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13:レジスタンスの戦い

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason2ー新たな出会い編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。

裏手から教会内に着くと、レジスタンスはブラスターマシンガンで応戦してはいるのだか、すでに6人がやられてルガット達の餌食となり手足が引きちぎられている残忍な光景を目の当たりにした。30体はいるであろうか?そして、レジスタンスの6人はやつらに囲まれながら攻撃をしているが敵の動きを遅くするだけでトドメを刺すことができないでいる状況だ。決め手の弓がないのである。そして、なんと、その中にはリーダーのサントスもいるのだ。


ジュリアとシノはフルアームドで奴らの返り血を浴びないようにヘルメットも着用し、剣を振り上げ突っ込んで行った。ジュリアのロングソードの一振りで鮮血が飛び散り同時に3体の首がすっ飛んでいった。そして、シノも二刀流で2体の首を掻き切った。2人に気づいた残りの輩はジュリアとシノのあたりに集まってきている。


「サントス、逃げて!」とジュリアが叫んだ。

2人は奴ら30体に囲まれた陣形となった。その中からサーベルを持った奴が4体前に出てきた。他の者は武器を持っていないようであるが、彼らだけは持っており簡易武装もしている。リーダー格であろうか? 4人がサーベルを構えて同時にジュリアに襲いかかってきたのだ。ジュリアは、そのサーベル4本を払いのけて、左側から剣を振り上げてまず2体の首を飛ばした。それに倣ってシノも残り2体の間に割って入り両手の剣で左右の首を飛ばした。この光景を見ていた残りのヴァンパイアは後ずさりをして争うようにして逃げ出していったのであった。


ジュリアが、「サントス大丈夫?」と叫んだ。

「いやー ジュリア、シノ、ありがとう!!危機一髪だったよ。君らがきてくれなかったら俺も仲間も奴らの餌食になっていたよ。本当に恩に切るぜ!」と言ってぐったりと座りこんだ。他の仲間も命からがらという表情で、疲れ果ててその場に座り込んでいた。


「ジュリアさん、シノさん、ありがとう!あなた方は我々の命の恩人だ。しっかし、強いね!女だからと思って舐めていたんだけど本当に悪かった。」と1人が言った。

「我々も、そろそろ接近戦で戦わないといけないんじゃないかな? ただあなた方がきているようなアーマーがないと不安なんだ・・・」とこぼした。


ジュリアが、「じゃー私達と友好条約を結ぶということで、日本からこのアーマーを支給してもらうってのはどお?ある程度の武器も一緒に渡せると思うわ。」とサントスに提案してみた。


サントスが、「それは本当に可能なのか? もし可能なら友好条約とやらを結ぼうじゃないか! わかった、一旦地下に戻ろう!」と表情が明るくなり普段の大きな声に戻っていた。


一番最初に2人が入った会議室に、また同じメンバーが集まっている。

サントスが、「では、その有効条約とやらの話を詳しく聞くとしよう。」と会議をスタートさせた。


ジュリアが、「今、宇宙にいるアンドロイドに地球が攻撃されているのは知ってるわよね? あいつらは男性つまりメイルアンドロイドで、そもそも私達人類と一緒に生活していたアンドロイド達なの。女性つまりフィーメールアンドロイドは人類と共に生きる派なんだけど、男性つまりメイルは人類を滅ぼして地球に君臨しようと主張していたわけ。だけど、数年前、メイル達にスペースステーションとムーンベースが乗っとれらてしまって、奴らはロボット軍団を生産して地上にどんどん送り込んできているんだ。ちょうどここに来る前にも60機やっつけてきたんだ。きっとここにも奴らが攻めてくるだろうから、あなた達もそれを防いで欲しい。つまりは地球規模で言うならば『アンドロイドVS人類』ということで、要はここの人類を守って欲しいんだ。」と説明した。


すると、サントスが、「ああ、さっき言ってたことだな。詳しい話をありがとう。オレたちは、あのルガットが一番の脅威であいつらをやっつけるのに精一杯なんだ。アンドロイドだかロボットだか知らねえが、今の状況だとそいつらが来ても相手できねえだろうな。」


シノが、「でも、抵抗しないと殺されてしまいますよ!」と言った。

「まあ、その時は地下に隠れるだけよ。」

ジュリアが、「あのヴァンパイヤは何体ぐらいいるんだ?」とサントスに聞いた。

「そうさなー 500はいるだろうな。あいつらのアジトがあるから、それを潰せば一掃できると思うがな。」と答えた。


シノが、「そのアジトってどこにあるんですか?地下?」

「いや、あいつらに地下施設を作る知恵はねえから、昼間は廃墟に隠れているんだ。ある程度分散してはいるが、一番の居城はサンパウロ総合病院だな。」

ジュリアが、「そのサンパウロ病院に昼間に攻め込んだらどうなるんだ?」と聞いたところ、サントスが、「窓を塞いているから、あいつら中では普通に動いているんだ。あの中には400はいると思うぜ。」と言った。

続けて、ジュリアが、「わかった!手始めに、お前らのために明日大暴れしてやろう!」と結んだ。


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