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5:イスタンブールへ侵攻

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason3ー余燼(よじん)が燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

するとその日の午後に、早くもアラブ連合軍が中立都市のイスタンブールを包囲したとの連絡が入った。まずは飛行ユニットをつけた未来型BS30体で街を包囲し、その間輸送ヘリで連合のBS50体を吊って上陸させたようだ。この1連の占拠によって中東から東ヨーロッパにかけての政局が混乱し始めていた。政治的にグレー地帯であった南部の東ヨーロッパエリアは攻撃を恐れてアラブ連合側に組みする自治都市も現れてきていた。


翌日この緊迫する中東ー東欧戦線にどう対応するのか?という議題で、この海上都市でも評議会が緊急召集された。評議会といってもメンバーはソフィア・ジュリアを筆頭に、イメルダ、ガルシア、リンダ、一応ハナそしてサブマリーン隊のロレンゾと海賊のブライアンだ。


「しかし、奴らの狙いはなんなんだろう?」とガルシアがこの会議の命題とも言えることを提起した。

「ギリシャ、マケドニア、ブルガリアは隣国になるからアラブ連合傘下に入ると宣言したらしいわ。その先のセルビア、ボスニア、クロアチアあたりは時間の問題だろうね。」とまずソフィアが直近の状況を説明している。


リンダが、「そこが落ちるとその先にはスロベニアがあるわよ!」

ロレンゾが「そうだな、こことスロバキアとの通商ルートが脅かされることになるな。」と言った。


「ルーマニア、ハンガリー、ウクライナ圏はスロバキア王の臣下の公国として、それとロシア領内の自治州として簡単には降伏はしないだろうが、相手はBSを相当保有しているからな〜」と海賊のブライアンも状況把握ができているようdである。


「まとめると・・・アラブ連合BSが50にその新型BSが30そしてアンドロイドが約30、人間兵士が約500ってとこ??」とイメルダが確認している。

ハナが、「やばいですね〜」と危機的な状況下だとの認識はあるようだ。

ガルシアが、「で、うちはEBS2機にサブマリーン3そして海賊船団か・・・」

と悩んだ表情で無言になった。


リンダが追加で、「敵は実弾も使うんでしょ?」と。

「あり得るから、BSのシールドを耐実弾仕様にしてもらってるわ。」とソフィアが答えた。


実践経験のあるガルシアが、「しかし、ヤバい状況だな! いくらソフィアとジュリアが無敵だと言っても・・・敵の新型BSの性能はほぼ互角なんだろ?それが30機もあるんだぜ!? それに性能は劣ると言ってもアラブのロボットも 50機もあるんだぜ! 俺とイメルダのBSが間に合ったとしても、初めての操縦になるからどこまで実践レベルに持っていけるのか・・・それにリンダとハナも同じ状況だぜ。俺ら4機でなんとかアラブのBS50機を相手をしたとしても、その新型BSの30機は2人だけで対応できるんだろうか? どうだい、ジュリア?」


「そうね、未来では5機で20機は撃破したことはあるけど、2機で30機は初ね。1機で4機対応はできたけど、1機で15機はどうなるのかしらね・・・必勝な戦略が必要になるわね・・・」と考え込んでいる。


ソフィアが続けて、「でも、このままアラブ連合軍の侵攻を許せば、もちろんスロバキアやロシアまで迫ってくるでしょう。でも彼らもBSに対抗する兵器がないから、いずれにしてもいくら抵抗したとしても無駄な抵抗になってしまうかもね・・・」


この状況下でなかなかどうしたらいいか?と言う策が出てこない様子である。

しばしまた沈黙が流れた。


そして、そこにいきなりサイレンが鳴った。

「何事なの??敵襲?」とイメルダが。

ソフィアが、すぐに監視室に連絡をとっていた。


「日本から1日早くEBSが届いたらしいわ。輸送機3機を浮島に誘導してもらってそこにおろしてもらうことにしたわ。良かったわ!ギリギリ間に合ったわね!」と顔の表情が明るく変わっていた。そして、そこにいる全員で出迎え兼ねてEBSを確認に浮島へと移動しているところだ。


全員が浮島に入った時には、スーパーソニックジェットカーゴ3機がギリギリ着陸したところだった。全員その前に駆け寄って行くとカーゴハッチがゆっくりを降りてきた。すると真ん中のカーゴルームからアーマーを着用した4名が歩いてきていた。


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