私は待っているのよ
お風呂から出ると彼はシャツを着せてくれたわ。サイズは四Lかしら?
彼シャツをピッタリに着てしまうなんて……
二階が寝室なのね。彼が手を引いて連れて行ってくれます。
手前の部屋に入ったら彼の匂いがしましたわ。ここでいつも寝ているのね。ではベッドに行きますわね。
ベッドに行こうとすると。
「やっぱりダメだよな。こっちに来て。」
そう言って隣の部屋に連れてこられました。
なんでなの?この部屋には小さめのベッドしかないではないですか!
そうか、そうなのですわね。私わかってしまいましたわ。
小さいベッドで抱き合ってシタイのですわね。
ベッドに横になると彼は頭を撫でてくれましたわ。心地いいわ。安心しますね。
ウトウトしていると。
「じゃあ、おやすみ。チュッ」
頬にキスされましたわ!いよいよ始まるのね。
ドキドキしますね。キスされた頬が熱いですわ。
次は口にキスするのかしら?
なぜ何もして来ないのです?
え?
出て行くのですか?はい?
えっと……彼は出て行ったまま戻ってきません。
隣の部屋で彼の気配がするのですが、こちらには来てくれません。
寝てるところを襲いたいのでしょうか?初めてがそんなマニアックなのなんて……アリですわね。
なかなか眠れないですわ。いつ来るのかと思うとドキドキして寝れないのよ。
もう!いつになったら彼は来るのよ!私は待っているのよ。アレですか?焦らしプレイというやつですの?
隣の部屋から動く気配が無くなりましたわ。まさか彼は寝てるのではなくって?
まさか私が夜這いなんてするなんて……
そっと彼の部屋のドアを開けてみると、彼はベッドで寝ていました。驚かせようともう一度人間の姿になってみます。今度は簡単に出来ました。コツを掴んだようですわ。
人間の姿になると彼シャツがいい仕事をしてくれていますわね。
いい具合にユルユルの胸元、裾もお尻が隠れるくらいの長さでちょうどいい。誘惑するのにピッタリですわ。
彼のベッドに潜りこみましたわ。
抱き着いてみると彼が目を覚ましました。
「むにゃむにゃ、あれ?ニーヤちゃん?おっぱい大きくなった?」
なんと彼は他の女の名前を呼んで胸を揉んでくるのでした。




