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現実とはこうである(否)

お試しですから期待しないでください。

【あらすじ、お話し→お話】家はいいものだ。


(基本的に)誰にも干渉されない。


ちゃんとご飯が出てくる。


ネットがつながる。(←これ大事)




今の話で少しわかったと思います。


僕、いえ、今は私ですね。


私はコミュ障を拗らせまくりました。


前世、男だったころはそこまでひどくなかったと思うけど...


小・中・高と友達0人のまま大学生に。


今度こそと意気込んで大学に行ったがみんな陽キャでコワイ...


というわけで大学デビューは見事に惨敗。


おうちサイコー、YouTube見て、ゲームして、ご飯食べてこれが今の幸せです。


そんな生活をしていたある時、Twitterを見ていると少しだけ気になる記事を見つけた。


「なになに?Vライブ2期生募集...Vtuberか、少し気になるけど...配信とか無理だし」


そんな風にPC画面を見てベッドに引きこもる私を見ている影がひとつ...


私はその存在に気が付かなかった。


今思えば気づいていれば今の私はなかったと思う。




「ん?なんかメールが来てる、広告かな。フィルターすり抜けた?」


滅多にメールが届かないメールボックス、そこに一件の通知が来た。


「なになに?

Vライブ2期生へのご応募ありがとうございます。

考査の結果一次審査を合格しましたことをここにお知らせいたします。

二次審査は以下の日程で行います。

住所:~~~~~~~

日時:○月○日(○)9:00~

緊急連絡先:○○○-○○○○-○○○○


んー?なんかの間違いメールかな?」


確かにTwitterで見て少し気になってたけどまかり間違っても応募はしてない...はず。


「一次審査通過おめでとう!」


ドアがバタンッ!と開きビクッと震えながら後ろを見る。


母親でした。いや、なんで知ってるの?


「お母さんが応募しておいてあげたからよ♪」


...?......?.........?


しばしの沈黙。


え?お母さんが応募したの?なんで?


「だって、興味津々に見てたし、応援したいじゃない?」


WTF⁉いやいや、お母さんが応募しておいて応援とはこれ如何に?


いや、私、二次審査なんて行かないよ!?


てか行きたくないよ!


だってコミュ障だよ!?


助けて!画面の前のあなたでいいから!


って何言ってんだろ...


「二次審査の日はちゃんと送り迎えしてあげるから安心しなさいね♪」


逃げられないぃぃぃぃ!!!!!!


逃げられなくされた!


部屋に鍵はかけられないし確実に連れていかれる!


お、起きなければいけるか?


...時間ぎりぎりまで寝たまま最後に起こされそう...




結果


逃げられませんでした。


はい、目の前に面接室の扉があります。


頭の中は真っ白です。


多分落ちますね!!


逃げたいです。でも逃げれません。


後ろにお母さんがいるので...


泣いていいですか?


こんこんこんッと扉を叩きます。


なにも返事いらないです。このまま帰してください。


「どうぞ」


あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


「し、しし、sつれいっ、ししs、ます!」


震える手でドアノブを回し扉を開こうと引っ張る。


がちゃんッ!


逆でした。


押し戸でした。


緊張してそのまま勢いよく開けば右手と右足を同時に出しながら椅子に向かって歩いていく。


椅子の横に立っていると


「どうぞ、お座りください」


と言われ椅子に座ろうとする。


はい、前に出ようとして見事にパイプ椅子につまずきました。


「大丈夫ですか?」


「だっ、だだっ、だいじょうぶですっ」


慌てて椅子を立ててその椅子に座る。


始めて面接官を見た。


男の人と女の人が1人ずつ。


まさかの2対1


コミュ障にアンフェアを生みださないでぇぇぇ!!!


肩に力が入り、体中プルプル震えている。


「まず、お名前をどうぞ」


「はっ、はひっ!し、しし、s、城崎、はh、は初、瀬、ですっ。」


「はい、城崎初瀬さんですね。では、今回の募集に応募した理由を教えていただけますか?」


あ、禁忌の質問。聞かれて当然だけどなんて答えよう...


「あ、あぅ、ぇ、えと、と、友達が、ほ、h、ほし、ほしか、った、ので」


もうほとんど目も合わせられず、俯きながらその後も質問に何とか答えていった。


心臓はバクバクうるさいし、頭は真っ白でほとんどなんて答えたかなんて覚えていない。


「以上で面接は終わります。お疲れ様でした。」


今までのどの言葉よりもうれしい言葉


俯いていた顔を上げ


「ありがとうございました」


それだけ言って少しじたばたしながら部屋を退出していき、ドアの前で崩れ落ちていく。


その後のことはもうほとんど覚えていない。


確かお母さんに連れて帰ってもらった気がする。




後日


メールボックスにメールが届いた


「不合格だろうな~。」


不合格という言葉はたとえ分かっていたㇼ、興味がなくてもなんとなく嫌である。


自分が否定された気分になってしまう。


「どれどれ?」


城崎初瀬様

選考の結果、Vライブ2期生として採用が決定いたしました。

以下の期間の間で弊社に来ていただける日程を教えていただけますか?

○月○日~○月○日


W・T・F?

いっぱい書きました


(謎の感想)


続くかわかりませんがブクマや評価、レビューなどをいただけると狂ったように喜びます。

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