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500頁

祝、500話を達成しました!

ここまで続けられたのも、見て下さる皆様のお陰です。

本当にありがとうございます。

そして感謝と同時に、申し訳ございませんが謝罪したいと思います。

少しの間更新をお休みさせてもらいます。

理由としては、今現在更新している内容と書き溜めてあった話を読んでいて、自分の中で話の展開が面白くない事が理由になります。

二日に一回の更新ペースを目標にしていた事で、中身よりも速さを重視してしまっていた事で話の内容、展開に面白さが無くなっている事に気がつきました。

もっと早い段階で気がつけば良かったのですが…笑

ですので、今までの内容や設定に変更はありませんが、書き溜めていた分の大幅の修正を考えている、もしくは書き直している状態です。

そのため、私個人の我儘で申し訳ありませんが少しの間更新の方をお休みさせていただきます。

本作を止める訳では無いので、更新できる日すら未定ですが待っていてもらえると幸いです。

このような状態ですが、これからも本作「ケモナーサモナー、異世界で奴隷保護をする」をよろしくお願いします。

1人の青年の剣により、振り下ろされていた剣は青年の剣と衝突し受け止められた。

すると、今度は青年が先程まで戦っていた人達も割り込む様にそのグループへと雪崩れ込む姿が見える。

更に厳しくなる現状に、男性は身を起こして体勢を整えると、青年の後ろに背中合わせの様になって目の前の相手を見ながら剣を構える。

更に大人数との戦いになった様子を眺めていると、


「ヴァルダ様、お帰りなさいませ」

「あ、あぁ。ただいま。すまなかったな、色々と起きていて、こちらに戻って来るのが遅れてしまった」


広場に戻って来た俺に気がついて声を掛けてきたバルドゥ。

すると、それに続いて少し遠くにいたエルヴァンも俺に気がついたのだろう、周囲にいる亜人族の人達に一言声を掛けてから俺の方へと向かって来る。


「お帰りなさいませヴァルダ様」

「ただいま、遅くなってしまってすまなかったな。色々と問題があったが、同時に心強い協力者も得る事が出来た。帰って来て早々で悪いが、明日にでもまたここを発たないといけなくてな」


俺に出迎えの挨拶をしてきたエルヴァンに、俺は挨拶を返しつつバルドゥにも話し掛ける様に2人の事を見回しながらそんな説明をする。

俺の説明を聞いたエルヴァンは、


「分かりました」


一言だけそう返事をし、


「はい。……ヴァルダ様、あまりお休みになっていないのではないですか?」


バルドゥは返事をした後に、俺の事を気遣ってくれる言葉を掛けてくれる。

彼の言葉に俺は頬を緩め、


「実際、忙しい事の方が多いが睡眠などは取っているつもりだ。気を遣ってくれてありがとう。それにバルドゥもエルヴァンも、それにジーグ、他にも様々な俺達に協力関係を結んでいる人達が頑張っているんだ。俺も長く休んでなどいられないさ」


感謝の言葉をバルドゥに伝え、俺はそう説明をする。

俺の言葉にバルドゥは少し不安そうな表情を俺に向けてくるが、それでも俺の考えを尊重してくれる様で、何も言わずにいてくれる。

俺達がそうして軽い会話をしていると、


「よぉヴァルダ、帰って来てたのか!」


少し遠くの集団に、おそらく囲まれた時の対処法や身のこなしの説明をしていたり、実際に動いてみせたりしていたセンジンさんがこちらに向かって大声で挨拶をしてくる。

彼の大声に、広場にいた多くの人達が俺の方に視線を送ってくる。

そんな様子に苦笑をしている内に、センジンさんが俺達の元へとやって来て、


「なぁヴァルダ、少し相談したい事があるんだがこの後少し良いか?」


俺にそう聞いてくる。


「分かりました、俺からも報告したい事などがあるので場所を変えましょうか。エルヴァンとバルドゥは、ここで引き続き鍛練を継続していてくれ」


彼の言葉に俺はそう答えて、俺達の会話を聞いていたエルヴァンとバルドゥに指示を出す。


「「分かりました」」


俺の言葉に2人が同時に同じ言葉を返してくると、鍛練をしている亜人族の人達の元へと歩き始めた。

少しだけ2人の背中を見送った後、俺とセンジンさんは移動を開始してセンジンさんの屋敷へと帰ってきた。

屋敷へ入ると、奥からトタトタと足音が聞こえて来て、


「お帰りなさいませ」


ユキさんが出迎えてそう俺達に頭を下げる。

それに続いて、微かに聞こえる床の木材の軋む音。


「おぉ、やっと帰ってきたのか」


その音の発生源は、ここで療養していたハイシェーラさんだった。

彼女は俺の事を見ると、微かに微笑んで俺にそう言ってくる。

壁などに手を付けていない様子を見るに、彼女の体はもう十分に治ったのだろうと推測する。


「すみません、本当ならもっと早く帰って来る予定ではいたのですけど、帝都などの大陸の方で少しだけ問題がありまして…。これからその事について、センジンさんに話をしようと思っていたんですよ。よろしかったら、ハイシェーラさんもご相談に乗っていただけると幸いなんですが…」


俺がハイシェーラさんに予想以上に時間が掛かってしまった事に対する謝罪をした後、軽く話がしたい事を伝える。


「ん?それは構わないが、儂でも大丈夫だろうか?」


俺の言葉に、ハイシェーラさんが少し悩まし気な表情でそう言ってくる。


「はい、ぜひお願いします」


彼女の問いに俺がそう答えると、ハイシェーラさんは軽い返事をして頷いてくれる。

そうして俺とセンジンさん、ハイシェーラさんはセンジンさんの部屋へと移動する。

部屋に入るとすぐに、お茶を持って来てくれるユキさん。

彼女に感謝しつつ、俺達は向かい合い誰から話すか互いに視線で様子を窺う。

というか、話の感じ的にはセンジンさんが相談したい事があると言っていたのだから、彼から話の内容を教えて欲しいのだが…。


「…ヴァルダ、今この忙しい時に大変な事なのは理解している。だがどうか、俺の頼みを聞いてくれ」


俺がセンジンさんの事をチラッと見た瞬間、彼はいきなりそう声を出して俺に頭を下げてきた。

あまりの唐突な状況に一度俺もハイシェーラさんも固まってしまう。


「えっと、頼みとはどういったものなんです?」


しかし固まっている訳にもいかず、俺は頭を下げているセンジンさんにそう質問をした。

俺の問いを聞いたセンジンさんは、ゆっくりと下げていた頭を上げて俺の事を真っ直ぐに見てくる。

そして、


「今俺達の反乱に協力してくれようとしている者達、全員じゃ無くても構わない、なるべく代表者達との顔合わせ、話し合いがしたいと思ってるんだ。その場を、ヴァルダに作って貰いたい」


相談の内容を話してくれた。

彼の言葉に俺は、俺の感じた感想を伝えているだけで実際にあった事が無い事の方が多い事を再認識する。

今この場にはセンジンさんとハイシェーラさん。

つまり、亜人族の国の長と竜人族の長がいる状態だ。

この場に集まっている訳では無いが、レヴィさんやデレシアさんもセンジンさんとは交流があるのは知っている。

しかし、ハイシェーラさんとレヴィさん達が顔を合わせたかどうかは俺は知らないし、話が出て来ない事を考えると会っていない事の方が考えられる。

これでは、俺の考えていた連携とか協力とか全ては所詮は想像の範疇でしか無い事が再認識できる。

彼の言う通り、彼のお願いは絶対に聞かないといけない事であり、反乱の成功させる為には避けては通れない道だと思う。


「分かりました、出来るだけ早く、皆さんとの顔合わせを行う様に動きましょう」


センジンさんの考えた事の重要性を理解し、俺はセンジンさんの願いにそう返した。


読んでくださった皆様、ありがとうございます!

評価してくださった方、ありがとうございます!

ブックマークしてくださった方、ありがとうございます!

評価や感想、ブックマークをしてくださると嬉しいです。

誤字脱字がありましたら、感想などで報告してくださると嬉しいです。

よろしくお願いします。

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