全力でぶつけちゃう。


初めて書いたのは瑠衣じゃないかな?

きりたんぽぽは、『何より大切にしたい存在。あらゆる傷から守ってあげたい存在。※執筆活動を除く』だから。


其れがたまたま鏡花にも向けられる様になった話。

瑠衣や“きりたんぽぽ”のように、ひっそりと寄り添う。

ではなく、ドアを斧で壊し、『おいでよ、ゆらりぃ』して来た相手。

あ、〇ャイニング知ってます? ホラー映画の。

だから好感度は低くも、好意はある。

そんな感じ。


ただ出力はどっちも変わらない。我儘言う。嫌でも好きでも。

諭羅にとっては『手のかかる子だなぁ』と思ってそう。

性格的に結婚はかなり難しいから、今のまま、でっかい子供の面倒見る事で何とかしてそう。

母。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ