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9:円卓会議

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason3ー余燼(よじん)が燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

翌朝、昨日中に調整を終えた着ぐるみバトルスーツ4体を置いてスーパーソニックジェットカーゴの2機が田辺女史と助手達を乗せて早々に湯沢に戻っていった。そしてアキラが操縦する1機だけが残った。EBS6機にもすでにフライングエンジェルが着用済みとなっていた。


そこにソフィア、ジュリア、イザベラ・ルイーズ、シノとマチルダJr.が現れ早速各々EBSに搭乗した。追って、ガルシア、イメルダ、リンダ、ハナも現れて、バトルスーツが格納されているカーゴに搭乗した。いざ出発だ!! 一行は空からスロバキア王国に向かって飛び立って行った。


領国内のため敵襲を恐れずに安全に航行ができるため程なく目的地に到着した。城下の広場一角が開けられており、そこにEBS6体とジェットカーゴが降りたった。すでに、マルクとヒデが出迎えており、城の会議室にて第一王子含めて会合を開くことになっているようだ。


円卓に全員着席後、ヴラディミル第一王子がまず挨拶をした。ソフィアはガルシアとイメルダを紹介し、その後に未来チームも紹介している。


「マチルダさん、イザベラさん、ルイーズさん、そしてシノさん達がソフィアさん達と仲間だと聞いて納得しました。いかにも戦場で活躍されそうな容姿なので。」とヴラディミルがまず反応したのだった。ソフィアの説明では、3人がエンハンストであることはもちろん、マチルダJr.がAndroidであることも内密になっていたため、仲間ということで言葉を濁したのである。もちろん、ここでは、未来から来たことも敢えて言ってはいないのだ。


「しかし、あなた方のあのロボットは見たこともない巨大なロボットですね!日本製ですか?」と驚いている様子である。


ソフィアは、「そうなんです! 敵にもああいうロボットが30体あるのですが、私達の方が戦闘レベルが高いので6体で撃破できると思います。他にもアラブ連合所有のロボットが50体は確認できています。」


「じゃ80体もあるんですね? あなた方のご協力がなければ我々では手出しができない状況に陥っていたと思います。本当に感謝しています。」と真剣な表情である。


「そのアラブ連合所有の50体もガルシア、イメルダ、リンダ、ハナにも手伝ってもらって撃破します。私らが操縦するロボットよりは小さく高さ4mのものなのですが、敵のロボットも6mなので今までの戦闘では対応できていますので。良い点はそのロボットは着ぐるみを着たようなバトルスーツで、着脱が容易のため、屋内で人間サイズが求められるときには脱いで人間本体で戦えるのです。ただ、スロバキア軍が彼らをサポートしていただければと思います。」とソフィアが説明をした。


「なるほど、どちらのロボットも魅力的ですね!この戦いが無事終わったら我々もどちらかのロボットを検討しなければいけないなと感じています。無論あなた方をサポートするのは問題ありません。そもそも我々の戦争に助け立ちいただいているわけですから、むしろこちらから援助を乞う形になります。」と第一王子がまとめた。


EBS6体が敵ロボットを相手にするので、連携のシミュレーションの必要があった。また、ガルシア達のラップアラウンドバトルスーツパーティーの4名はスロバキア軍との連動が必要になる。特に今回初めてのリンダとハナは早速その着ぐるみバトルスーツを着用し動きを確認しているところだ。


「へえー 姉様、この着ぐるみ意外と早く動けて、しかも攻撃力も防御力も2倍になるって優れものですね〜 これ、私欲しいです!」とハナもいきなり感動しているようだ。

「そうね!これいいわね!これを持ちながら移動できれば冒険者としてもかなり役立つわね!」とリンダも他の用途の想像をしているようである。


「我々の兵は200、そして敵は500か。敵の兵器としては、レーザーキャノンタンクにブラスターマシンガンバギーそしてガンドローンだろう・・・」とヴラディミルは予想しているようだ。


リンダが、「500にプラスして冒険者達の志願兵もかなり集めていますが、諜報してわかったことは、冒険者たちはあまり命をかけてやるほど真剣ではないという事です。」と一応報告をしておいた。


「我々には、ガンバギー50とガンドローン30はあるのですが、重戦車級のレーザーキャノンタンクがないためヒデを通じて日本に30台はオーダーしてあります。来週届く予定です。」とマルクが付け足した。


ガルシアが、「じゃ、我々はそのガンバギーと一緒に行動しよう。我々1体に10機が付いて援護してほしいな。」と言った。

「わかりました。では、残り10台のバギーと新設のタンク軍団は私が指揮を取ります」とヴラディミルが言った。そして「マルクはドローンの指揮を取って攻撃をし掛けてくれ。」と付け足した。


ここでこの世界の兵器と戦略に関して再度説明しておきたい。

まずは地球資源が枯渇して再生エネルギーがメインとなった社会の中で兵器と言える類のものは、まず一番強力なものとしては殺傷兵器としてのレーザーガン、そして殺傷兵器ではないがショックを与えることをメインとするブラスターガンがガン系統のメインとなっている。数量限定にてロケットミサイルも存在するのであるが、主に大陸間弾道弾的な役割として使用されているのみだ。ただ小型のいわゆるプラスティック爆弾的なまたは地雷のような構造の弾薬類はメジャーと言っても過言ではない。


という戦争環境のために、最強兵器のレーザー砲を防ぐシールド類もかなり発達しており、同時にブラスターガンからのショックも防ぐ効果もある。つまり最強兵器であるレーザー砲を持っても破壊もしくは抹消できない場合は、人力での刀剣による最終処理が必須となっている世界なのである。そのため中世から続く剣術を中心とした武芸が尊ばれているのであった。


では、そのような兵器の中で戦略と考えるとすると・・・ 飛行兵器は化石燃料に頼れないため、燃料としては循環再生可能エネルギーとなる。ということは爆発的なエネルギー源とはならないため、人が乗機できる小型のドローンが一般的な兵器となる。陸上兵器はというと、重いレーザーキャノンを搭載する重戦車の役割を果たすレーザーキャノンタンクと機動力を優先するブラスターマシンガンを搭載した四駆のガンバギーがメインとなるのだ。他には人型のロボット兵器が存在する。まずはリモートで操縦するアンドロイドのような小型の人間サイズのロボットと、さらに人が搭乗して重兵器も搭載した大型の人型ロボットがアルティメイトウェポンとなるのだ。


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