表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/130

1:ハナのお仕事〈Season3スタート〉

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason3ー余燼(よじん)が燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

そして、めでたくハナはリンダの妹分としてこの海上都市に住むことになった。ビーチ沿いのテラスにはソフィア、ジュリア、イメルダ、ガルシアの部屋が並んでおり、その隣にはリンダそして一番端にハナの部屋もできた。彼女としてはついに憧れのジュリアファミリーの末席に加えていただけたことに至上の幸福感を感じているところだ。もちろん彼女のここでのお仕事はジュリアチームが担当する警備である。


そもそも素が面白キャラのハナはこの警備という職務を自分なりに真剣に考え、今まで誰も考えもしなかった警備の制服を着用することにしたのである。それはいわゆる女性ポリスのよくあるコスプレ制服である。アメリカポリスのような存在感があるごつめなネイビーの警察帽にシャツ襟がついた前開きのネイビーミニワンピースのミニスカポリスのコスチュームに身を包んでいるのだ。ミニにした理由としてはここがリゾートだということで暑いからだという。小柄で東洋系の可愛い顔立ちのハナには意外とこのコスプレが似合っており街の人々には大好評であった。


例えば、ピーピーピーと笛を吹いて「はーい!そこのお兄さんがた〜 ここで喧嘩はいけませんよ〜 この街ではみんなで仲良く暮らしましょうね〜」と言いながらセクシーな制服で現れて諌めるのであった。彼女の腰にはブラスターガンが刺さっており、『いうことを聞かなければお仕置きよ!』と言いながらそれを発射するのであった。それを見ている住民としては街は平和になるし、彼女のその一連のパフォーマンスが面白くてまるでアニメでも観ているような気分になれるとか・・・


ということで、なんと同じ役職のリンダもその制服を着なければならない羽目になってしまったのだった。彼女としては、男勝りのカッコイイ系を気取っている姉御なので、最初は『エー ミニスカ!? ハナのやつ迷惑かけやがって、こっちがお仕置きしてやる!!』とか言っていたのだが、いざその制服を着てみるとまるでセクシーお姉様と行った感じで住民からも大好評だ!『やばい!!かっこいい!!リンダ姉さん最高!!』とか、『それで、撃たれてみたい〜』とか、『悪いことやって、リンダお姉さんに捕まえてもらいたーい!!』みたいな少しSMチックな反応も多く、今では満更でも無い様子だ。実際のところリンダとハナで街をパトロールしていると花があり目立つことによって街の平穏化の役にも立っているのであった。


そんな子分がいる防衛・警備ミニスターのジュリアは、今愛機モーターグライダーにて1人フルアームドにて地中海を警戒パトロール中である。実はブルガリア公国からスロバキア王子のマルクを通じてトルコ圏内で何か不穏な動きがあるとの報告があったのだった。今モーターグライダーにて上空から状況を視察中である。


コックピットからビノキュラスを覗きながら『確かに、以前よりロボットが多くなっているようね。』と感じた。軍用カバーを被りトレーラーで運び込まれている風変わりな機体も数体あるようだ。ジュリアはちょうどカバーを外して点検をしている一体を確認できた。あまりの遠距離からテレスコープにて観察しているため細部の確認はできないわけではあるが、既存のアラブ連合のBSとの大きさの違いを確認できたのだった。しかしながら『あら、あの機体どこかでみたことあるわね・・・』と思い記憶を辿ってみている。


『あっ 未来世界でのメイルアンドロイドの機体だわ!!』と記憶が合致したのだ。『ということは、やっぱりあいつらがこの世界にきているんだわ! アラブ連合はメイルアンドロイドに占領されてしまったのかしら・・・ はー なるほど!! あの時 きっとクリミア半島にもメイルを配置して、対岸を制圧してからヨーロッパに侵攻するつもりだったんだわ!」と今更であるがやっとなぜアンドロイド達がセバストポリを制圧したのかが理解できたのであった。ジュリアは急ぎ戻り、この緊迫した状況をソフィアにも報告した。


ソフィアが、「なるほど!それで解せるわ! なんらかの理由でメイル達がタイムトリップしてきてアラビア半島を牛耳っているんだと思うわ。問題はあの未来世界の”あのBS”が敵にあるということね!」と状況を瞬時に理解した。「田辺女史に今製作中のイメルダ機とガルシア機の進捗状況を確認してみるわ。それと急遽追加でリンダとハナの機体も造ってもらった方がいいかしら?」と防衛担当のジュリアに確認した。


「そうね。イメルダ・ガルシア機は絶対必要ね!まだロボットの操縦の素質があるかどうか?はわからないけど、可能性が残されているのはあの二人ね!お願いしてほしいわ! それと海上が戦場になる可能性も高いので全機分のフライングエンジェルもほしいわね!」とジュリアは答えた。そして湯沢に確認したところ、そろそろその2機は完成するようだ。追加の2機はイメルダ機でBS製作が軌道に乗ってきたようで、これからは量産を踏まえてあまり時間をかけずにできる可能性が高くなったとの報告を受けた。


そして今ジュリアが作戦を練っているところだ。

「それが間に合えば、全部でEBSは6機ね! ラインナップすると・・・


Aチーム 敵の未来型BS担当

ソフィア機 ロングソードモデル+シールド+フライングエンジェル

ジュリア機 マシンガン・レーザーモデル+シールド+フライングエンジェル

Bチーム 敵の従来型BS担当

イメルダ機 アックス・スケーターモデル+シールド+フライングエンジェル

ガルシア機 スピア・スケーターモデル+シールド+フライングエンジェル

それに

Cチーム サポート全般担当

リンダ機 ツインソードモデル+シールド+フライングエンジェル

ハナ機  マシンガン・レーザーモデル+シールド+フライングモデル


戦術としては、

AチームはEBSエンハウンスト・バトル・ツースのため対メイルBS最強ユニットだ。

Bチームは対従来型アラブ連合BS突撃隊

Cチームは未開拓のため全体のサポート隊及び敵通常兵器破壊任務


ということか・・・

先ほどの視察ではメイルのBSは3体確認できたが一体何体あるのだろうか?

そうか・・・面が割れていないリンダ・ハナチームに先遣隊として偵察に行ってもらおうか!?


リンダとハナがジュリアに呼び出されアラビア半島の状況の説明を受けた。そして、正式には初の偵察任務を受けたのだった。


「冒険者風を装って、ブライアンの海賊船で侵入してほしいの。そして見つからないように敵の兵力とメイルアンドロイドのBSが何体あるのかも確認してほしいわ! また可能であれば、アラブ連合はメイルに牛耳られているのかもリサーチしてね!」

「わかったわ!ジュリア!メイルは私の仇だから役に立ってみせるわ!」とリンダは気合が入っていた。ハナは・・・

「ミニスカポリスも気に入っていたんですが〜 今度は女スパイですね!!」と憧れの女スパイになれるのでハイテンションのようであった。


エッセイも始めました!

その他カテゴリーのエッセイに不定期で投稿中です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ