表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

祖父の家で

私はももを祖父と祖母の家に渡すと、涙を隠してももに手を振った。


本当ならちゃんと抱きしめて、また帰ってくると伝えるべきなのに、それはしなかった。


ももが喋れなくなったのはわたしのせいでもあるからだった。


私はそのあと、東京に行って、友達の家に押しかけた。


すると、友達は言う。


『ももちゃんが喋れなくなったのは、アンタのせいじゃないよ。

 もしよかったら、私の友達のやってる神経・小児科に行ってみたらどうかな??紹介するよ?』


『ありがとう~~~~~』


それで、私は友達に連れられて、その病院に行ってみた。


そこには小さな建物が一軒建っていて、看板に、【ぞうさんクリニック】と書いてあるだけだった。


中に入ると、そこにいたのは・・・



とても若い先生だった。


私は、診察室に入ると、今まであったことすべてを打ち明けた。


すると、先生は言った。


『ももちゃんが喋れなくなったのは、美紀さんのせいではありません。もちろん、育児に失敗したわけでもないですよ。』


一番聞きたかった言葉だった。


そして、先生は、言う。


『そうだ。一度、ももちゃんを連れてきてくれませんか?無理ならば、僕から行きます』


私は、私が近づくと逃げようとすることを伝えると、


先生は自分からももに会いに行くと言ってくれた。


私は、目の前にいる先生が、神様か天使のようにしかみえなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ