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8:ウェルカムパーティー

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason3ー余燼(よじん)が燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

そして、今晩は例の浮島ビーチパークで彼女らのウェルカム・パーティーだ!真夏に近づいているのでドレスコードは水着らしい。

「水着って、なんで?」とリンダが文句を言っている。

「私は大好きですよ〜 だってエモいじゃないですか〜」とハナは歓迎ムードである。「そういう姉様もお似合いじゃないですか〜」


なんとハナは穴の空いたネイビーのスクール水着である。そもそも髪型がいわゆるおカッパの左右の長さが違うアシンメトリーなので左がピアスがゴリゴリに付いている耳が出ており右の耳は隠れている。それが妙にそのスクール水着に合っているのだ。


リンダは、あまり肌の露出が好きではないらしく、男ぽくタンキニにボディーショーツを履いていた。まあ、なんとなくセクシーなサーファーぽくてカッコはいい。


2人が少し遅れて会場の浮島に到着すると、すでに他の住人達は水着で盛り上がっていた。スポットライトを当ててビーチバレーをやっている輩もいる。人混みを抜けてケイタリングがあるメイン会場に入っていくと・・・


ソフィアは、ピンクにホワイトのトリミングのビキニ姿がかわいい!!

ジュリアはコバルトブルーのワンピース姿で凛々しい。

イメルダはもちろんオールブラックのビキニ姿

ガルシアもブラックのショーツ

来賓のイザベラ・ルイーズはやはり一卵性双生児のためホワイトの大きめなドットが入ったオレンジのビキニでお揃いである。シノはやはり控えめでブラックのワンピースであった。そうそう、アンドロイドのマチルダも見た目は人間と区別はつかないためカーキカラーのワンピースを着ていた。

日本からのメンバー6人もドレスコードギリギリのワークスタイルである。


そして、ブライアンを筆頭に4人の海賊軍団のお出ましだ。最年少のマーフィーが特に、「いやー、最高だぜ!!水着やっべ〜 やっぱりここに移住してよかったわ〜」と目を輝かせて盛り上がっているようだ。海賊達はド派手なタトゥーが入っているためか?スイムショーツの上にド派手なアロハを羽織っていた。


今夜はここの住人の老若男女全員が自然のビーチで楽しそうに盛り上がっているのだ。

そして、モナークのソフィアからの簡単な挨拶があった。

「皆さん、お集まり頂きましてありがとう!この街はこれからもどんどん発展して理想郷を目指していきますから、ここにいる全員でこれからも頑張っていきましょう! そして、今日この街の正式名称を決めました。発表します!

『プリンシパリティ・オブ・オフショア・シティ(海上都市公国)』で正式登録します。通商は『オフショア・シティ』になりますね。これからはオフショア・シティと呼んでください! では、今夜は皆さんで仲良く盛り上がってください!!」と終わると会場からもの凄い拍手があった。


プロジェクターで昔の時代の映画も上映されている。テーブルを囲んでカードゲームに興じる人達も。賑やかさで忘れていたが、ディスコぽいユーロビートの音楽も流れているので、色とりどりの照明を駆使して踊り狂っている若者達もいる。イメルダのレポートによるとすでに1000人ちかく移住してきているとか。


こうやってこの浮島ビーチから通称浮き輪リング内のヴィラを眺めてみると浮き輪から中心にあるガーキンまではほぼ埋め尽くされた状態になっていた。そう浮き輪の中はモンサンミッシェルのような1つの島のような塊になっているのだ。


「しかし、ソフィア、こうやって眺めてみると、この街もすごくなってきたわね〜」と人ごとのようにジュリアが言った。

「そうよね、私達が始めたんだけど、こうなれたのはみんなの力の賜物なのよね!」

「ガルシア、こうやって眺めると凄いわね!!大臣ありがとう!!」とソフィアが改めてお礼を言うと、

「いやー、ソフィアとジュリアのお陰で戦争で失った時間をこうやって楽しめているぜ。今俺はすごく幸せだよ!ここの住人はみんないい奴らだし、志が一つってところがいいところだよな。」としみじみと言っている。


みんな思い思いに呑んだり食べたりしている中、若い未来組のイザベラ・ルイーズは男の子達とビーチで泳いではしゃいでいるようだ。遊泳可能なビーチエリアは下からの照明でうっすらとライトブルーに光っているのだ。シノとマチルダそしてリンダとハナは、またハナを中心に馬鹿笑いをしながら盛り上がっているようで彼女らの周りを男の子達が取り巻いていた。なるほど、いつものミニスカポリスの2人がニューフェイスを連れてまた漫才やっているみたいなノリなのであろう。

と言う感じで10時まで平和なひと時が過ぎていったのだ。


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