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5:ソフィア・ジュリア登場!

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


このエピソードからはSeason4ー余燼よじんが燻る編ーのスタートです。

実はシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズンが終わった後に公表したいと思います。(文芸:ヒューマンドラマにて)

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。


エッセイもその他カテゴリーのエッセイにて投稿中です!

短編集もやっています!!

スピンオフ『JOE TEMPEST』も宜しくお願いいたします!!

彼としては、いきなり現れた美貌の強そうな2人のお姉様方にまずは圧倒されてしまったのと、物凄い科学技術があると瞬時に思い知らされたのであった。そして、この凄い3人のさらに上をいく”創造主”だということにも驚き、しかも一番上のリーダーが身軽に単身でこんなところまで来てしまうことにも驚いていたのであった。


イザベラが彼を見て、「あんた、確かにこのパラルワールド・リーパーとかいうものは凄いけど、これで腰抜かしてちゃ、私らの世界にきたらショックで死んじゃうかもよ!」と言いながら大笑いしていた。

ルイーズも、ダニエルの姿を見かねて彼の両方のほっぺたをひっぱったりして現実の世界に呼び戻そうとしていたほど面白かった。


ようやく、戻ってきたダニエルが、

「いやー 驚きましたよー!! 頭がフリーズしてしまいました・・・」

やっと気を取り直したようである。

「僕、絶対あなた方の世界に行ってみたいです!!」と言いながら、そのアサシン達の秘密結社の話をツインズにも説明していた。


それを聞いたジュリアが、「その話面白そうね! そのアサシンって人たちと会いたいわ!」と言うと、

シノが「やっぱり!!ジュリアさん!私も一緒に行きますよ!」とアピールした。

「何言ってるのシノ、私らみんなでいくんだよ!」

「皆さん!わかりました!皆さんをご案内しますよ! それより先に・・・

来たばかりのソフィアさん、ジュリアさん!」

「何??」

「お2人のその姿ですと目立ってしまいますので、他の3人と同じような修道女のガウンを用意しますね。先方に連絡を取りますから、せっかくいらしたのでまずはみんなで夕食でもしませんか??」とやっと普通のダニエルに戻っていた。


「わかったわ。私達も実験兼ねていきなり来たから今回は長居はできないの。けど食事ぐらいは大丈夫かな!?食べたら一旦帰るわよ。美味しいの宜しくね、ダニエル!!」とソフィアが事前に断りを入れた。


ダニエルを先頭にこの美女軍団の5人は夕暮れのホテルを出て、路地のレストランに入って行った。

「このレストランは安くてアットホームで美味しいんですよ!」とダニエルがメニューを見ながらお勧めを説明している。

「ここはベネチアなので、シーフードが人気で美味いんですよね。アンチョビソースのパスタ”ビゴリ”とかイカスミのリゾット”ネロ・ディ・セッピア”、そしてベネチア風レバー料理の”フェガート・アラ・ヴェネチアナ”もお勧めです。ここはイタリアだからワインをお勧めしますが皆さん白でいいですか?」と説明した。


ジュリアを除く4人はシーフードに流れたのだが・・・

「ごめんなさい。私シーフード苦手なの。そして肉の内臓系も・・・」

ダニエルは、「そうでしたか?では、ヴェネチア風タパスのチケッティって言うものあります。これワインと美味しいですよ!」

「じゃ、それをお願いします。」

と言うことで全員オーダーが済んだ。


この場はソフィアが仕切り

「じゃ、みんな、料理が来る前に軽く今後の打ち合わせをしておきましょう!」

「まず、そのアサシンにはいつどう会えるのかな? ダニエルくん?」

「はい、僕が叔父経由で伝えておきますので、ジュリアさんがテレパシーを使ってどう会えばいいのか?を聞いておきます。」


「わかったわ。じゃこちらはどうするかね?」

「人選としては、もちろんジュリアが主役ではあるんだけど・・・」

すると、ジュリアが、「確か、そのミュータントの親玉は人に乗り移ってマインドコントロールするのよね?」と聞くと、

「そうですね。そう言われています。彼の息子達はすでにそうなっていますね。遠隔操作も可能なんです。」

「じゃ全員は無理ね。マインドコントロールされるとまずいわけだから、私は防壁があるから大丈夫なんだけど、でも、もう1人欲しいわね。」

「シノ、あなたはどお?」

「もちろんです!やっぱり私みたいなアサシンタイプがいいと思いますよ。」

「わかったわ!じゃシノ宜しくね!でもその前にマインドコントロールされない防壁の作り方を指導してあげるわね。」


「じゃ、私達は?」とイザベラ、ルイーズが不満げに聞いた。

「ねえ、ダニエル、ここのドイツ帝国の軍備を見るにはどこに行けばいいのかな?」とジュリアが尋ねた。

「そうですね。では、独ソ戦の激戦地のクルスクに視察に行くのが手っ取り早くていいでしょう。」

「あなたはイザベラとルイーズをその視察に連れて行くことはできるの?」

「激戦地なので、その付近であれば可能かと・・・」

「わかったわ。じゃイザベラ、ルイーズは両国の軍事装備を見てきて、私達が改善した方がいいものを考えてきてほしいわ。戦闘だったら萌えるでしょ?」


「視察でいいのね? で、装備をリサーチして改善するものを考えると?」

「そうよ!簡単でしょ?」

「まあね、ジュリア、わかったわ!それ私達に任せて!」と今度は満足げに勇足だっていた。

2人で「なんか、やっと楽しくなってきたわね!」と言っているようだ。さすがアマゾネス!戦場の方が燃えるのである。


と言う打ち合わせを済ませると、ちょうど料理が運ばれてきた。

「じゃ、皆さん!かんぱーい!:とソフィアが乾杯のお音頭をとった。

「かんぱーい!!!」

「しかし、ダニエル、あなた、若いのに結構やるわね!?」とソフィアにも言われて顔を赤くしているようだ。

シノが、「そうなんですよ。私達がジュネーブ空港に降りた時に、ドイツ軍に見つかって、彼が拳銃で2名倒してくれたんですよ。」とフォローした。


「僕は、男ばかりの中で育ったんで、綺麗なお姉さんが好きなんです。だから守ろうと必死になりました。」と、また顔を赤らめながらボソッと言った。

「そう言うことね。じゃ、これからもイザベラ、ルイーズを宜しく頼むわね!でも、絶対に自分が犠牲にならないようにしてね。その子達もそこそこ強いんだから。」と言ってニコッと笑った。


それを聞いた、イザベラ、ルイーズは、「ちょっと、ソフィア!そこそこ強いってどう言うことよ??」と不満げな顔である。

「すごく強いって言うと、せっかく彼が守ろうとする本能がなくなっちゃうでしょ?」とニコッと弁解し、「まあ、あなた達にとっても弟みたいなもんだろうから、3人で仲良くやってきてね! 結果を期待しているわよ!」と煙に巻いたのだった。


ジュリアは彼女らの話を聞きながらも黙々とタパスをワインと一緒に食べていた。

「ここのタパス、美味しいわね!」

「気に入ってもらえましたか?」とダニエルが嬉しそうに答えた。

「しかし、ジュリアさん、双子だけあって、ソフィアさんとそっくりですね!」と言いながら微笑んでいる。


ソフィアが、「あーら、ダニエルくん、私とジュリアどっちが綺麗だと思う?」とまたまた意地悪くしかもお遊びで聞いてきた。

「えっ、どっち? ですか・・・」とまたもや緊張した面持ちに変わり、

「いやー 僕はどちらもすごく綺麗だと思います。いや、イザベラ、ルイーズさん、そしてシノさん、全員そう思います。あなた方の国には美女しかいないのでしょうか??」と真面目に答えていた。


するとイザベラが、「まあ、そうよね!その中でも私らが特別だけど!」ウインクしながら言った。

「僕は、この仕事が終わったら、ぜひあなた方の国に行ってみたいのですが行けますか?」

「ソフィアに聞いてみなよ!」

「ソフィアさん、どうでしょうか?」

「いいわよ、イザベラ、ルイーズ達と一緒に戻ってくれば!」と答えてあげた。


「有難うございます!! 今まであまり楽しみもなく辛い思いで生きてきましたが、これでなんか人生に張り合いができました、僕、がんばりますよ!!」

と彼なりに盛り上がっていた。彼は酔っ払ったハイテンションな状態で、初めてこんな綺麗な女性達に囲まれて過ごしたハーレムのような時間が幸せで夢心地の心境であったのだ。


そんなこんなで若い男の子を揶揄いながらの楽しい夕食も終わり、部屋に戻ると、

「じゃ、みんな、そろそろ私ら戻るわ!」

「私だけまた戻ってくるから、ダニエル、そのアサシンに繋いでおいてくれる?そして、その後に2人をドイツに連れて行ってあげてね!」

と言いながら、ソフィアとジュリアは腕のデバイスに触れて消えて行ったのであった。


エッセイも更新しています!!

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