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15:激突!!

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason3ー余燼(よじん)が燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

アラブ連合本体のBSは全高が6mあるので川を歩いて渡るようだ。また他の通常兵器は手配した輸送ボートやガンドローンにて対岸まで運ぶようで順番待ちとなっていた。丁度本体が川を渡ろうとした時であった。未来型BSの前方からジュリア達のEBSが近づいてくるのが見えた。


ミカエルがそれを確認し、「M-B部隊前に出て射撃せよ!飛んでくるとはバカな奴等め!」と嘲笑いながら号令した。

そして、M-B6体が前に出てレーザーキャノン砲を構えた時であった。

どこからともなくレーザー砲が放たれてレーザーキャノン装備のM-B部隊に直撃したのだった。まずは1体の顔面に命中した。他のM-B達がどこから撃ってきているのかレーダー検索している間に、さらにもう1体の頭部に命中した。このM-Bモデルは頭部をやられると致命傷となるのだ。そして次もやられ、5秒間隔で全て6体がスナイパーの餌食となってしまい破壊されたまま不動で立っていた。


その間、正面からはジュリア達が突進してきている。ミカエルが、「M-C部隊前に出て奴らを撃ち落とせ!」と号令をかけた。通常はパワードブラスターマシンガン装備なのであるが、なんと実弾のマシンガンである。このタイプが実弾仕様となっていたのだ。「ババ ババ ババ ババ ババ!」と実弾が轟音と共に連射されている。先陣を受け持っていたイザベラ・ルイーズが着地しローラースケートのように走行し敵の実弾射撃をシールドで上手く防ぎながらアックスが先端についた長槍にて勇敢にそのM-C部隊に襲いかかって行ったのだった。実弾が飛び交う中、まさにど迫力突撃の命知らずのアマゾネス!


彼女らが突進しながら飛び込んだ瞬間まずは2体の首が空中に飛んでいった。そして、少し遅れてやってきたシノが正面からM-Cの残り4体と格闘し敵の射撃をシールドで防いでいるところを、今度がイザベラ・ルイーズがローラーで戻り際に後方からさらに2体の首を掻き切って頭部が飛んでいった。これでマシンガン部隊はあと2体となった。


そして、シノが正面からその2体に応戦し足止めしている間に、さらにその2体も側面からイザベラ・ルイーズに首を切られてしまったのだった。シノは首が飛んだ6体の操縦席目掛けて短刀を次から次へと突き刺しアンドロイドのトドメをさしクリーンナップしている。


残った敵部隊はロングソード部隊、アックス部隊、そして両槍部隊の飛び道具を持たないロボット軍団であった。


次にジュリア・マチルダJr.コンビがロングソード部隊に襲いかかった。

同時にイザベラグループはアックス部隊に襲いかかっている。

5km手前から伏して射撃をしていたソフィアは、フライングエンジェルで飛行しながらこの場所に近づいてきていた。彼女は飛行体制のままレーザーキャノンライフルの照準を器用に合わせ銃弾のように放出されるスナップモードにてレーザー攻撃を始めたのだった。


するとそのレーザー弾が両槍部隊に命中した。敵ユニット6体が5体となり、そして4体、3体と次々に餌食となっていった。次にソフィア機はレーザーガンを背面に素早く格納し残り2体の敵BSの前に着陸した。彼女は着地と同時に右手でハンドガンタイプのパワードブラスターマシンガンを持ちいつものC.A.R. システムの戦法にて、その2体に向けて至近距離で激射していた。敵がフリーズし動きが止まった合間に左手で短刀を抜いて次々とアンドロイドが操縦するコックピットを滅多刺ししているのであった。これでソフィアはなんと合計12体の敵バトルスーツを破壊したのだった。素晴らしい活躍だ!


残りはロングソード部隊とアックス部隊である。

ジュリアとマチルダJr.は現在シンクロモードになっている。まずは6体並んでいるロングソード部隊に飛行ユニットをうまく使いながら飛びかかるような体勢で両側からミラーリングにて凄いスピードで襲いかかった。ジュリアが左手にマチルダが右手にロングソードを持ち振り上げながら対照的に一瞬で敵を切り裂き2体の胴が切断されていた。これであと4体だ。


瞬時にシンクロを解除し、2人は残り4体と対峙している。2人とも、もう1本のロングソードを背中から抜き出し二刀流となった。敵は飛び道具系の装備がないためシールドを持つ必要がなくなったからである。


動きが素早いジュリアとマチルダのEBSに対して敵のバトルスーツはついていけない様子である。「ガン!ガン!バシッ!! ガン!ガン!」と刀剣がぶつかり合う凄まじい轟音の中、アンドロイドの動きは遅れをとっておりやっと防いでいる状態だ。1対2であるものの敵はその凄まじい攻めのため後ろにたじろぎながらバランスを崩していっている。その一瞬であった。敵ソードをツバで絡めたところで二人は大股で踏み込み2本のロングソードを敵の胸部に突き刺したのだった。


シンクロは解除してはいるが、ジュリアとマチルダはまさに同時に息が合った動作をして2体づつ撃破した。しかし、その瞬間であった! 敵司令官のマスター・ミカエルが実弾のマシンガンを撃ちながら飛び込んできたのだ。マチルダ側に飛び込んで来たため、ミカエルのアックスが胸部に強打し倒れ込んだ。


『あっ!マチルダ大丈夫?』とジュリアが叫んだが、マチルダ機の胸部がかなり凹んでいるのを目視できたため、瞬時に戦闘継続は無理と判断したが生存の危機さえある状態であった。このままミカエルにトドメを刺されるとまずいと思い、逆にあえてジュリアがミカエルに襲いかかっていった。両者一旦飛んで距離を取った、そのため、ミカエルとマチルダ機の距離がかなり空いたため彼女は一安心した。さすがマスター機を操るミカエルは他のBSより強力なのである。


ミカエルが「その機体の特徴からするとお前がジュリアだな!?にっくき同胞達の仇!この俺が成敗してやるぜ!」と言ってアックスを一旦腰に格納し背中からロングソードを抜いた。ロングソードでのリーダー機の一騎打ちとなった模様だ。


目線を移してみると、アックス部隊6機を担当しているイザベラ・ルイーズ・シノの3機は空中をグルグルと回りながら敵6機を取り囲んでいる。訓練で培ったアクロバットファイティングで敵の上を空転しながら槍を差し込んだり切りつけたりと、敵はアックス部隊のため長武器がないところを彼女らは距離を保って攻撃を仕掛けているところだ。


3機の呼吸はピッタリと合っており無駄な動きがなかった。そのため敵6機は手も足も出ない様子でドンドン切り刻まれていっているのが確認できる。胸部に損傷が出て、次々と腕や手が切り落とされ、まるでリンチに合っているかの如く攻撃の度に部位が欠如していっている。ついに首が切り落とされ、胸部が打ち抜かれて6体がバラバラとなっていった。


その頃、ジュリア達の戦いを見ていたガルシア部隊は、『今がチャンス!』とばかりにバトルスーツを着たガルシア・イメルダ・リンダ・ハナを先頭にガンバギーが後ろから追いかける形でアラブ連合本体に突進していった。


彼らはランスを構えバトルモビルでまず敵BS軍団目掛けて突っ込んでいったのだ。敵のBSは50体あるが体制が崩れて混乱状態であった。そしてEBSバトルでは役目を果たしたソフィアは対岸からレーザーでの単発弾丸攻撃で敵BSに向けて連発しガルシア部隊を援助しているのだった。


その余勢を駆ってガルシア達は次々と敵BSを破壊している最中である。予定通り、そのタイミングでマルクのガンドローン部隊も駆けつけて敵の部隊を四方から囲む形でブラスターマシンガンを浴びせかけて応戦していた。その混戦状態の中、ついにヴラディミル率いるレーザーキャノンタンク部隊も登場し、対岸の遠方からレーザー攻撃を敵のBSやレーザータンクなどに仕掛けている1体ずつ確実に撃破しているのであった。


激突!!

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