表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/79

来ちゃったよ!? 3

 ペルセポネはムッとした表情で、ハーデスの前に腰を降ろす。


「旦那様、人間界のことなんて気にしないでください。どうせ働かないんですから」


「うぐっ」


「あー、だったら私ー、旦那様のカッコいいところ見たら、天界に帰っちゃおう、かな?」


 わざとらしい言葉使いで、ペルセポネは夫に色目を向ける。

 これはさすがのハーデスも無視できないらしい。思春期の少年さながらに顔を赤らめて、妻から目を逸らしている。


「い、嫌だからねっ、我。あと千年はゲーム三昧って決めてるんだ」


「あ、飽きそうな気がするけど……でも旦那様? 私が戻らないと、お母様はずっと地上を冬にしておくと思いますよ? そうしたら死者の数、増えちゃうんじゃないですか?」


「さ、裁判官の三人が頑張ってくれるさ。みんな優秀だからね」


「へー、アイアコス様はさっき、ちょっと限界ですかね、って言ってましたよ?」


「ぐはっ」


 今度もまた手ひどい指摘だった。というかペルセポネを止めろ、アイアコスよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ