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冥界王だって働きたくないでござる! ~ハーデス様の素敵な引き籠りライフ~  作者: 軌跡
第三章 女神に公共のルールを求めてはいけない
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こっち来ないでください! 8

「あ、あれ? 前フリは必要だったの?」


「雰囲気ということにしておいてください。――しかし、ハーデス様もそうだとは思いませんか? アプロディテ様は言ってしまえば、彼を拾っただけでしょう?」


「まあそうだけど……ほら、恋人関係、って考えればさ。アドニス君がアプロディテに時間を使うのも、自然じゃないかな?」


「ふむ、確かにそうかもしれません。ですがアプロディテ様は、自分が母親だと主張しておられるのですよね?」


「うん、そう言ってた。母親みたいなもんだ、って」


「でしたらアプロディテ様を糾弾すべきでしょう。ヘラ様については、そこで収まるでしょうし」


「そっか……って、アドニス君の意見はどうするのさ? 彼にも聞いた方が――」


「ハーデス様」


 がっしりと冥界王の肩を掴むアイアコス。

 いつもの彼とは思えないぐらい、怖い表情で語り始める。


「裁判において有利なのは、自分に好都合な事実を叩きつけ、そのまま勝ち逃げすることです」


「き、君からそういう台詞は聞きたくなかった!」


「人には誰しも闇があるのですよ。フフフ……」


 アイアコスの株価、暴落。

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