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冥界王だって働きたくないでござる! ~ハーデス様の素敵な引き籠りライフ~  作者: 軌跡
第三章 女神に公共のルールを求めてはいけない
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こっち来ないでください! 2

「んー、どういう勝負にします? 前回は私が勝ちましたしー、ヘラちゃんが決めていいですよー?」


「ぐっ、相変わらずムカつくやつね……」


「……」


 人の部屋に押し入って、さらに主導権を奪った人の台詞だろうか。

 気持ちが重なったのか、冥界夫婦とその愛犬が目を合わせる。

 触らぬ神に祟りなし。ここまで来ると、傍観者に徹した方が良さそうな気がする。


「じゃあまず審判員から決めましょ。ゼウスは確定ね」


「あー! ヘラちゃんズルい! じゃあ私はアレスとヘパイストスを呼びますからねー!」


「はっ、上等よ。母親であるアタシに味方するに決まってんだから」


「むむっ」


 ここに来て、アプロディテの表情が崩れる。いや最初に気付けよ。

 まあアプロディテが特に親しい人物を呼ぼうとすると、あの二人を外すことは出来ないだろう。ヘラが言った通り、どちらもゼウス夫妻の子供なのだが。


「おら、他に人はいないわけ? いないんだったら、ゼウス・アレス・ヘパイストスの三人で行くわよ?」


「……いいえ、ここは当初の予定通り、ハーデスちゃんに頼みましょ!」


「う、うわああぁぁぁあああ!」


 とりあえず。

 ハーデスは全力疾走で、部屋から逃げることにした。

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