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”ずっと片想いしてた彼に一度も自分の気持ちを伝える事なく儚く散ってしまった私の恋。”

作者: 七瀬




”ずっと片想いしてた彼に一度も自分の気持ちを伝える事なく

儚く散ってしまった私の恋。”




私は高校の時の同級生の男の子に恋をして、あれから7年の月日が流れた。

私は高校を卒業してからも彼とは友達の関係は何も変わらず。

今でも時間が合えば会う事もあるし、よく私は彼に仕事の相談もしていた。



『”凛は? 男に興味あんの?”』

『えぇ!?』

『だって、恋愛の相談は一度もされないから男に凛は興味がないのかなって、』

『そっちはどうなのよ!』

『“俺もあんまり恋愛しないな~好きな女の子が出来なんだよなぁ~』

『どういう子がタイプなの?』

『“凛みたいな子?“』

『バカ! 揶揄わないでよ~』

『本当なんだって! 気が合う子がいいなって。』

『・・・そ、そうなんだ、』

『まあ、他の女のかのじょが出来たら、一番先に凛に言うな!』

『あぁ、ううん、』

『じゃあ、もう帰るわ。』

『・・・うん。』





・・・たまに彼はこうやって私を揶揄うわ。

“私! バカだから本気にしちゃうじゃない!“

彼は本気で言ってる訳じゃないのに、、、本当に私バカ。



でも? 誰とも彼には付き合ってほしくないと想ってるのが本音!

“ずっと私は彼に片想いしてるだけで、なんにも行動に移さない情けない女。“

今の友達関係を壊すのが怖い私は、最初の一歩が出ないでいる。

彼の気持ちを知りたいくせに、知るのが怖い!

ただただ今の関係を壊さず、彼とあともう少し近づけたらいいなって、

夢見る乙女な私は、本当にバカな女だ!






 *





・・・こんなんだから、“彼が他の女性と付き合っちゃうのよ!“



『“俺さ、彼女ができたんだ~凛には一番に彼女ができたら知らせるって

約束してたから、他にはまだ誰にも言ってないんだよねぇ~』

『・・・そ、そうなんだ、』

『“喜んでくれないのかよ!“』

『勿論! 嬉しいよ、良かったね!』

『あぁ!』

『・・・そっか、彼女できたんだ、』

『えぇ!? あぁ、また今度! 彼女を凛に会わせるよ。』

『べ、別にいいよ。』

『何言ってんだよ! “俺の親友だろう、凛は!“』

『・・・そ、そうだね、』

『じゃあ、また連絡するな!』

『うん、』

『じゃあ―またな!』

『またね。』







 *





・・・この後、彼は彼女がデキて直ぐ! “その彼女と結婚してしまった。“

私の彼への想いは儚く散ってしまう。

ずっと好きだった彼に自分の気持ちを一度も伝えず、終わる恋って辛いな。

“いい思い出だと勝手に終われないし、だからと言って彼を諦めきれない!“

彼は結婚して他の女性のモノになったのに、私はまだ彼を好きなままだ。

そのうち彼は奥さんとの間に子供もデキるだろう。

それでも私は彼を忘れる事が出来ないのだろうか?



こんな事なら、“自分の気持ちを彼に伝えれば良かったと、“

今でもずっと後悔している!

できる事なら時間を巻き戻して、彼に私の気持ちを伝えたい!

そんな事が出来るなら、私はあの時、、、。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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