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序章

この世はなんて透明で空っぽなんだろう。

気を抜けばどこまでも深く沈んでいく気がする。

だから沈まないようにもがいて、もがいて、、、

でも分からなくなることってないかな?

あれ?私どうやって生きてた?どうやって毎日過ごしてた?

空虚で空っぽで透明で、、、

いや違う。この世が空虚なんじゃない。()()空虚なんだ。

なんにもない私。周りに溶け込むように、目立たないように生きてきた。

なのになんで、、、

私、出会ったんだろ。

恋、、、しちゃったんだろ。



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