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色ボケジジイのダンジョン散歩  作者: BANG☆
閑話 その1

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第拾壱話 モヒカン、混乱する

明日は分かりませんが今日は投稿出来ました


お暇つぶしにどうぞ

 俺はソロの探索者、ギルドが出すクエストをこなすのに夢中なナイスガイだ。


 それにしても昨日のジジイは何だったんだ?


 でっけー犬連れて両腕から溢れる位のクソでかい黒猫抱えてサンダル履きにジャージとかダンジョン舐めるにも程があるってんだ!ここ(ダンジョン)はお散歩コースじゃねぇんだってばよぉ!


 でもジジイのおかげでハローワークへの殴り込みであかりちゃんと一緒に居られて幸せだったなぁ♡


 まぁジジイはジジイなりに役に立ってるって事で俺のたいへーよーより広い心はジジイを許してんだけどさ!


 ん?なんか見覚えがある人影だな。


 あ、あのジジイ!なんであかりちゃんと並んでお散歩してんだよ!


 その前に歩いてたサイトーのクソ親父とバカ花田を戦利品にしてたバケモン2つ(クソでか狼と黒豹)はこの際どうでもいい!


 どう足搔いてもあんなのにかないっこねぇもんな。バカ花田なんてお持ち帰りとかしないでその場で八つ裂きにしてくれたらよかったのに・・・そういや、クソ親父を引きずってた狼の背中で女の子がはしゃいでんな。


 ・・・えーともしかしてあの子、ものすっげーサマナーかなんかなのかな?


 じゃなけりゃあの子はモンスター?そうするとこれって迷宮氾濫(オーバーフロー)の始まりとか・・・


 おい、みんなに話さないと、ってもう俺には仲間はいないんだった・・・そうだ、あかりちゃんにだけはちゃんと教えないと!


「あかりちゃん!」

「あらヤスウラさん、珍しいところで会いますね。まぁ私が中に入っている事自体が珍しいですものね」

「何を落ち着いてるっすか!オーバーフローっすよオーバーフロー!!!」


 俺の言葉にいつもはチンチャクレーセーなあかりちゃんが、眼を見開いて驚いてるぜ。


 俺が二匹のクソでっけーモンスターが戦利品(クソ親父とバカ花田)を引きずりながら悠々とダンジョンのゲートに向かっているのを指さすとあかりちゃんったら今度は眼をパチパチし出しちゃったよ。


 よっぽど予想外の出来事だったんだろうなぁ。俺もよくわかるぜ。


 そしたらどうだい。あかりちゃんったらプッと噴き出したかと思ったらにっこり笑ってきちゃったよ。 


 もしかしてもう逃げるトコも無い、とか?諦めて念仏でも唱えとけ、とか?俺んちクリスチャンだから念仏とか知らねぇんだよぉ!


「よく見なさいよ。アレはイチじいさんがいつも連れてるおっきいワンちゃんとでっかいニャンコよ。

 あの二人が研修の途中で倒れちゃったからギルドまで運んでもらってるだけよ」

「へっ?・・・ホントだ・・・でもあんなにでかかったかなぁ?」

「今は自由にさせてますからねぇ。普段よりおっきく見えるでしょうねぇ」


 あかりちゃんがいたずらっぽく首を(すく)めるとジジイが物知り顔で首を突っ込んで来やがる・・・邪魔だジジイ。サッサと死ね。


「でもバカ花田は、いや花田はともかく現役自衛官のサイトーの親父までぶっ倒れるとか何があったんすか?」

「それは機密事項に当たるから教えてあげられないわ。でもそんなに騒ぐほどの事でも無いの。

 いずれ発表もあるかも知れないから期待しないで待っててね」


 あかりちゃん、それって闇に(ほうむ)るから首を突っ込むなって事だよね。ヤバい!下手すっと俺の命までがアブナイって事じゃねぇか!


「お、俺は何も見なかったっす。何も聞いてないっす!なんか頭が痛ぇ気がするっす!今日、ここには俺はいませんでした!

 どうもすいませんっす!

 そうだ、スライムの魔石がまだ規定数取れて無ぇんだった!

 あーどこにいるんだろーもっとむこーかなー」


 俺はソロの探索者。孤独を愛する男、ヤスウラ タダシ・・・いい加減スライム狩りに飽きてきたナイスガイだ。

ヤスウラ君シリーズをこれからも入れるかどうか思案中です


まぁ大したことをする人でも無いんでなくても全然問題は無いんですが・・・

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