青の横断歩道を渡ってたら車にぶつけられた話
エッセイランキングに入ってました!
ありがとうございます。
4/3追記しました。
タイトルどおりのエッセイです。
痛い話も含むので、苦手な方はブラウザバックお願いします!
事故の概要を箇条書きするとこんな感じです。
・片側2車線の交差点にて、青の横断歩道を渡ってたら右折してきた車にぶつけられた
・左の頬骨を折るという重症を負い、入院→全身麻酔の手術を受ける
・命に別状はなかったが術後約3か月たった今でも完治はせず
つらつら書いていくと冗長になってしまうので、事故に関して家族や友人に聞かれたことをピックアップして書いていきます。
・なんで顔をぶつけたの?腕とか足とかじゃなくて?
→これ相当聞かれたけど、そんなもん私にもわからん。気づいたらぶつかってた。
ただ左肩を打撲してたので、たぶんまず左肩にぶつかって、よろけたところでちょうど顔がぶつかってしまったとかそんな感じなんじゃないかと思う。
ちなみに顔って人体のなかでも神経が数多く通ってるところなので、ただぶつけただけでもめっちゃ痛い。骨折なら言わずもがな。
いまだに寝てる時以外はずっと左頬に鈍痛がある感じ。洗顔やスキンケアするときも恐る恐るやらないといけない。
本当に、『どうせ折るなら手か足のほうがよかった』って後から何回思ったかわからない。
・事故相手は高齢者とか?飲酒してたとか?
→どっちでもなく、たぶん20~30代くらいの若者で、後から警察に聞いたところ完全に素面だったとのこと。
事故の後に保険の関係で1回だけ電話で話したけど、めっちゃ腰が低くて謝罪もちゃんとしてくれたし(当たり前だけど)、ごくごく普通の人って感じがした。
たぶん「あの人が事故を起こすなんて…」て周りから思われるタイプ。
そんな人がほんの一瞬のミスで犯罪者になってしまうと考えると交通事故ってものをつくづく恐ろしく感じる。
・右折してくる車のことは見えてなかったの?
→もちろん見えてた。でもだから何って話。一時停止するものだと思うじゃん普通。
現場の交差点は自宅まであと10数mって距離の超近所だから、何回も通ったことのある道で油断してたってのもある。いやでも青なんだから私はまったく悪くないけど。
ちなみにこのときは私の後ろに女の子2人組がいたから(この子たちが警察と救急車呼んでくれた)、少なくとも3人が歩いてる横断歩道に突っ込んできたことになる。本当になんで??
警察曰く、『こういう事故は99%よそ見かわき見、ながら運転が原因』と言ってたので、スマホでも見てたんじゃないかと思う。
・その車はスピードどのくらい出してた?
→スピードは全然出てなくて、せいぜい10~15kmくらいだったんじゃないかと思う。
一応右折ってことでゆっくり進入しようとしてきた感ではあった。スピードを落とせるなら前方確認と一時停止もしようよ。
ただ、その程度のスピードでも人にぶつけたら重症を負わせてしまうんだから、40~50km以上なんてそりゃ死亡事故になるよなって思った。
・顔の骨折って手術が必要なくらいの大怪我なの?
→それは私も思った。何なら事故った直後はまさか折れてるなんて思ってなくて、しかも手術になるなんて想像もしてなかった。
私の場合は頬骨が縦方向にキレイに折れてて、左目の下&口内の左上の2か所を切開してそこからプレートを入れるっていう手術でした。もしかしたら左のこめかみあたりも切開しなきゃならないかもと言われてたけど、それは免れた。
くり返しになるけどここでも思った。『どうせ折るなら手か足のほうがよかった』と。
・入院してすぐ手術したの?
→数日たってから。
救急車で運ばれた病院には「うちでは対応できない」って言われたので、自分で何件か回って探して、かなり規模の大きな大学附属病院で手術してもらえることになりました。
骨折は形成外科の担当だけど、基本的に形成外科って首から下しか見られないらしくて、総合病院でも「顔の骨はちょっとうちでは…」って断られたところもある。
救急病院やそこの職員さんにもよるのかもしれないけど、そういうことは教えてくれないし、大きい病院じゃないとダメですよ的なアドバイスももらえなかった。自分から聞けばよかったのだけど、事故直後ではそんな頭は回らない。
救急は最低限の処置をしてくれるだけで、基本は塩対応だと思っておいたほうがいいかも。
・後遺症みたいなのある?
→今はもうだいぶ平気になったけど、痛みのせいで口がまったくといっていいほど開けられなかった。
特に術後は切開した傷もあって、食事はほぼ飲み物と流動食だけで済ませるしかなかった(物理的に口が開かないのと痛くて噛めないのとで)。
痛みのピークは過ぎたけど、それでも雨の日はかなり痛む。
あとは見た目がひどすぎた。
術後の顔の腫れとむくみが本当にしんどかった。バ○ナマンの日村とサ○ドイッチマンの富澤を足して2で割らない感じ。
この顔、二度と元に戻らないんじゃないかって思って泣きたくなるときもありました。
それも今はかなりマシになったのでよかったけども。
後遺症とは違うけど、いまだに車が怖くてしかたないです。
横断歩道で信号待ちするときは1m以上下がって待つし、渡るときもしつこいくらいに左右を確認して、なるべく走って渡ってる。
信号がない横断歩道はもう怖くて徹底的に避けてます。
私も免許は一応もってるけど、もう二度と運転はしないし、できません。
今度は自分が加害者側にまわってしまうかもしれない、と考えたら恐ろしくてとてもハンドルを握れない。
車って簡単に人を殺せます。
青信号でも安全じゃありません。
運転をされる方も、歩行者も、本当に本当に気をつけましょう。
少しでも皆さまのご参考になれば幸いです。