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1:未来に召喚!?〈Season2 スタート〉

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason2ー新たな出会い編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。

このエピソードからシーズン2が始まります!


ソフィアとジュリアは朦朧とした意識の中、彼女達の湯沢の部屋でいきなり消えてしまったのだった。


そしてその直後に、彼女達の生まれ故郷である”未来の湯沢”に戻ってきていたのであった。彼女達がミッションを背負って旅立ったのが2200年だったのだが、気がつくと1980年代からまた同じ場所に戻ってきたようだ。


ここは日本の首都である湯沢のガバメントビル1階にある研究施設内の一区画だ。室内は暗く誰もいない空間にマシーンだけが起動しておりコックピットが微かに光っている。


まずジュリアが気がついた。そしてガラスハッチを開けて周りを見渡してみると、隣にソフィアのカプセルもあった。出発したあの時と同じ光景が脳裏に蘇った。タイムトラベルユニットも同じままであった。


ジュリアがガラスハッチを叩いてソフィアを目覚めさせている。やっと気が付いたようだ。ソフィアもガラスハッチを開けた。


「ソフィア!大丈夫?」

「あれ、ここはどこなの?」とソフィアはまだ意識がはっきりしていない様子である。

「私達の元の世界に戻ってきたのよ! あの未来よ!見覚えあるでしょ!?」

少し間があり、「あっ そうね!思い出したわ。あのラボね!」

ふと気がつくと壁側にもう一台のタイムトラベルユニットがあり、それも起動してりるようなのでジュリアが近づいていった。


「あっ、ガリオン!!よかった!一緒に戻ってきたのね?」と言ってはしゃいでいる。そしてカプセルを開けてガリオンも起動させた。うずくまっていたのだが四つ脚ですくっと立ち上がりユニットから降りてきた。


ソフィアが「よかった!これでみんな揃ったわね!しかし、なんでこのタイミングで戻ったのかしら?」と疑問に思った。ふと、カプセルユニットのタイムディスプレイを見てみると年号が点滅しておりなんと2280年となっている。


「ジュリア!見て!私たち2280年に来ちゃったみたいよ。ということは私達がいた時代よりさらに未来ね!?なんでそんな未来に帰還しちゃったのかしら?」と科学者であるソフィアも説明がつかず混乱しているようだ。


いきなりラボの照明が眩しいぐらいに点灯した。

すると、ドアを開けて、研究者らしき格好の女性が1人入ってきた。

「おかえりなさいませ。ソフィア様、ジュリア様。ご無事にお戻りのようで何よりです。」と彼女がしゃべった。口調からしてフィーメイルアンドロイドのようである。

ソフィアが、「あなたはアンドロイドね?なぜ私達は呼び戻されたの?」


「ソフィア様、私は今このラボの責任者のリズと申します。あなた方が戻された理由は、過去でのミッションを達成できた場合、お二人が一緒のときにバイタルを検知して戻るような設定となっておりました。しかしながら、あなた方が旅立った時とは状況が変わってしまいまして、今は戦時下となっております。そのため、是非ともあなた方のお力をお借りしたく、代表がこの時代に帰還を変更したのです。」


ソフィアが、「なるほど。その代表って、もう300年も経っているから属さんではないのですよね?」

「そうです。先代の5代目のご子息が引き継いております。代表からあなた方をお連れするように言われて参りました。」

ソフィアが、「なるほど、わかったわ。じゃ早速移動しましょう!」と言ってツインズとガリオンはリズに付いて移動した。


高速エレベーターで地下に向かっている。

「リズ、ここは湯沢なのよね?あの高層のガバメントビルは無くなってしまったのかしら?」とソフィアが尋ねると、

「はい、戦時下で敵の攻撃を受けて高層ビル全てが崩壊してしまいました。そのため、我々は地下に行くしかなくなり、今は地下都市を造り生活しております。」

ジュリアがやっと口を開いた。「そうなんだ!じゃヨーロッパと同じね?その敵っていうのは一体誰なの?」

「私達の敵はメイル(男性の)アンドロイドです。彼らが反乱を起こし約10年ほど前から戦闘状態になっていました。」


地下30階構造のB10についた。ここは地下10階までがガバメント・コマーシャル・アグリカルチャーフロアになっており、その下はレジデンシャルエリアになっているようだ。そしてコマンドコントロールルームに通された。


代目属さっか代表が、「ソフィアさん、ジュリアさん、ガリオンもようこそ我々の時代にお越しいただきました。初代代表が生前はとてもお世話になりました。諸々と伺っております。まずは深く御礼申し上げます。いきなりのご到着で混乱されているかと思いますが、早速本題に入りたいと思います。我々人類はただ今メイルアンドロイドと交戦中です。10年ほど前になりますが、彼らは、突如反乱を起こし宇宙ステーションに居た人類とフィーメール(女性の)アンドロイド達を抹殺し、我々が構築したスペースコロニーを乗っ取ってしまいました。彼らはその宇宙ステーションと共に月面コロニーそして火星基地を掌握したのです。それは、いわゆる来るべきスペース・エイジへの足がかりとして、月資源の水を分解して得られる酸素と燃料、そしてそれを使用し火星から鉄などの鉱物資源を持ち帰り生成した生産基地となっていたのです。不覚にもそれを乗っ取られてしまったのです!


現在、我々の地球はいくつかのポリティカル・ブロックに分かれています。我々日本が含まれるオセアニアブロック、欧米のアメリカ・ヨーロッパブロック、かつての帝国があったユーラシアブロック、インドアラブブロックに分かれていますが、南米だけはギャングが群雄割拠しており手付かずの無政府状態となっています。そして各ブロックが協力して宇宙開発を進めておりましたので現在のスペースコロニーが実現できたのです。メイルの反乱によって我々は失うものも多かったのですが、通常の生活自体はまだ脅かされてはおりませんでした。だがしかし、5年ほど前から、月面コロニーの工場内で秘密裏に彼らは戦闘ロボットを生産していたのです。我々はそれに全く気がつきませんでした。そして昨年初めてクーデターが起こり、奴らはロボット軍団を宇宙ステーションから地球に送り込んで我々人類都市の破壊を始めたのです。宇宙資源をふんだんに使って生産された戦略ロボット軍団はもの凄く数が多く、我々も抵抗したのですが、次々と地上の都市が破壊されていきました。非常に残念ですが湯沢もその1つなのです。しかしながら幸い我々は地下にも都市空間を広げておりましたので、急ぎ建造して地下都市に逃げることができたのです。彼らは宇宙ステーションを戦略基地にしており、地球へ落下させたロボット軍団をそこから遠隔操作しているのです。司令官ロボットとして、メイルアンドロイドが操縦する人型ロボットもいるのですが、その他のもの凄い数のロボットは昆虫の形に似たバグロボットなのです。


我々はそれに対応すべく、高度に機能を発達させた人型ロボットの開発に成功しました。ただ、それには問題点があります。十分な機能を引き出すためには、あまりにも高度な能力を必要とするために、EH(エンハンスト)でないと操縦が不可能なのです。そこであなた方に再度人類を救って頂きたいというお願いがあります。現在ここにはEHが3名おります。あなた方を含めると5名となります。ロボットも5体開発されましたので、その中のリーダー機2機をお願いしたいのです。」と丁寧にそして物静かに説明した。彼は50代半ばぐらいの落ち着いた紳士で、なんとなく彼女らが知っている属氏にイメージが被った。


ジュリアが、「なるほど〜 やっぱりそういうことなのね! その新作ロボットとやらの機体は見られるのかしら?」とアンドロイドとなると私の管轄かと悟り話を進めることにした。


代表が「もちろんです。では、ご協力いただけるとの事で、お疲れのところ大変申し訳ないのですが、早速この作戦の総司令の者も紹介させて頂き格納庫にご案内致します。」と言って総司令を呼んだ。


今日から『光と陰』シーズン2のスタートです! 更にどんどんストーリーが展開していきますので、ブックマークがまだな方、ここいらでブックマークをお願い致しますね!!

また、只今6巻目を書いているところです。皆様の感想を反映していきたいと思っていますので、いいね!やコメントもお待ちしていまーす!!

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