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13:3つの遠征始まる

この物語は双子姉妹(Blanc Twins)の冒険談を『夢とは?』いうテーマで描いたパラレルワールドでの物語です。彼女達にぼんやりと見える『夢』を無意識に追いかけて行くとそこに『幸せ』が見つかるのか?を綴っていきたいと思います。


実はこのシーズン1の前にプロローグ的な『成り行き』の詳しいお話があるのですが・・・それはこのシーズン1が終わった後に公表したいと思います。

そしてこの双子は稀に見るとびっきりの美人姉妹なのです!まるで光と陰。ロボットや兵器類も言葉では7割しか描けませんがカッコいいはずです。荒廃したパラレルワールドでの彼女たちの活躍とクールな兵器類をイメージしながら、世界地図を片手に読んでいただけると楽しめると思います。これって現実なの?それともSF?と言う狭間で大人も楽しめるギリギリのラインでどんどん進めていこうと思います。

翌日ついに各方面への遠征がスタートした。

スーパーソニックジェットにまずは、イメルダとジュリアのホバージェットが格納された。

そしてアンドレイ達のラリー仕様でカーキカラーのクロスカントリーバイクも2台格納された。2台とも前後左右にカーゴがフル装備されている。


6人全員が日本製バトルアーマーを着用し、武器類及びもろもろフル装備で搭乗した。

サーシャが、「このメイド・イン・ジャパンのバトルアーマーってとてもカッコいいですわね。女性用はセクシー感もあるし、気に入りましたわ!」と嬉しそうに言った。


男性用はさらにゴッツく強そうに、女性用は強さと同時にボディに沿って綺麗な流線型を描いていた。

その中でもやはり着慣れているせいなのか?ジュリアの美しさが一際目立っていた。

ジュリアとソフィアはほとんど同じ体型であるのに不思議である。

ソフィアが似合っていないわけではなく、彼女のルックスもとても綺麗に仕上がっているのだ。違いといえば、現象面的には姿勢に見えるのだが、多分百戦錬磨のジュリアの自信が特殊なオーラを放っているからなのであろう。


機長のアキラが、「皆さん、揃いましたね!これから3つの目的地に向けて出発します。

まずは、一番緊張する目的地のアルタイ山脈手前に着陸します。

日本海からユーラシア大陸に潜入していきます。スタノヴォイ山脈からヤブロブイ山脈へ抜けて、モンゴルの上に位置するハンガイ山脈とヤサン山脈の下側を通りアルタイ山脈に至るルートです!」とルートマップを指しながら説明している。


「帝国領内を侵犯しますので、もしかしたら迎撃ミサイルが飛んでくるかもしれませんが、この機に装備されている対空レーザーキャノンで迎撃するつもりです。ただ、このミッションは隠密なため、それが起こらないことを願っています。そもそもステルスモードで低空を飛行しますので、まあ、大丈夫ではないかと思いますが。それとこの航行は本番の予行訓練と考えていますので、皆さんもそのつもりでいてください。」


「そして、次はカナダエリアのエドモントン空軍基地に着陸し、イメルダのホバージェットを下ろします。これは仲間の領空なので問題ないかと思います。 


そして、最終目的地は、アリューシャン列島先の北大西洋に着水し、ジュリアのホバージェットを降ろします。


それで今回のミッションは終了となります。

では、2階のパッセンジャーシートに座ってシートベルトを閉めてください。」

と大きな声で説明した。


スーパーソニックジェットはあっという間に上空に飛び立ち、日本海上空を飛行していた。

すでにステルス飛行に入っている。

樺太を超えてから、スタノボイ山脈から中国領空に侵入し、モンゴル領を通過し東ヤサン山脈と西ヤサン山脈を抜けてロシア領のアルタイ山脈へと侵入するルートをとった。

そしてスタノボイ山脈からは低空飛行に切り替え、山脈の尾根の合間を飛行していった。


気温が上昇して温暖化になったとはいえ、やはり山脈の尾根は綺麗に雪を被っていた。

通常は見ることができない地球を俯瞰しているように思える幻想的な風景の中を低空飛行で蛇行しながら進んでいるため、メンバー達は2階のパノラマウインドウからそれを180度のパースペクティブで堪能していた。


ソフィアが、「すっごく綺麗ねー!こんな風景初めて見るわ!」

イメルダが、「ここには人間様はいないんだろうねー 神々の世界のような雰囲気よね。」


山脈を抜けたら、モンゴルの荒涼とした高原が見えてきた。

「この高原もすごいわねー モンゴル人はここにゲルを建てて住んでいるんだからすごいわよねー」とイメルダが感激している。


雪を被った山脈から、いきなりグリーンの草原が広がり、その遠方のバックにはさらに高い峰々が聳えている。まさに仙人が住む世界だ。


サーシャも、「なんだか、ここも私の故郷の一部なんですが、初めて見る絶景で感激しますわ! こんな素晴らしい自然があったなんて知りませんでした。」

アンドレイは、「でも、僕たちは、こんな山脈をバイクで超えていかなきゃならないんだぜ!僕は慣れているからいいけど、サーシャは大丈夫かな?」とからかった。

「あら、お兄様、私のバイク乗りのテクニック知らないのですか?きっと惚れ惚れしてしまいますわよ!」と口を尖らせながら言っている。

「でも、2人でこんな素晴らしい自然の中を冒険すると思えば楽しくなるね!折りたたみのクロスボウも持ってきたからハンティングも楽しみだよ。美味しい肉料理を作ってあげるからね。」と嬉しそうに言った。


そう、この世界では食肉が絶えず不足しているため、通常はマーケットに出回らないのだ。だから肉類といえばアンダーグラウンドの訳あり品か自然界で狩猟したものだけになる。つまりこの世界ではベジミート以外を食べたい場合は、ガルシアのようにフィッシングを趣味にするか?アンドレイのようにハンティングを趣味にするしかないのである。


そうこう言っているうちに無事敵の索敵レーダーにも引っかからずに目的地近くまで来ていた。

そして機はアルタイ山脈の手前の緑の高原に着陸した。


3つの遠征をこれから時系列的に話していきますね!風景をイメージしながらお読み下さい!

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