表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/57

必殺!お兄ちゃん!


「なんで人間になれるのよ~!」


 厨房にマリーの声が響き渡った。


「ごめん。ピンクのオークだからマリーかと思ってクーオの花あげちゃった。だってソックリだもん分からないよ。」


「どうするのよ。他のオークは花をもらう為にダンジョンに潜ってるのよ。妹は戦闘なんて出来ないわ。だからお金なんて払えないわよ。特別なんて他のオークが納得しないわよ。」


「う~ん、どうしようか。」


「お姉ちゃんは何して払ってるの?」


「えっ?私は……プロポーズでもらったのよね?あっ、しいて言えば身体で払ってるわよ。」


「ちょっと!妹ちゃんの前で何言ってるの!」


 いきなりの爆弾発言だ。


「ふ~ん、じゃあ私も体で払う!」


「妹ちゃんも何言ってるんだよ。」


「ブモ!ブモ。(ソラ様はおっぱい大きいのが好きなのよ!そんなまな板じゃ相手にされないわよ。)」


 マリーは胸を寄せてオーク語で何か言ってる。田舎言葉が出ちゃったのかな?


「ブモ~!ブモブモ。(まな板って言うな~!それに私には必殺技があるんだから。)」


 二人は楽しそうだな。女の子がキャッキャしてるのはずっと見ていられるな。


「体でって食堂で働いて払うって事だよ。あれ~?何か変な事と勘違いしてるのかな?」


「そ、そうだよね。知ってた、知ってたよ。人手が欲しかったからいいんじゃないか?」


 危ない!そういう事かよ。


「ここって空いてる部屋ある?」


「あるけど?」「ちょっとソラ様!無いですわよね?」「えっ?あるでしょ。」「嫌な予感しなしないわ。」


「じゃあ今日から住んでいいよね?」


「え?え~と~。」「ソラ様!住むのは断ってくださいね。ソラ様に婚約者が増える未来しか見えないわ。」「そんな事は無いよ。おっぱい小さい子にオスの匂いなんてさせないよ。」「それでも断りましょう。」「そこまで言うなら。」


 よし!断るぞ。


「住んでいいよね?……『お兄ちゃん!』(必殺!下から上目づかいで首をかしげて目はウルウルでお兄ちゃん呼び!)」


「もちろんだよ!妹ちゃん!」


「(はい!落ちた~!)」


 はふっ!お、お兄ちゃんって言ったぞ。


 お・に・い・ちゃ・ん!


 なんて甘い響きなんだ。


 下から見上げてくる表情、可愛い過ぎるだろ!こんなの断れるヤツいるのか?


「お兄ちゃん!」


「なんだ?」


「ううん、呼んだだけ~。」


「きゃふ。」


 ただ呼んだだけ。用は無いけど呼んでみたかっただけ。そういうヤツ?タマラナイんだけど。


 俺に妹属性があったなんて知らなかった。


「お兄ちゃん!何か言って欲しい言葉とかある?何でも言ってあ・げ・る・よ!」


「じゃ、じゃあ……」


 妹に言われたい言葉か……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ